インターネットで楽しむモールス交信
電子メールでモールス音を送信する方法 JA2OL 住奥久隆
CWサウンドでモールス符号を送信する場合、インターネットではWAV、MP-3、MIDI、WMAほか数種のデータ形式が考えられます。しかし圧縮率や音質など様々な制約やお互いのパソコン環境の違いにより、今のところは大きく分けて次ぎの二つの形式が使われています。
[サンプリングサウンド] マイク録音したサウンドで比較的簡単に作れるWAVフアイルです。しかし、この形式はデータ容量がとても大きいのが難点とされています。
Windows「サウンドレコーダ」の録音機能を使いビット数、モノラル、サンプリングタイムなど設定、簡単に作成できます。
然し、WAVフアイル容量は”JA2OL”と5文字のコールサインを録音するだけでかなりのメモリーをとってしまいます。
2分間以上モールス音を録音すれば下手をすれば2MB以上の大きさになり、電子メールでの伝送時間が10数分(ISDN)かかり実質上使えません。
特に、歪やS/Nを無視すれば使えますが音質をよくしたい場合は極めて短時間の録音にしか使われないのが普通です。
また、同じくマイク録音方法ではWindowsのWMAフアイルが将来有望ですが、矢張りサイズは少し大きめになります。
[MIDIデータ] 音楽制作ソフトを使い、音楽演奏の方法でフアイルを作成する本格的なものです。
いわば楽譜をデータ化したもので長い曲でもとても小さくフアイルが作れるのが特徴です。
その為、モールス符号音をデータ化するには最も適しており音質も最高、先程の2MBのフアイルも僅か4KBほどで作成でき、アッと言う間にメール伝送出来るFBな方法です。
私も二つのホームページ(HP)を作成、皆様より好評を頂いていますが、アマチュア無線家らしくサイトにモールス音を貼り付けるのに苦労しました。HP画面のBGMフアイルは10KB以下でないと重くて使えません。
ところがWAVでは、なかなかフアイル容量を小さく出来ないのです。
またMP-3やWMA、欧米でよく使われている音声メール方式など使いましたがパソコン環境や音質の問題でやはり実用には使えません。
そこで昨年、Music Studio Standard など色々なMIDI編集ソフトを使い単音の4分音符や8分音符を入力、トンツーを試みましたが、サウンドの楽器音や残響が気になり掲載出来ませんでした。
[音の綺麗な音楽編集ソフト]
丁度その頃、JA9EPU高倉さんもMIDIフアイルでCW音を試みておられ波形加工できるMIDI音楽編集ソフトをご紹介頂きました(感謝!)
それは、某電気メーカーの情報システムの開発、構築をされている加藤一郎さんの作られた正弦波加工できるFBなソフトでした。
これにより残響や楽器音のない聞き易いトーンに変わりました。本当に加藤さんのご造詣の深さに感服しております。
今回のモールス符号音は、このMIDI音楽ソフトと私のインターネットCWコードを組み合わせて作成します。
まず、下記より加藤さんの音楽編集ソフト Muse.exe(ver4.0) をダウンロードしてください。( トップ頁の左枠、上から
5番目のダウンロードをクリックすれば表示されます)
あなたのパソコンにダウンロードされた muse403.exe をクリックすると自己解凍され Muse.exe(ver4.0) などが希望した場所に保存され使用できるようになります。
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(音楽ソフトとの詳しい使用法は付属フアイルに記載してあります)
[インターネットCWコード表]
さて、次は私の[インターネットCW コード表]を使いテキスト、フアイルを作成する方法を説明します。
音楽編集ソフトは、元々モールス用には出来ていません、従って特別に電信用に各設定コードを作成しました。これはモールスコードをマクロ定義化したもので、五十音、アルフアベットほか各種電信符号を実際に使い易く作成しました。そのCWソフトの一部を次に記載します。
;◆◆◆ インターネット CW コード表の一部 ◆◆◆ [ 住奥久隆 ]
$A{r8//r4┃_┃}; $B{r4/r8//r//r┃__┃}; $C{r4/r8//r4/r16┃___┃}; $D{r4/r8//r┃__┃}; $E{r16┃___┃}; $a{r4/r/r8//r4/r┃_┃}; $i{r8//r4┃_┃}; $u{r8//r//r4┃_┃}; $e{r4/r8//r4/r/r┃_┃}; $o{r8//r4/r8//r//r┃__┃}; $ka{r8//r4/r8//r┃__┃}; $ki{r4/r8//r4/r8//r┃___┃}; $ku{r8//r//r//r4┃_┃}; $ke{r4/r8//r4/r┃_┃}; $ko{r4/r/r/r┃_┃}; $1{r8//r4/r/r/r┃_┃}; $2{r8//r//r4/r/r┃_┃}; $3{r8//r//r//r4/r┃_┃}; $4{r8//r//r//r//r4┃_┃}; $5{r8//r//r//r//r┃__┃}; $ar{r8//r4/r8//r4/r16┃___┃}; $va{r8//r//r//r4/r8//r4┃_┃}; $hr{r4/r8//r//r4/r/r┃_┃}; $rt{r8//r//r//r4/r16┃___┃}; $?{r8//r//r4/r/r8//r16┃___┃}; $as{r8//r4/r8//r//r┃__┃}; $hh{r8//r//r//r//r//r//r//r┃__┃}; $ga{r8//r4/r8//r┃__┃r8//r┃_┃}; $gi{r4/r8//r4/r8//r┃___┃r8//r┃_┃}; $gu{r8//r//r//r4┃_┃r8//r┃_┃}; $ge{r4/r8//r4/r┃_┃r8//r┃_┃}; $go{r4/r/r/r┃_┃r8//r┃_┃}; $pa{r4/r8//r//r16┃___┃r8//r//r4/r/r16┃___┃}; $pi{r4/r/r8//r//r4┃_┃r8//r//r4/r/r16┃___┃}; $pu{r4/r/r8//r16┃___┃r8//r//r4/r/r16┃___┃}; $pe{r16┃___┃r8//r//r4/r/r16┃___┃}; $po{r4/r8//r┃__┃r8//r//r4/r/r16┃___┃}; $sp{┃_┃}; 'スペース'休符 $ss{┃_┃┃_┃}; 4分音符の後の文間休符 $sm{┃__┃┃__┃}; 8分音符の後の文間休符 $sl{┃___┃┃___┃}; 16分音符の後の文間休符 CW code of macro style for Internet |
'A' 'B' 'C' 'D' 'E' 'ア' 'イ' 'ウ' 'エ' 'オ' 'カ' 'キ' 'ク' 'ケ' 'コ' '1' '2' '3' '4' '5' 'AR' 'VA' 'ホレ' 'ラタ' '?' 'AS' 'HH' 'ガ' 'ギ' 'グ' 'ゲ' 'ゴ' 'パ' 'ピ' 'プ' 'ペ' 'ポ' '休符 スペース' '4分音符の後の文間休符' '8分音符の後の文間休符' '16分音符の後の文間休符' --- [ JA2OL ] --- |
上記がモールス通信文を作るための基本になる「インターネットCWコード表」の一部です。(下記より全頁をダウンロードできます)
モールス通信文は、ダウンロードしたこの「インターネットCWコード表」の中の「[モールス通信文入力部」に、CWコード左端の該当文字を書き込みます。
これによって、音楽の知識がなくても手軽にモールス符号音がメール送信出来るオリジナル txt.file が出来上がります。
なお現在、CWコード表の通信文に記入されているのは、前ページに流れているBGM(モールス音)の一部です。(参考例としての記入ですから、試聴のあと削除してください)
この参考部分の、下の ${ } のマーク内に「あなたの送信したい通信文」を書き込むことによりTXTフアイルが完成します。
それでは、このインターネット CW コード表の全頁を入手希望の方は,下記の青色の文字 インターネットCWコード表 を右クリックしてください。
そして、表示された「対象をフアイルに保存」を選び、保存先を指定、ダウンロード終了してください。
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それでは実際に、このインターネットCWコード表を使い電信符号フアイルを作ってみましょう!。
モールス符号のマクロ定義の直接入力方法
@ダウンロードしたインターネットCWコード表の通信文作成の項、マクロ定義文 ${ } のカッコ内に下記所定の五十音、ABCなどをローマ字で入力します。
A左端の;符号は、それ以降の文字を消去する為のマークです。(送信したくない部分には;を付加)
B従って、送信したい部分の左側の;マークは削除することにより符号が送信されます。
| ;-------------------- [ モールス通信文入力
] ------${ }の中に挿入---------- ${C}${Q}${sp}${C}${Q}${sp}${C}${Q}${sp}${D}${E}${sp}${J}${A} ${2}${O}${L}${sp} ${hr}${sp }${ko}${nn}${ni}${ti}${ha}${sp}${o}${hi}${sa}${si}${bu}${ri}${de}${su}${sp} ;${ }${ }${ }${ }${ }${ }${ }${ }${ }${ }${ }${ }${ }${ }${ }${ }${ }${ }${ }${ }${ }${ }${ }${ } :${ }${ }${ }${ }${ }${ }${ }${ }${ }${ }${ }${ }${ }${ }${ }${ }${ }${ }${ }${ }${ }${ }${ }${ } ;${ }${ }${ }${ }${ }${ }${ }${ }${ }${ }${ }${ }${ }${ }${ }${ }${ }${ }${ }${ }${ }${ }${ }${ } ;------------------------ [ モールス通信文終了 ] ------------------------ |
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| (上記のモールス通信文入力例は "CQ CQ CQ DE JA2OL ホレ 今日は お久し振りです") |
通信文中の ${sp} はスペース、 ${hr} はホレです。このようにインターネットCWコード表に従い該当文字を入力、適当な場所に保存すれば、もうモールス符号テキストは完成です。
なお、符号のトーンを「B電波」にしたり「QRH」の多いモールス信号にアレンジしたい方は、Muse.exeの「機能」をクリック、「楽器の試聴」にて色々な楽器音を選んでください。短波帯のように面白いトンツー信号音が楽しめます。また同じ画面の右下にて波形加工、および残響音も簡単に付加可能ですからお試しください。
別の通信文入力方法として、MS-IMEの辞書機能を使い、各符号のマクロ定義文を単語登録、そして該当文字入力の後---変換キー押下によっても入力する方法も可能です。
その第二の通信文入力方法を次に説明します、どちらでも使い易い方法をご利用ください。
モールス符号のマクロ定義をMS-IMI辞書に登録する方法
1、メモ帳でもWordでも何でも良いですが、MS-IMEが立ち上がる状態にします。
(下記の表示状態 
2、辞書の絵(図では左から4番目)をクリックすると、下のような画面が表示されます。
3、読みには「あ」、語句には「${a}」、と入力し登録すると、MS-IMEの辞書に登録されます。
4、これからは、「あ」と打ち込んで選択すると、選択の欄に「${a}」、が出るようになります。
5、モールス符号作成画面に「あ」を入力し、変換ボタン(又はスペース)を押すとマクロ定義「${a}」が選択記入されます。
6、このように、五十音やアルフアベットを予め
MS-IMI 辞書に登録しておけば、モールス符号テキストは更に簡単に作成できます。