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東洋医学は本人の自然治癒力を発揮させて健康を回復させる治療法です。自然治癒力が働かなくなる原因を東洋医学では「構造(姿勢)」「食物(環境)」「精神」の3つに分類しています。
それぞれ人間が動物と異なっているところは、

「図解 十四経発揮」
本間祥白著 医道の日本社 |
〔構造〕人間は二本足で立っている。
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〔食物〕通常、動物は食物が決まっているが人間は嗜好で食物を選ぶなどして偏りが生じる。
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| 〔精神〕人間は様々なストレスにより身体に大きな影響をうける。 |
食物の偏りを補ってきたのは漢方薬・薬膳料理で、精神を支えてきたのは東洋思想・哲学です。
そして、二本足で立っていることによって生じた構造の歪みを矯正してきたのが東洋医学では鍼灸・按摩等なのです。
現代の西洋医学では四足の動物で実験・証明する手続きが必要なこともあり、二足歩行によって生じる問題や状況を含めた全身の構造バランスを考えるのではなく、体を部分に分けて治療を行います。
これに対し、東洋医学の鍼灸・按摩などは二足歩行という人間独特の構造を考慮し、全身のバランスを調整することで健康を回復させていきます。
鍼灸など東洋医学の効果は実績として認めながらもその治効理論についてはあまり語られることがありませんが、実は「構造」にアプローチする伝統的かつ洗練されたボディ・ワークであると考えられます。
構造に注目したボディ・ワークであるオステオパシーやロルフィングでは筋肉や筋膜に働きかけて本来あるべき構造へと改善していきますが、鍼灸もまた筋膜に働きかけ構造を治す治療法で、その治癒のメカニズムには共通する部分があると言えます。
東洋医学の重要なツボは腱に集中していますが、筋膜が束状になり骨へと連結していく部分が腱であり、鍼はそのツボをピンポイントで狙うことができる優れた手法なのです。
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−経絡と筋膜−
「筋膜は非常に重要である・・・というのも、体内で最も多い細胞組織である筋膜は、気が経絡を伝わる際の媒体であると考えられているからだ。体内の生物電気的エネルギー流への抵抗がもっとも少ないのは筋膜の鞘どうしの間であり、その通路は古来から鍼術で経絡と呼ばれているものに一致する、ということが研究によってあきらかにされた。」
−マンタク&マニーワン・チア
(ジョセフ・ヘラー&ウィリアム・A・ヘンキン著「ボディ・ワイズ−からだの叡智をとりもどす」より)
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−エネルギー志向/ヨガ/経絡における類似点−
「・・・アプレジャーの『エネルギー志向』における感覚とマニュピレーションと、ヨガの他動的治療と自己調整力の理論と実践における「身体の電気」についての感覚とマニュピレーションの間には多くの類似点があることに気がついた。
・・・古典的なヨガの理論によると、人体の神経学的ネットワークは、未だ測定機器では計測しえない超自然的なものであるが、物質のフィラメント的存在である「ナジス(nadis)」のより原始的なネットワークの相関関係又は反射であるとしている。これらのフィラメントは「密なるプラナ」(dense prana)から成りたっていると言われており、肉体の構造を通してより微妙なプラナの形態を伝える。鍼灸の通路(経脈)はこの非神経学的構造の重要な部分であると言われている。」
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−エルマー・グリーン(メニンガー財団)
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※ジョン.E.アプレジャー
アメリカの外科医でオステオパシー医。頭蓋仙骨療法の創始者 |
(ジョン.E.アプレジャー/ジョン.D.ブレデヴォーグ著「頭蓋仙骨治療」より)
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