「no title」 「no title」
声に出してみたくなるほどの広い青空を 小さな願い事紙に書いて燃やした
涙が止まらないほど狭いこの部屋に ばかばかしくなったわけじゃない
いくつの傷をつけただろう 見つけられたくなかったから
光の当たる余裕の無いほどの闇に くしゃくしゃに丸められるくらいなら
何故花を植え続けたのだろう 神様に届くように燃やしたかったの
小さなものほど大きく見せる
私の水晶は何度壊しても
破片が私を苦しめる 「no title」
悲しみの赤い鳩が月夜に浮かぶ
「no title」 あれは私が殺した月の花
何度あの高い崖から・・・ 鳩の涙は癒すことなく
その後は鳥になって蝶になればいい 晩餐の杯の赤い汁
私は何度あの高い崖から 杯から生まれた赤い鳩は
鳥になって蝶になった人々をみていたのだろう 次の満月に花となる
「no title」 「no title」
太陽の光私には強すぎるから 黒く固い土に私は埋められ
外には出られない 光閉ざされ眠りにつく
外では花が咲き乱れ 次に開かれる時まで眠り続け
魚が泳ぐ綺麗な川が流れ そうしてまた私は逃げ続けている
鳥たちがさえずるのが分っていても だから花開くことのないつぼみを
人々が楽しそうに笑っているのが分っていても 無理やり開いてしまっても
つぼみに戻る私なんか
「no title」
今日月は無くって頼るものが無くなった
明日がもし曇りならどうしようもない 「no title」
明日が雨だったらまだ救われると思う 遠くのほうで私を呼ぶ声がしてる
誰が何のために
「no title」 私なんか探しているの?
夢にして今の出来事全て夢にして でも私を連れて行って
この花瓶を割ったのは私じゃないの こんな所出たいから
この花を切ったのも 周りにあるのはコンクリートだけ
水槽の水を抜いたのも 窓もドアも何も無いこの場所に
だけど夢にして あるのは
そしたらいつの間にか忘れられるでしょ? こんな醜い私を映した鏡だけ