*Poem*



          「no title」              「no title」
          私が涙を流している理由は        君と私を結ぶ最後の糸が切れた
          魚が死んだからじゃない         暗闇の中で二人を結ぶその糸は
          鳥が実を食べたからでも         最後まで白く光っていた
          そんなことではもう泣きません      もうそれはなくなってしまって
          ただ、線路がなぜかずっと        そして空気になった
          私の前に走っているから         暗闇は本当に闇となって
                              私は君を見失うであろう

          「no title」            「no title」
          目の前には               心にもらった
          赤や黄色の紅葉が広がり         あなたの思いに
          目を閉じては何度も確かめて       私は答えることができなくて
          確信したところで目を覚ます       あいにく今日は雨だから
          今までのことは全部夢で         あなたのつけた足跡達は
          木漏れ日なんてどこにも無くて      跡形もなく
          紅葉なんて夢のまた夢で           消えてしまうでしょう
          ここにあるのは大きなビルと       それでも
          紅葉だと思っていたのは         あなたが来てくれるなら
          道行く人々               私もあなたの庭に
          今は灰色になっているだけ        入ってもいいの?