(この配線図は EScad 1,2 により作成したものです)


                                       CW用波形整形回路の動作説明

                                                    JA2OL 住奥久隆



最近のハム用送信機は昔と違い短波帯でも高速データー通信が楽しめるようになりました。素晴らしい技術の進歩です。
しかし、高速送信であっても文字などのデーターが化けてはいけません。そのため、データー波形のシープフアクターは しっかりした矩形波を維持するよう設計されています。
それは高速データー通信にはとても大切なことです。

しかし近距離通信の電信モードの場合、電信波形が硬く ハードなために「相手局が受信する際とても疲れる」ということをよく耳にします。
そのため、電信符号を柔らかく聞きやすい信号に整形する回路を作りました。(上図)
これは以前、私が自作のQRPトランジスターに使ったものですが、電信波形がソフトになり非常に満足できるものでした。

上の配線図の動作は、キーイングして回路が立ち上がると、反転コンパレーターU1の出力は12Vに変化します。そしてキーを離すとU1出力は0Vに戻ります。
このキーイングした時 C1 はD1とR1により充電されます。この場合の波形の立ち上がり時間(時定数)はR1によって変えることが可能です。
また一方、キーを離したときC1はD2を通して放電されますが、時定数は同じくR2によって自由に変えることができます。

こうして、好みのソフトに波形整形されたキーイング信号はU2とトランジスターを通り送信機のキーイング回路に接続されます。


以上、時間をかければどんな複雑な回路も書けますが、この30分で書いた簡単な配線図でも雄弁に回路動作を語り、理解させてくれます。本当に ”EScad1,2” は素晴らしいソフトです。 Thanks again!