組紐工房:教室

 

 

 

1時限目・組紐の定義 ―組紐って何だろう?―

 

まず、組紐って何だろう?と思いませんか?

撚り紐と何の違いがあるんでしょう?

そこで組紐という言葉がどういったものを指すのかについて、まずはっきり区別をつけてしまいたいと思います。

組紐とは・・・組み台の使用・不使用に関わらず、数本の糸を撚った物を三本以上使用し、組みあげたもの。素材はたいていにおいて絹、木綿や麻などであるが材質は問わない。

撚った紐や編んだ紐は組紐としない。

撚った紐というのは2本でネジネジしたやつで、編み紐って言うのは鈎針でやる鎖編みとかそういった類いのものです。

分かり難い「編」と「組」のはっきりとした違いは、紐となった状態の時に繊維(糸)が縦方向に向いている状態であるという事です、編み紐はにも繊維が絡んでいるので「組」ではありません。

ちょっくら難しいですが、組紐って言うのは上記のアンダーラインを引いたようなもののことを言うわけです。

ちなみに、女の子の髪型のおさげこと「三つ編み」も縦方向に組まれているものなので「三つ組み」という名称の方が本当は正しかったりします。

女の子のおさげを見かけたら「三つ組み」って呼んでみて下さい(任意ですが)

 

2時限目・組紐の歴史 ―ルーツを探る―

 

小難しい事ばっかり言ってるのでついてきてくださるお方がいるのか…一人で講義してるかなり自己満足行為なので、まぁ…いいか。

ただ、いつの日にか組紐について調べたい(研究したい)人がここを見つけて、研究ないし調べモノの糸口となって小躍りしてくれたら嬉しいな

その時は参考文献にうちのサイトのアドレス書いてね!(任意ですが)

で、組紐の歴史をまたずらずら書きますので、目薬とか用意してください、長いですよ飛鳥奈良時代から始まるので、それはもう長いです。

組紐は、元々何処の国で始められたか?といったことは学生の分際の私は外国に旅に出る旅費もないし本に書いてあることも限りがあり、かき集められる本の量も限りがあり、現職の組紐職人の方だってそんな昔に生きておりませんからはっきりとは確かめられませんでした。

そもそも「紐」と呼ばれるものは昔から人間にとってしばったり結んだりするのに必要なものであったので、発展したか衰退したかの色々に関わらず、どの国でも「紐」は発生しており「組紐」と言うものも早い遅いはあるにしろ人間のいる所に組紐あり…といった感じだったのではないか?と、私これ打ちながら今思いました…卒論に書いてるときに思いつけよ、馬鹿(泣)

ちなみに、中国・朝鮮・インカ・ペルーなどでは組紐の古いものが見られるそうです、見に行ったわけじゃない&確かめていないのですが現職の職人さんがそう言うんだから間違いないです。

で、まぁ全体の発生はいつなのか何処なのか謎な訳ですが、わが国の組紐の起こりは、飛鳥時代から奈良時代にかけて中国や朝鮮などから、四つ組、八つ組、角八つ組、奈良組など基本の組みが伝わったのが始まりであると言われているそうです。

そのことは新羅組や高麗組、唐組などの名前からもうかがい知ることが出来ると思います。

名前がルーツを表しているわけですね、名字で出身地が分かることもあるのと一緒かな。

しかし、組紐というものが日本で見られるようになったのはそれよりも古い時代で、中国や韓国などの大陸の方からもたらされた鏡や印についた紐などが、わが国で最初に見られるようになった組紐ではないかと考えられているらしいのです。

もしかしたら、鏡についた紐が簡単な組で出来たものなら少し試行錯誤すれば同じようなものを作り出していたということも考えられるのではないでしょうか?

三つ組みなら道具を利用することが無いから簡単に真似が出来ると考えられませんか?

原 光子著『伝統の組ひも』という本の中には「(中略)「銅鏡百枚」も一緒に来たことが「魏志倭人伝」に載っています。この銅鏡にひもがついていたことは確かなようです。ところが驚くことに、これらが渡来して間もないころのものと思われる古墳から、鏡の模造品「仿製鏡」が発掘されている。物真似はお家芸といっても。おそるべき素早さです。この鏡の背を飾った組みひもも、おそらく模造品であったに違いありません。」という記述が見られました。

そういったことからも、組紐はこの頃から作られ始めてきたのではないかな?と私は卒論に書きましたが、皆さんはどう思われるでしょうか?

って、いつ伝わったかでこんなに費やしてどうすんだろう…。

どうしよう、細かい時代による組紐の用途とかの説明って必要ないかな??…書いても読みたくないかしら?

何か長くなるので今回はルーツだけでやめときます。

ご要望があれば、時代ごとに組紐の流れを追っていくことにします。

 

 

組紐工房入り口へ戻る