◎そしてコトバのグルグルまき◎

270 聴覚に訴える音

先週なかばから
なんとも濃密すぎて
時間の感覚がおかしくなっている

「しゃべりすぎた翌朝 落ち込むことの方が多い」的状況に
なりそうな嫌な予感もするが
浮かれていても落ちていても
時は同じく過ぎてくれるのだから
あまり
気にしないでおくことに注力しよう


RAKUENOH+ 公演
「鳥の白の湖の果て、
あるいは世界が終わる時に最初に消えた白鳥の湖と鳥の話、
その一部‐台詞劇 白鳥の湖・改訂版‐」
「6よりも先」
1時間の芝居の2本立て

9月に共演した
あべあゆみ

出演していた

多分
好みが別れるであろう作品、世界観

あたくしは
好みだ

台本にしても
演出にしても
役者にしても
惜しい部分や
違うと感ずる部分もあった

けれど
終演後の
満たされたココロの飽和状態は
総括して
良かった
と言わしめる

舞台でしか出来ない表現

美しい台詞
動きの少ない舞台
役者の声が武器にも凶器にもなる

声のいい役者がしゃべれば
耳を傾けるし
その表情に眼がいく

声のよくない役者がしゃべれば
不快を感じ
なぜもっと工夫出来なかったかと思う

自分の本当の声は
自分の本当の顔と同様
自分で客観視出来ない

音源や鏡でしか知ることの出来ない自分

役者は
そんな自分をもさらけだすのが仕事だ

見える部分も見えない部分も
きちんと磨いたモノだけが生き残る

あべあゆみは
磨かれて
舞台上でとても美しかった

2007/12/16 22:24

269 ニンゲンとして生まれてよかったかもと
   初めて感じたかもしれない日


三日月が出てた
12月14日
東高円寺

サイケな未確認飛行物体の中には
びっくりするくらい
素敵な宝物が入ってた

タマシーズ
カルガモネンド
キノコホテル
and more

時間を共有するって
こんなことなのじゃないかな

見つめあうのではなく
同じ方向を見る、感じる

だいぶまえから知ってたけど
忘れてたことに気付いた

いろんな感情が渦巻いてる
地球
という星
宇宙の一部
ひとりひとりの感情の渦巻きをあわせたら
きっとこんなちいちゃい星は彗星になって
永久に飛んでくと思う
でもね
地球は
受け止める
という力を持って
あたくしたちを重力を以て引きつける



そうだ
やっぱり
悪くない

2007/12/15 19:41

268 エドヴァルド・ムンク

グルグル◎227
今年の1月3日に
「ダリ回顧展」へ行ったことを書いている

そして
今日
12月13日
再び上野の森へ

奇しくも
昨日12日がムンクの誕生日
144年前の昨日
彼は生まれた

平日とはいえ
確かに集客力は凄い
ただ
ダリ展での惨劇に比べてしまえば
問題になるようなことは何もない



今回の展示会のコンセプトが
斬新すぎて
期待はずれな点がなかったと言えば嘘だが

2時間半に渡る作品との対話

108点の作品一点一点と向きあい

スタート地点に戻ってもう一度

語りかけてくる作品数点と会話する

音楽が聞こえてくる作品がある
科白が聞こえてくる作品がある
じっと眼をそらさないでいると
その両方が聞こえてくる
ストーリーが生まれる
動き出す

長い映画を1本見終わった後のような
ボロボロと泣いたのに
何かが腑に落ちて
ココロが開かれたような状態で
帰路につく


そしてレッズの魂を見て
ようやく涙腺の緊張がほぐされることを
許される

2007/12/13 22:54

267 美

我が
絶大なる信頼を置いている
美容師氏は
バンドをやっています
きっと恐ろしく忙しいのに
よく両立していると思う

ご本人も
絶対バンドは辞めないとおっしゃり
その思いが通じたのだと思う、
今年は
美容師さんじゃなくても凄い舞台
国際フォーラムで
ヘアショー+ライブをやってのけたらしい
ほんの数十分でも
エラいことだ

今日は
その美容師氏の
今年最後のライブへ

今日で2度目の拝見拝聴
前回よりは客観的に観る

さすがに
魅せ方が美しい
色々バンド内やら
ご自分の中やら
葛藤はもちろんあろうが
「美」に関わるお仕事をされている方
壊し方が
なんとも美しい
そして手先のプロだからか
その指先の表情たるもの
学ぶことばかり

才能ある人
バンドだけでなく
舞踏や
芝居なんてやらせた日には
その表現力に
あっという間に負けてしまうかもしれない

ライブ後
毎日の仕事と
生活と
ライブのはねた後の疲労の眼を隠さず
駅まで一緒に帰る

また
来年の秋には
あたくしの本番前に
いろいろお世話になるだろう
ムリもお願いするだろう
だから
ほんとうに
あたくしの為にカラダに気をつけて欲しい




明日
あたくしは
バイトをやすんで
ムンク展へ

「美」とは何か
追求しよう
我が美容師氏とのコラボが続く限り




今日は帰りの小雨も
雪みたいに心地よく

2007/12/13 2:31

266 プロの仕業

冬の国立競技場に行ったのは
1月1日天皇杯
横浜フリューゲルスが優勝して消滅した日
あの日以来

その後も
季節を問わなければ
もう数度行っている筈だが
あのドラマチックな試合が
あの寒さとともに
強烈な印象として
カラダに残っているので
時間軸があやふやだ

トヨタカップ
エトワールサヘル(チュニジア)vs パチューカ(メキシコ)

縁あって
チケット1枚手に入る

数年ぶりのサッカー観戦

日向は暖かくても
競技場内は風が廻っている
空にはカラスが
風乗りをして遊んでいる
八咫烏だったかもしれない


感覚が無くなる程寒くても
そこにいる価値のある試合

どちらのチームの応援をしている訳でもない試合は
本当の意味でサッカーを楽しめる
その分両方の攻守を見るので
感覚が研ぎすまされる

明けて今日
浦和レッズ(日本)vs セパハン(イラン)

テレビの前で
昨日とは打って変わって
観戦というより
祈り

そして価値のある結果

ここで
何度も書いているが
悔しい位にサッカーにココロ動かされる

自分の芝居に人を呼ぶのが嫌になる程

それは
選手の毎日の努力や
苦労や
葛藤や
不安や
琢磨や
競争や

自分との闘いに勝った姿を見せつけられるから

それなくしては
観客のココロを動かせる筈はないと知っているから

そしてその闘いやら全ては
一生終わらないということも

2007/12/11 0:42

265 1人で在ること
   2人で居ること
   みんなといるということ

12月
なんてパーティにふさわしい月
浮かれていればいい
寒いほうがいい
傷つけあわない程度に寄り添って
暖めあって
ヤマアラシのジレンマ

Theナロウバンド2企画
「人体くんは恋をする」
そんな名前のパーティに行ってきた

そこには
本当に
かわいい
女の子達
男の子達
恋しくも愛しい人たちと一緒に

こんなに
複雑に創られたニンゲンのカラダ
ココロも複雑になるのは当たり前
複雑じゃないニンゲンなんてあり得ない
みんな
みんな
それぞれが
大変な人生という旅の途中
それはそれは疲弊している
だから
集まって
酔っぱらって
笑って
そんな数時間くらい許されていい

終電で帰って
独り
クリスマスプレゼントを開ける
2人で居たくなる
醜くもわがままな自分を知る

1人で在れなければ
2人で居ることなど出来ない
1人で存在出来ているから
みんなといられる

最小単位
あたくしという
一個体

2007/12/8 22:54

264 裸の王様のお通りだ
   ココロはいつも寒々 コロモは派手に

知っていたけど
やっぱり
あたくしは
ものすごく
幸せなニンゲンのよう

より
敏感に
「幸せ」
という
感覚

わかるから

生き残ったからには
生き残らされたからには
まだ
やるべきことが
できることが
残っていて
それを
やらない限り
死なせては貰えない









今日は
8チャンの
夕方のニュース番組で
ODのことを
特集していた

そんな綺麗ごとなど無い
とても危険な伝え方だ
と思った

もっと
千差万別

生々しく

ODする側も
それをそばで見る側も
葛藤があります

特集では
そこは全く伝わらず
良い子は真似をしないようにって
プロットで出ても
安藤さんが言っても
まるで説得力無し

真似をしないように
なぜならば…


具体例を
挙げられないくらいなら
特集するには早い

制作側は気付かなかったんだろうか

2007/12/6 22:37

263 DESIGN FOR LIFE

ここ
グルグルまきで
意外といろんな方の
実名を書いていることに
今更気付く

それでご迷惑かかっていたら
メールください
即行で
訂正も修正もできますから

この数日
気候が素晴らしくあたくしにマッチ
自転車の風にふかれながらニヤニヤ
ちょっと躁ぎみ

あと数日で
新しい年になるものキモチがよろしく
そんな歳末加減も効いているらしい


ただ

残念なこと
キャスターのパッケージデザインが
刷新されること
いまの
煙草の先のほのおのような
キャスターのCをかたどったような
アレに替わったときは
レトロフューチャー!
なんて凄いと思ったモノです
その矢先
全ての煙草の下3分の1に
小言が書かれるようになって
デザイン迫害
ひどく傷ついたのだけれど
そんな愛したあのデザインも終わり

おしゃれ雑貨屋として
すっかり名を知られたフランフランとか
デザインが人のココロや生活を豊かにするのは
売り手も買い手もよくよくわかった筈
時代はうつろうものだけれど
お気に入りがひとつ減るのは残念至極

2007/12/4 21:35

262 happy lucky man

八幡山まで
自転車通勤
するようになって
半年が過ぎ

甲州街道も
緑から
金色に
そして間もなく
グレーなアスファルトの道になる

毎朝
甲州街道のガタボコ歩道を
自転車で行くのだけれど

自転車若葉マークのあたくしは
あこがれの人に
15分の1くらいの確率で会う

そのあこがれの人は
同じく甲州街道を新宿方面に自転車で行く
彼の自転車は古ボロ
そして
どんなに天気でも
サドルのうしろから
ビニール傘のアタマがピョコンと出ている
カーリーヘアをひとつに結び
ちょこんと帽子をかぶっている背中は
とってもホソッこくて
ペダルをこぐ脚もスリムな古ボロジーンズで

でも
彼の運転は
後ろから見ているだけでとっても陽気

時に片手はリズムを取り
時に垣根を撫でていたり
時に両手で手拍子したり

信号待ちの人ごみを
立ちこぎで少し右側に傾げながら
スルスルと抜けていく

その運転があまりに陽気すぎて
躁なのか
それともジャグラーなのかと
想像を巡らせたこともあるけれど

たまたま甲州街道で
彼の背中を見つけて
ただその後ろをついていって
陽気な背中を眺めながら距離を移動するのは
朝にしてはとても幸せで
それだけでいいじゃないかと

陽気な背中に会った日は
happy
lucky
day

今朝
冬服になってから初めて
この
happy lucky man
に遭遇

マフラーと手袋は増えたけど
かわらず陽気に
枯葉のじゅうたんの上を走る

2007/12/3 22:09

261 好きを好きと言ったらダメですか

今週の課題は
久しぶりの演劇

カブ・牛乳や
『ツノのねを』
@てあとるらぽう

今日が千秋楽だったので
もう
なにを書いても
よろしいでしょう

つまらなければ
寝てしまえばいい
ヘタすぎれば
眼をそむければいい

でも
それは出来なかった

でも
演劇と言う
その場まで足を運んで
その時間を買う
というシステム
からすると
この
移動距離と
消費した時間は
あたくしというモノに
なにも与えてはくれなかった

思えば
最近は
山の手事情社なり
万有引力なり
舞台表現を意識した芝居を観続けており
ストレートな芝居は久しぶり

9月に観た
保倉大朔さんの「松ぼっくり」
10x50KINGDOMの「メトロポリスプロジェクト」
以来

ストレートな芝居は嫌いではないのです
自分もやっていたし
これからもやりたいし

ただ
テレビ
という文化

テレビ文化と劇場文化との相容れなさ

それを
意識しないでは
もう
演劇は創れないのではないかと

今日の芝居は
金曜の夜
報道ステーションが終わった後にやっている
あの時間帯のドラマを彷彿とさせる以外
なんの感想もなく

あの時間帯のドラマは
テレビドラマが小劇場芝居に近づいた演出
原作もマンガが多く
その劇画的演出
それが面白くて
普段
テレビドラマは全く見ないのだけれど
時間帯のよさもあって
見てしまうことが多い

そして意外に楽しんでしまうことが多い

だから
あの手法は
もうテレビ的なものなのであり
それをまた
劇場で見たところで
何も得る物はない

脚本も
演じ手も
ダメではない
ダメではないところがまた苦しい
ダメであれば
ダメだという感想を持てばいい
ダメではないけれど

劇場でしか観られないモノを観たい

それは
映像では再現しきれない
人間の感情の動きや

何かが過剰すぎて
公共放送には乗せられない何かや

そこまでやるかと思わせる舞台美術や

逆に
客を甘やかせない
客の想像力を試される素舞台や

あたくしは
評論家ではないので
今日の舞台を
観客として
楽しめたかたが居たなら
それは
演劇に関わるモノとして
喜ばしく思う

ただ

あたくしは
舞台

著しい愛情があるだけだ

2007/12/3 0:04

260 山あり谷あり終わりなし

こんなに酷い知恵熱は
今年に入って初めてじゃないか

脳のオーバーヒート
アドレナリンの乱痴気騒ぎ
昨日の午前中はプシューと脳から湯気を出して
人間大のゴミと化する

夜になっても
脳は休息を求め
考えることを許さない

そしてやっと今

一昨日
劇団再生代表
高木尋士氏と池袋で会う
その「面接」は4時間を越え

取り留めのない話を
脳内フル稼働で話す
お互いにどうせ嘘は見破られる
たましいで会話する
そこにはなんの演技も許されず
どんな立場でもなく
関係性の強弱もなく
真っ向勝負での会話

「面接」中とても楽しかったのだけれども
「面接」前は気負って胃痛
「面接」後は反芻して胃痛

でも
おかげで
迷いは吹っ切れた

あたくしはあたくしを信じ
演劇という行為の可能性を信じ
運命共同体としての劇団を信じ
なおかつ
今まで通り
走ったり休んだりしながら

また来年
劇場でお会いしましょう

磯崎いなほでした

2007/11/29 19:21

259 寂しくないと生きてゆけない

この週末
急に
年末の匂い

琥珀エビスが店頭に並んだから

思えば去年
ちょうど今頃

職場の業務指示担当者が
首のヘルニアになり
突如休職

あたくしと
新卒2年目の女の子と
2人して
その穴を埋めようと
猛烈に働いていたっけ

時給1000円ちょっとにも関わらず
月給30万にならんとするくらいの就業時間
シフト制であったため
連休なし
休みは眠り続ける
或いは
家に仕事を持ち帰り
或いは
休日出勤
今となっては考えられない働きっぷり

当時は
家賃35000円の風呂無しアパート

ひとり暮らしは風呂無しアパートでしたがる

銭湯には
お風呂以上の温かさがあるから

お風呂や帰りにローソンまで自転車
琥珀エビスに直進
唯一のご褒美



さて
1年後のあたくし
芝居に
個展に
観劇に

替わったバイトは
カレンダー通り
残業なし

琥珀エビスのご褒美はそうそう出来ないけれど

思った通りに人生は進む

2007/11/26 1:06

258 たましい

高円寺
無力無善寺

猫の絵がいっぱいの
キュートなライブハウス
法師と猫のメリーちゃんのライブハウス

完成していたのは
その法師のつくりだした空間と
タマシーズの瀬賀氏だけだ

老婆心で
苦言を吐く
好きだからこそ
売り物になりたい彼等に
売り物になって欲しくて
でも
深く後悔
あたくしが言ったところで
なにが変わる
あたくしに
なにが出来る
同じことをやれと言われて
やれる筈もなく

2ヶ月近く
毎日稽古して
ようやく人前に立てるあたくしと
月に2ホン3ホン
時には
その日の空気に合わせてきちんと纏める彼等と

むしろ
苦言を吐かれるのはあたくしのほうで



それにしても
高円寺はあたたかい
肩を寄せあうように立ち並ぶ町並みも
それにならった人たちも

まとまった期間
そこに暮らせたことは
大きな財産だと
離れてみて改めて

2007/11/21 0:59

257 G.とPf.とVo.とニホンゴの打楽器たる可能性

35歳
今後の課題

必ず週に1ホンに限ると
グルグル◎250で言ったばかりなのに
あっという間に裏切る
あたくしなんてそんなもんです

というわけで
今週は2ホンに限る

"blue monday"@秋葉原Club Goodman

憂鬱な月曜日からライブハウスに出かけましょう
豪華なブッキングを楽しみましょう
とでもいうイベントなのかしら

3〜4〜5年前に
高円寺稲生座でみた
アベミキちゃんを観に

2年前位に
ここ秋葉原Goodmanでみた
日比谷カタンさんを観に

そしてその間に挟まれて
偶然見つけた
須藤かよさんを観に

アベミキちゃんとカタンさんはギターと歌
須藤かよさんはグランドピアノと歌

演奏技術の高さ
そして独特の世界観
それはアコースティックを越え
クラシカルな前衛音楽

舞台にたったひとりで
たった一個の楽器で
20灯程の灯体で
ナマの楽器の音を拾う数本のマイクだけで

こんなにも小さな環境で
こんなにも深く広い世界を創れるのは
音楽の成せる技
それともそこに在るミュージシャンの力

3人に共通して感じたこと

そのギターでありピアノでありそしてその声すら
打楽器だ

弦をつま弾いたり鍵盤を叩く物理的な音が
マイクを介さず聞こえてくると
それはまさに打楽器の音

ハミングもスキャットもあるいはその日本語の歌詞すら
打楽器の音

そう思えば
タ行ナ行ラ行などは舌の使い方からして
ぶつけて出す音なのだから
あながち遠からず

カラダも楽器も打楽器と化した彼達の表現力は
こちらを癒しつつも緊張感を保たせる

そして
それだけ技術があり世界観のある
「マニアック」な方が
ふと
普通の姿を見せると
それだけでエンターテイメントに感じられてしまう
うらやましくもずるいが
基礎あってこそ

須藤かよさんが
最初のMCを
今日は緊張しているので曲順もあまり考えていません
と弾き語りで歌ってしまったり

アベミキちゃんが
アベミキといいます 男です お父さんがつけてくれた本名です
と名乗るだけでも

カタンさんが
渋谷なんかでライブやっちゃうとアウェイな感じでしょうがない
とまことしやかに嘆いてみたり

帰りの電車
そのあまりの上手さに(歌も演奏も激しく上手いのです)
演奏中は気付かなかったけれど
カタンさんは前回よりすこし泥臭かったように思う
2年前のほうが繊細だったような
勝手知ったる小屋だったからか

その前のアベミキちゃんと須藤かよさんが
とても緊張していらしてそれがまた良かったので
悪目立ちしたのか

といっても
後から考えてみればそういえば、
といった本当に本当に些細なことなのだけれども

2007/11/20 1:58

256 子宮が話す

子宮があまりに五月蝿いので
アルコール

酒を飲むと
すこうしばかり
考えなきゃならないことを考えなくて済んだり
考えなきゃならない複雑怪奇を単純化できたり
だから
アルコールとは大の仲良し


ずっといたいのだけれど
究極の選択
酒と煙草と
どっちか絶対止めなきゃならないとしたら?
の問いには
酒と答える

一生分の酒は飲んだ
笑い酒
泣き酒
出会い酒
別れ酒
生産的酒
非生産的ダラダラ酒

酒と煙草による緩やかな自殺
だったかしら
セルジュゲンズブール

すっかり肩身の狭い思いをして
煙草を吸うことにも慣れてきたし
それによる
喫煙者コミューンの創設も面白がれる

演劇は稽古後の居酒屋で創られる
そんな嘘話を本当と実感出来る時もあったし
今だに稽古後の居酒屋は大事にしている

おかげさまの関係を保っていけるように
あなた達以外の何かも大事にしてかなきゃならないんでしょう
年齢的にもね

子宮がうるさい
冷蔵庫がうるさいのは随分よくなったけど

結局のところ
何かをうるさがっていきる人生なのかしら
ほんとうの無音を求めて生きてゆくのかしら
それは想像に容易くて
それは死なのであって
それを迎えるまでは何かしらを五月蝿い五月蝿いと言って生きる
そういう人生なのかしら

子宮のハナシは
ウツのハナシ同様
おおっぴらにしてゆくつもり

だってそういう人もアリなんだって
分かってもらえなくても
存在として認識してもらわなくては
本音のところ
社会生活、バイト生活とか辛いからね

男子
女子
その中間とかそれ以外
白人
黒人
黄色人
健康な人
不健康な人
健常者
障害者
精神障害者
精神異常者
きちがい
つんぼ
めくら
余命宣告数ヶ月

何でもいい
みんな生きてりゃ大変さ

2007/11/18 1:52

255 子宮のハナシ

生理が終わった後1週間以外の全人生
あたくしのカラダは子宮に支配されている

喜怒哀楽から

訳のわからない苛々も
ヒトが変わったかのような行動派的行動も

疲れも
寒さも
暑さも
涙も

緊張も弛緩も

むくみも

眠いのも
眠れないのも

食べ過ぎも
咀嚼するのすら苦痛なのも

みんな子宮の機嫌に左右される

日頃の不摂生から
子宮がやさぐれてるのかもしれない

引っぱり癖や咬み癖のある犬みたいだ

2007/11/17 1:07

254 そうさあたしは根無し草

気持ちよく酔っていたので
どういう話題から
根無し草

話になったのか
詳細は覚えていないけれど

根無し草
というコトバが
その瞬間
とっても新鮮で
根無し草

とってもしっくりで
根無し草
な日記を書こうと思い
口に出して言ったんだ

今週の課題
”Hikki Got A Lee” @新宿red cloth

「ひ き が た り」 @SHINJUKU紅布
ということです 

タマシーズの瀬賀氏(セガシ)こと
瀬賀徹郎
高音域でブルースをロックを歌う歌手
泣きそうな歌詞を泣きそうな声で聞かせるギタリスト

普段のバンドのライブとは別に
今回は弾き語りのイベント
ほかの出演者の皆さんも
基本的にバンドの唄うたい

お客さんは少なかったけれど
ライブハウスという
お酒を楽しみ音楽を楽しむという空間としては
とても出来上がっていたし
あれ以上であってはいけなかった

浅い椅子に座り
ステージを目と耳で楽しみ
酒とタバコをのむ

タマシーズのサイトで公開されている音源でも
瀬賀氏くんの宅録が好きで
それは
なにより
彼の声で彼の歌詞がダイレクトに伝わってくるからであり
今回の弾き語りはそれをナマで感じるのだから
たぶん彼の持ち時間の数十分
あたくしは呼吸の仕方を忘れていた

でもそれはきっと
バンドがやりたくて仕方ない彼の
独り舞台での爆発にほかならず
負の感情の昇華の瞬間を意図せず捉えた彼の才能

バンドでも
唄うたい以外のメンバー全員が
唄うたいの歌詞を聴かせようとする音作りはできるはず

今回のイベント
そして来週のアコースティックイベントで
バンドの意識としてそこが高まれば良いと思う

終演後
瀬賀氏くんと
タマシーズのベーシスト
イシカワンダー氏と
しばし緩やかにしゃべる
独りを爆発させた後の瀬賀氏くんの気持ちの落ち込みようと
それを受け止めるでも受け流すでも無く
がしっとつかんでいるのに握力を感じさせないような
そんなワンダーちゃんとの関係性が
やっぱりタマシーズなんだろう
バンドのバンドたる所以なんだろうと
垣間みる

そして根無し草
ゆらりゆらりと
ぷかりぷかりと
自分に自由に
自分に気ままに

タマシーズ
http://tamaseas.com/

2007/11/14 0:19

253 プロレタリアート

金曜
知恵熱を封じ込め
働きに出る

帰宅後は24時間
そしてその数時間後にまた12時間
眠る
眠る

総天然色の夢をたくさん

死のイメージの夢が多い

コレは吉夢

もちろん
前日に観た
万有引力の芝居に影響されてのこともあるだろうが

あの日の終演後
村田弘美と軽く飲みつつ話したこと

とかく日本の芸術は
海外に進出し
絶賛される
演劇しかり
舞踏しかり

でも海外で受けるのは当たり前
本当は
自分の身近な人を楽しませたい
それが芸術の本来の姿

奇しくも
山の手事情社観劇後
浦さんと話した
文化後進国ニッポンと同じ題材

劇団に属している人は本当に大変
劇団としては
コンスタントに芝居を打たなければ
客もついて来ない

しかし
コンスタントに打つには
相当な資金力が必要
パトロンが出てくる時代でもない
だから役者にも少なくない負担がかかる

あたくしが
思い出したかのように
たまに舞台に立たせていただくのとは訳が違う

結局はカネ

底辺のほうで
文化をうみ出す人たちが守られることは無い
だから半ばあきらめつつ
あたくしはインディーズという立場を割り切る

随分と精神的にはラクかもしれないが
ときどき
自分は何をやっているのかと
もっとやるべきことが目の前にあるではないかと
迷子になるときがある
特に
一昨日のように
良いモノを観てしまうと

2007/11/11 18:29



※デザインフェスタギャラリー
 10月のマンスリーレポートに
 はんにゃ〜個展もアップして頂きました
 http://www.designfesta.com/jp/dfg/report/2007_10/

252 役者はペストの生き残り

今週の課題
万有引力「螺旋階段」
9月共演した
村田弘美氏の所属劇団

かの万有
じつは初見

寺山作品も
いままであまり縁が無く

同じく9月の芝居では
万有のJAシーザーが美術をやってくださった
シーザーが観に来てくれた時
舞台がはねた後初めてお会いした

失礼ながら
印象は
おもしろオジさん
しかも飛び抜けた

そして今日の舞台も飛び抜けていた
アングラ
であり
エンタメ
そのどっちを魅せたいの?
という疑問も抱かせる暇も無く

残念ながら、か、
ハテナ?は生まれなかった
ゾクゾクと鳥肌が立った
5寸釘がぐさぐさと心臓に刺さった

そう
ずっと南を目指してゆけば
結局は振り出しに戻る
たどり着きたくとも
たどり着けない
いちばん遠いのは
自分の心の臓だ

スポーツマンと役者は同じ筋肉を使うが
その鍛え方は違う
スポーツマンが外側からなれば
役者は内側から

役者の経験値はその後の役には生かされない
経験を積んだ役者でも
前の役の反復はない

痛い台詞

でもそういうことなんだろう
幕が下りるたびに
役者は振り出しに戻る
だから
幕が一生降りなければいいのにと思う
でも
時は過ぎ
幕は降りる物だ
だから美しい

ニンゲンの死生
それと同じ
だから役者をやめられない

2007/11/9 2:33

251 ハテナ?の数珠つなぎ

山の手事情社
脳内転がし遊びも
そろそろ終わり

終わりに
改めて
もう一度転がす

あとは
作品の善し悪しではなく
自分の趣味が見えてくるのみだ

今回のような
生々しいニンゲンを描くにあたっては
見る側のあたくしとしては
もっと
壊れていて欲しかった
もっと
汚れていて欲しかった
ちょっと整い過ぎていた

終演後
ぽかんとしつつ
唯一はっきりと感想として言えた
「舞台を途中で片付けないで最後まで汚していって欲しかった」

突き当たる

手紙
洋服
シャンプーの泡
小麦粉
お布団


全てが雑多に
絡まって
散らばって

さわやかな鳥の鳴き声と
ブルーの照明
誰もいなくなった舞台がブルーを強く残しながら暗転
そして
ゆっくりと客電
そんな演出が好きだ

さて
次の課題が明日に控えている
明日も芝居
どうも出演者の情報によると
引き続いての
ハテナ?の数珠つなぎとなりそう
でも
きっと
決定的に違うのだろう
ナマを観る感じるというのは
あちらとこちらの両方の状態が
折り重なって
作用するものだから

2007/11/7 23:53

250 同時多発的演劇を考えるだけで深みに嵌る


あ…め……

今日は夕方からとっても内向傾向
誰かに迷惑かけないうちに早く眠ろう

昨日の芝居の消化不良は
まだまだ脳内で転がして楽しんでいる

目が覚めてから
力みなぎる
やっぱり消化不良といえど
エネルギーはたくさん貰ったみたいだ

35歳
今後の課題
週に1ホン必ず芝居かライブか映画か美術展かに行く
行って
目を
ココロを
見開いて
観る

但しそれは必ず週に1ホンに限る
それ以上でもそれ以下でもいけない

第1回目は「天皇ごっこ」の共演者
田中惠子ちゃんの客演作品

第2回が昨日の山の手事情社

惠子ちゃん出演の作品は若々しかった
学生演劇を思い出す
テンションとノリと
やっている役者さん達が皆楽しそう
惠子ちゃんは好演
やっぱり舞台人だ
とても良い役者

打って変わっての山の手は
宿題課題をたくさん貰って楽しむほうの芝居
たくさんのハテナ?を数珠つなぎにして
もうすでに24時間以上楽しんでいる
もしかして
このあそびに夢中で
内向的になってるのかしら

気がつけば
出会って10年の岩淵吉能、浦弘毅
継続している人たちには本当に力がある
消耗する芝居をちゃんとしっかり消耗してやっている

山の手は明日が千秋楽
出演者、スタッフ
みんな無事で千秋楽を迎えて欲しい


2007/11/5 22:53

249 まずは徒然なるままに

山の手事情社の芝居を観た

YAMANOTE NIPPON
と銘打たれ
3作連続上演

今日はその最後の作品で
且つ
山の手の新作
『摂州合邦辻(せっしゅうがっぽうがつじ)』

「四畳半」といわれる
山の手独自の表現スタイルから一歩離れ
そこにはテンションの激しく高い役者たちがいて
花火のようにそれがぶつかりあう
新たな表現を求めた作品だという

だから
話の筋を追うのははなから止め
伝わる物をそのまま受け止めようと思った

伝わる物は多いにあった
けれど
自分の中で腑に落ちない

パートパートはとても魅力的なのだが
どうしてもその関係性が見えて来ない
そしてどうしてもその関係性を見たいと思ってしまう

60年代スタイルの美しい女達
ハードにパンクな犬と呼ばれる黒い男達
和装の父と母
そしてナゾの老女

そのどれもがきちんと存在し
きちんと生きているのだけれど

多分この作品は
ニンゲンのエロスとグロテスクを魅せようとしている
確かにそれを感じた

でももっとエロスがあってよい
もっとグロテスクがあってよい
表現としての

これは役者の技量ではなく
構成演出、或は劇場選択の時点の話かもしれない
暗く狭い地下の劇場で
役者の息遣いが全て聞こえるような環境で見たら
呪われたように熱狂したかもしれない

終演後
10年来付き合いのある役者さんから聞いたのだが
今まで山の手の衣装を担当していた方が
つい最近ロンドンで仕事中に亡くなってしまったそうだ

もし
この作品を
その方の衣装で見ていたら
また感想が違っていたかもしれない

演劇は総合芸術だといわれるが
改めてそのことを考える

それにしても
さすがに鍛えられた役者の肉体の美しさには見惚れる

跳躍力しかり
ストップモーション
スローモーション
指先まで通った神経
しなやかで且つ力強い動線

それを観させられたからこそ
作品を作品として
あたくしの中に落とし込みたいのだ

2007/11/5 2:52

248 漫然とした一日

こんな日がいちばん不安になる
なにをかすればいいだけの話だが

何をすればいいのやら
何から考えればいいのやら
カラダの動かし方も
アタマの動かし方も
分からない

ようやくなんとかお風呂に入る
食事を取る
歯を磨く

これで切り替えられるかと思ったけど
今日はダメみたいだ
何のエネルギーも生まれて来なかった

ねっとりとした気怠い重力

タバコを1ホン吸って寝よう

あしたは芝居を観に行こう

2007/11/4 0:14

247 R20

気分良く酔っぱらいすぎて
自転車でコケて
アゴに深手の傷をおって
外科で縫ったことは
すっかり笑い話

でもそれ以来
随分注意して乗っている

危ないと思ったらすぐに降りて押す

ヘッドフォンのボリュームも小ささを極める

甲州街道では車の量が多すぎて
音楽はまるで聞こえないこともしばしば

いま
甲州街道は
季節の最後の気持ち良さ
街路樹の落ち葉がはらはらと
アスファルトを暖色に染める

ふっと車の音が途絶えて
激流のように音楽が耳に流れ込んできて
曇り空と並木の境界が目に飛び込んで
瞬間の想念と全ての息がぴったりで
はっとして
泣きそうな気持ちになる
特別な意味も無く
胸が苦しく締め付けられる

映画の裏切りのシーンのように
演劇の決定的な台詞のように

風を切るあたくしのスピードが
1秒足らずの永遠を感じさせてくれる

自転車に乗れるようになって 

2007/11/2 23:09

246 カレンダーは、あと2枚

誕生日浮かれも一段落

低気圧

不義理なあたくしを見捨てないでくれる皆
あたたかい
無限大のやさしさ
想像を遥かに超える

あたくしも
想像力を駆使して
やさしくありたい
心底
やさしくありたいと思う

低気圧
秋雨

11月

健康年の健康月
0学占い

12年で最も
12ヶ月で最も
カラダもココロも壊しやすい

慎重に
丁寧に
生きろ

あと残り60日
丁寧に
丁寧に
毎日

低気圧
秋雨

文化祭の月だ
思い出がたくさん
あたくしの原点がたくさん


2007/11/1 22:57

245 秋の夜長も長すぎて

夜も更けて
さあもう眠らなくちゃ
今日は誕生日
いい一日を過ごさなくちゃ

去年の今日は一碧湖
おかげでいい一年だったよ
出会いがいっぱい
別れもいっぱい
芝居も絵も
この手のひらに戻ってきた

びっくりしちゃう

ジンセーって奴は
本当に
かなしみもおかしみもよろこびも
準備してるんだなあって

今年は


よく見ましょう
いいモノをたくさん見ましょう
痛いモノもきちんと見ましょう
あたくしのこのビー玉みたいな目に
いろんな色を映しましょう

2007/10/29 3:52

244 展示作品をアップしました

この週末は
久しぶりにひきこもってみる
こんなに天気のよい日は
ゴロゴロするに限る

過速気味だったところ
ちょうどよい

ようやく展示してた絵を押し入れの奥にしまう

さあ
もう何もない

つぎはどうしようか

そんな無力感も身の丈に合っていて気分がいい

2007/10/21 23:07


243 うたいたいうたうたいたい


なんど
天国を見てきたことか

この人生

幾度と無くこの世の天国をみてきた

このまま死んでしまっても構わない

そう
初めて意識したのは中学生の時

続く生け垣の緑と
雲ひとつない空の青と空気の凛の輪郭が綺麗すぎて
そう思った

それから20年

一期一会の美しき人生

間違いなく
悔いのない人生をおくっているのだろう
ヒトのうらやむ充実を生きているのだろう

そう思われていれば良い

そのウラは自分の記憶からも消してしまえば良い

2007/10/21 1:47


242 はじめのひ

◎初日
◎オープン
◎開幕日

絵の世界では何と言うのが適当なのだろう

初めての個展

時より小雨

そういえば下見にギャラリーに行ったときも雨だった

晴れ女のあたくしだが
この場所は勝手が違うらしい

しかし

なんとも磁場の良いところ

空気がずんと重くない
軽やかに漂っている
小雨でも
ココロのなかの湿度は快適

孤独
不安
萎縮

そんなものに苛まれてもきたが
演劇で言うところの
初日が開けて

ほっと肩の力が抜けた

後は展示物を見ていただくだけなので
作業的には初日が千秋楽
ほんとうの千秋楽がバラシ

バラシまでの間
あたくしから生まれた子達はどれだけの人に
話を聞いてもらえるんだろう

そして
どんなものでもいいから
気持ちを与えることができるんだろうか

はじめのひの昨日は
会いたかった人たちが会いにきてくれた
彼等は
あたくしから生まれた子達の声をきいてくれたかな

そして
はじめまして通りすがりの人たち
ほんのすこしでいいからココロをゆらせてくれたかな

2007/10/10 17:16


241 キンモクセイ記念日

きのう
ほんのり
きょう
はっきり

金木犀の香りが今年もやってきた

姿は見えずとも
その香りで大きな存在感を放つ花

そしてこの香りがすると
間もなくひとつ歳を取る

この前生理が終わったばっかりなのに
もうPMS
と思いきや
あの芝居からちょうど1ヶ月

この1ヶ月のあたくしは疾走していた

明けて明日からの個展を前に
ふと
自分に眼を配る

秋口は体調を崩しやすい
9月はおかげで調子がよかったのか
あるいは単に
気付かなかっただけか

いま
金木犀の香りとともに
なんとなく
なんとなく

でも
これでいいのだ
きっと

そうでなきゃなにも描けない
描く必要もない

2007/10/8 0:25