〔第6回〕 事前面接を「事前」に拒否する2

前回は派遣労働における事前面接の不当性について説明しました。
今回は具体的にキーワードをあげて事前面接を阻止する方法をお話したいと思います。
Keyword@「現時点で募集はされているのですか?」
 募集があるから紹介しているはずなのですが、これは面接後になって「現状の人員でやられていくそうです」とか「募集は正式なものではなかったようです」「本部決済がなかったようです」という言い訳をさせないための言葉です。またこの言葉で派遣会社同士の競合があることを白状するコーディネータもいます。
KeywordA「わたしは面接しなくてもいいですよ」
 たとえあなたが面接したくてもこの言葉は言いましょう。「なら面接はなしで、すぐお仕事についてください」という返答をすることはまずありません。コーディネータは面接をさせたがりますから「面接していただかないとご紹介できません」とか「採用に際し、あなたがどのような人物なのか先方が確認したいとのことなので」と言ってきます。自ら望んで面接をしたわけではないことを主張しておくと、不調になったときに問い詰めるのに有利です。
KeywordB「契約はいつできますか」
 本来なら面接の前に派遣契約が整わなければなりませんが、面接が行われる場合は面接の内容で採否が決まりますから、面接前に契約を取り交わすことは出来っこありません。契約の時期が面接の後であるということを言わすことが出来れば、不調になったときに有利です。「就業はもう決定なんですよね?」とか「不採用になることもあるんですか?」と確認するのも有効です。 もし面接後に不調になったらどうしましょうか。
 わたしたち名古屋ふれあいユニオンのような個人加入の労働組合に加入し、補償を求める交渉をするのも一つの手段です。交渉をしたくない場合は、事前面接の事実を材料にコーディネータ等に責任を取らせましょう。
たとえば「事前面接までさせたんだから、私をほったらかしていいわけはないですよ。すぐに次の仕事を紹介してください」と強く迫りましょう。大手の派遣会社ならかなり有効な言葉です。もし面接を受けた仕事より次に紹介された仕事の給料が少ないようでしたら、「事前面接を受けたんですから、賃金水準は前と同じでなくてはダメです」といってコーディネータをいじめましょう。これらの例は、大手の派遣会社であるほど有効です。中小の会社ではろくに派遣法を知らない人間が仕切っていますから、ややこしくなることがあります。あまり不誠実な対応をするようならその派遣会社はやめましょう。
      2002. 11. 04 ( 文 : 高等遊民 )

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