シャイニング・ウィズダム
SHINING WIZDOM

・セガ
・1995年8月11日発売
・サターン
・A・RPG

評価

・グラフィック 2
・音楽 1
・ゲーム内容 1
・謎解きの意地悪さ 5
・連打 5

概要

ついにサターンにもシャイニングシリーズが登場!
ジャンルはシリーズ初のアクションRPGである。

舞台はパルメキア大陸東部のオデガン王国で、主人公はオデガン城の新米兵士マルス。
城の地下に眠る巨人を復活させ、その力を利用してパルメキア大陸の支配を目論む
ダークエルフの魔道師・パゾートとその部下達の野望を阻止するのが目的。

フィールドは2D見下ろし型でキャラクターはCGレンタリングで描かれている。
いろいろなアイテム・魔法やテクニック、連打(!?)を駆使しダンジョンや敵を突破するのだ。

いろいろ説明やら感想やら愚痴など

アクションRPGは私が好きなジャンルの一つであるが、いやはやひどい評価である(苦笑)
一つ一つ説明していきましょうか。

まずグラフィック、CGレンタリングされたあの小さいキャラクターがいただけない。
他の、例えばフォースシリーズでも普段は小さいキャラクターだがメインの戦闘では
等身大のグラフィックが見られるし、ステータス画面では原画に忠実な顔グラフィックが見られた。
だがアクションRPGでは、ゲーム画面が切り替わることなどなく始終その小さいキャラクターしか見られないのだ。
(会話の際に顔グラは表示されるが、だいたいあまりないし・・・)
何というか、こう・・・「しょぼい」のである。

音楽は・・・印象に残っているのがほとんど無い。
アクションRPGにおいてさほど重要ではないにしても、
この曲を聴けばこの場面を思い出すという曲が無い。

しかし、例えそれらが悪くともゲーム内容がよければ満足できるはず、
ましてやアクションRPGなら操作性などのシステムの方が音楽やグラフィックよりも重要なはずである。
そしてウィズダムには独自の驚くべきシステムが採用されている!それは・・・
「連打システム」である。
ボタンを連打し加速ゲージを上げる事で、移動速度や装備品・魔法の威力がアップするというシステムだ。
一見するとただのパワーアップシステムのように見えるがその実体はそうではない。

初期状態ではマルスの動作がかなり遅く、まず移動するのにさえ連打、
魔法はゲージをためなければ使えないので連打、
装備品を使用する際も効果を発揮するため連打、
敵にダメージを受けるとゲージが減るのでまた連打、
当然敵の攻撃をかわすためには動きが速くなければ厳しいので連打、
謎解きに使う装備品や魔法を選びなおすためメニューを開くたびにゲージが最初に戻るのでまた連打、

何をするにしてもまずは「連打」を要求するという恐ろしいシステムなのだ。
一応「セミオート」の設定にしておけば、たまった分のゲージをボタン押しっぱなしで維持できるのだが、
前述のようにダメージを受けると・・・なので微妙。それでもフィールド移動時にはありがたいが。
なお「マニュアル」にするとゲージ維持機能すら使えなくなる。
わざわざそんな設定にするプレイヤーがいるとはとても思えないが。


システム上の苦難はまだ続く。
コントローラーのA・B・Cの3つのボタンにはそれぞれ
「アイテム」・「オーブ」・「装備品」が振り分けられている。

これらは各種その中から一つしか選べず、
アイテムは薬草などの主に消費アイテム、
オーブはブレイズ(炎)やフリーズ(氷)といった魔法を扱うためのもの、
装備品はジャンプやスライディングといったアクションを行うための道具
となっているが、まず剣が装備品の欄に入っているのはどうなのだ。

「それって当たり前じゃないの?」と一瞬思われたかもしれないが、
要するにジャンプやスライディングの道具を装備している間は剣が装備できない。
(防具は存在しない)
そして例えばジャンプが必要な場所に敵がいたらどうなるだろうか?
上述の連打システムとあわせて考えてみよう。とにかく連打が増える事だけは確実である。
ちなみに連打で速度が上がっている間は体当たりでダメージを与えられる。
自分もダメージを受けてしまうのだが、
メニューを開くのが嫌なのでこれが主力の攻撃手段になることもよくある。

さらにオーブと装備品は特定の組み合わせによりいろいろな魔法を繰り出せるのだが、
これもダンジョンの謎解きに必要な場面が多々あり、
その上それらの謎解きは大概ノーヒントなので試行錯誤+連打がまたまた必要となる。

不思議なもので中盤以降になるともはや連打には慣れてくるのだが、
ダンジョン内における数々の理不尽な謎解きには最後まで悩まされた。
解法を見つけたときには我ながら制作者に勝ったぞと思ったくらいである。

ラストダンジョンも間近になるころには使用できるアクションも増え、
フィールド上に隠されたアイテムなどを探せるようになってくると
(これは謎解きと違って解けなくても構わないし、単純に行動範囲が広がるのがうれしい)
結構楽しくなってくるのだが、そこまでに投げ出したくなる要素が大量にあるのが最大の難点である。

こういったクリアするのにプレイヤーにとってきつい要素、
加えてクリアしたとしても迎えるエンディングが怒りを覚えるくらい衝撃的なことから、
シリーズのファンはおろか、セガサターンユーザーの中でもかなりダメなゲームとして
扱われているのではないでしょうか。

なおゲストキャラとしてフォースUの仲間キャラクター「サラ」と「カズン」の2人が登場すること、
(この2人はエルフであるが、カズンのセリフからボウイ達が健在であるとわかるのでUから
それほど時間は経っていないと思われる)
オデガン城の書物にダクネスの舞台である「ストームサング国」が新興国として載っている事から、
シリーズの位置づけとしてはフォースUとダクネスとの間である。
ただダクネスまでどれくらいなのかが見当がつかないが・・・。



おまけ

あ あ怒りのエンディング  (2004年10月20日)

特 別企画その1 シャイニング・ウィズダムに登場するアイテムを解説! 
(2004年10月20日)

特 別企画その2 シャイニング・攻略のポイント
 (2004年12月15日再掲載)