ああ、怒りのエンディング


さて、連打と嫌がらせの果てにプレイヤーを待っているエンディングだが、
さぞかし感動的なものだと期待させられるだろう。

ところがこれがまた救いのほとんどないエンディング、
というかゲーム内の登場人物に怒りを覚えるのは必至である。
あのゲーム内容にプラスしてこのエンディングと来たらそりゃあ酷評されて当然ですな(苦笑)

ある意味一見の価値ありなので、ぜひとも自力クリアしてご覧になっていただきたいのですが、
サターンを持っていなかったり、あるいはどうしてもクリアできない、クリアする気もなくなった(笑)
という人もいるかと思いますのでここで詳細を述べてしまいます。
見たくないという人は早めに戻るのが吉です。
まぁ見て欲しいから書いてるってのが本音ですが・・・。









では書きます・・・



苦難の冒険の末についに巨人が封印されており、パゾートが待ち受ける城の地下迷宮までやってきたマルス。
迷宮の入り口にはパゾートを倒そうとしたものの、返り討ちにあって傷ついたカズンが倒れている。
カズンはマルスに後を託し気を失う。

迷宮には巨人の力の源である4つのジンがそれぞれおり、まずマルスはそれらを封印、
そしてパゾートとの直接対決へ臨む。

苦闘の末マルスはパゾートを倒す事に成功するが、最後にパゾートはマルスもろとも道連れにする。

その時のパゾートの声に目を覚ましたカズンはマルスを確認しにいくが、
そこには戦いの跡が残っているだけで、両者の姿はどこにもない。
本当にマルスは死んでしまったのか・・・。
そしてカズンはパゾートが倒された事を城に報告に向かうのだが、
そこで人々から発せられるマルスに対する言葉がまたひどい。以下がその流れである(セリフはおおまかです)


カズン「こんな事ってあるか・・・、あんなに頑張ったマルスが死ぬなんて・・・。あんなに若くて素晴らしい青年が死ぬなんて、私ができれば代わってやりた い・・・、でもムリなんだ・・・、だから帰るよ・・・マルス」


迷宮から出てきたカズンに一人の兵士が声をかける。

兵士A「平和が戻ったのですね、さすがカズン殿です!皆に知らせてきますね」
マルスの名前は出てこない。
カズン「いえ、私は何も・・・、あっ、行ってしまったか・・・」
そして王の間へと進むカズンに兵士達が声をかける。

兵士B「剣士様に出世したマルスもカズン殿には敵わなかったとは!あいつにもいい薬 になったでしょう」
カズン「マルスは・・・マルスは・・・ううっ、お前に何がわかる・・・ううっ」

兵士C「マルスはここのところ失敗続きだったから不安だったですよ。いやカズン殿、本当にありがとう!」
カズン「いや・・・どういたしまして、それを聞いたら功労者の天国のマルスも喜ぶでしょう・・・」
兵士C「えっ・・・?じゃあマルスが・・・」

兵士D「今度の手柄があなただということで、オレは胸がスーッとしたんですよ!だってマルスは新米のくせに俺達より出世しやがって、つけあがってたんです よ、あいつ」
カズン「マルスは、マルスは・・・。きさまらのような奴らのために命をかけて戦ってきたというのか・・・。
あいつはもったいないよ・・・。きさまらのようなバカどもを救うために散った・・・。」
兵士D「けっ、なんだよ威張りやがって。だからエルフは嫌いなんだ。」
兵士E「まぁここはガマンさ。どうせあいつは帰っちまうし、マルスももう散ったんだし・・・。」


王の間にて報告するカズン。喜ぶ王や大臣達、だがただ1人、王女だけは心配した様子でマルスの安否を尋ねる。
そこでカズンは自分ではなくマルスが全てやってくれたのだと言うが・・・。

側近「そういえば・・・マルス・・・あいつはどうしたのですか?」
大臣「そうか・・マルスも行ってましたな・・・」
王「オデガンが救われた事でマルスを忘れておった・・・」
カズン「オデガンが・・・滅びなければ、それに立ち向かったものの事はどうだっていいのですか、王様?
王女、あなたの言葉でマルスも報われるでしょう・・・、きっと安らかに・・・ううっ。」
王女「そんな・・・まさか、・・・マルス様は死んでしまわれたのですか・・・嘘ですよね、嘘だと言って・・・」
カズン「国の無事を喜ぶ前に・・・、戦いに出かけた者を心配するのが王女1人だなんて・・・」
王「私は・・・そうかもしれん。あれほど国民のためといいながらマルスの事をすっかり忘れておった」
大臣「そんな、それは確かに・・・。でもこんな時に誰が考えられましょうか?」

カズン「オデガンは冷たい国だ・・・。私は、もうこんなところはたくさんだ・・・。帰ろうサラ、ボウイ達のいる
グランシールに・・・。」


その頃マルスはまさに生と死の境目にいた。
そこに物語の序盤に出会った妖精が現れ、マルスは死ぬ運命だと告げる。
本来そういう運命になってしまった者を助けるのは自然界で禁じられており、
それを破った場合、罰として誰も知らないどこかの迷宮に封印されてしまうのだという。

だが妖精はそれを破ってまでもマルスを助けるのだ。

再び城内、いろいろやりとりをしているところにマルスが復活する。
王女はマルスに抱きつきスタッフロールへ・・・。

そして王女からその後のことが語られる。
復活したマルスであったが、城には留まらず、すぐ冒険の旅に出たというのだという。
自分を助けてくれた妖精が封印されている迷宮を探しに・・・。


以上、だいたいこんな感じです。
どうでしょうか、マルスに対する人々の声に怒りがこみ上げてきませんでしたか?

王女だけはマルスの事を忘れずに心配していたこと。
そして復活したマルスがそのまま王女と結婚してお城で暮らしましたとさ・・・みたいなことにならずに、
自分を助けてくれた妖精を探しに旅に出る事。
この辺りが数少ない救いでしょうかね。

ちなみに今のところシャイニングシリーズ内でこの続きが語られたものは全くありません。
もしかしたら今後のシリーズ内で出る可能性もありますね。

あとこれを見た後だと、フォースUでカズンを優遇したくなってしまいます(笑)