育児上の悩みの例と答え

3歳児

 お母さんによく聞かれること、お母さんが気にすること

読む時の注意
 
 次に書いてあることは、育児相談を受診したお母さんの訴えに多いことです。
 病気で外来を受診した子どもさんではありません。
 かぜや胃腸炎などの感染症もなく、食欲もあり、機嫌も良く、体重もよく増えてい
るが、こんな症状があるので、育児相談の時に聞いてみようと言う症状です。


1.家族について
2.子どもの行動
3.遊び
4.生活習慣
5.食事について
6.言葉
7.早期教育

1.家族について
1)祖父母との関係について
2)兄弟姉妹との関係

2.子どもの行動
1)思い通りにならないと、泣く、暴れる、叩く、つねる。
2)自分の考えで行動する、思い込みが激しい、母の言うことを聞かない。
3)やり遂げないと気が済まない。
4)意地になってやる。頑固。
5)注意しても聞かない(効果がない)。
6)嫌なことを避けるのに、「眠い」と言う。
7)添い寝
8)こわがり
9)大人に命令する
10)神経質
11)乱暴
12)いやだの連発
13)落ちつきがない(活発)、あきやすい
14)人見知り、しり込み
15)人なつこい
16)スローモーション
17)敏感

3.遊び
1)同年齢との遊び
2)おもちゃなど貸さない

4.生活習慣
1)ゆびしゃぶり、爪かみ
2)トイレについて
3)はやくやって欲しい
4)後かたづけをしない
5)夜泣き
6)左利き

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1.家族について

1)祖父母との関係について
例1;祖父母と同居を始めたのですが、子どもが私達に注意されると、祖父母が私達
に「根性、悪くするから、おこるな」と逆に叱られるのでどうしたらよいのでしょう
か。
答;困りましたね。両親と祖父母がよく話し合って、食い違いのないように子どもに
対応するようにしましょう。
 祖父母と話し合うことも難しい場合もありますね。このような時、市町村の1歳6
か月児健診や3歳児健診で相談し、このように対処するように言われてきたと祖父母
に話し、理解してもらうようにしたらどうでしょう。
  もう一つ、注意するよりも、叱るよりも、ほめる方が効果があります。よくやった
時、「お利口さんね」とほめてやるのが大切です。祖父母がこのことを言っているの
ではないでしょうか。
例2;共働きなので、平日は祖母と一緒に過ごしています。親の言うことは比較的よ
く聞きますが、祖母の言うことはなかなか聞いてくれません。最近は、仕事先に連れ
て行ってくれと泣きます。また「今日はお休みと何度も聞かれます」が母親としてど
のように対処したらよいか悩んでいます。
答;おばあちゃんと、子どもに言うことやその時の態度を話し合ってみて、おばあ
ちゃんもお母さんも同じように対処しましょう。子どもがお利口さんになったので、
お母さんと一緒にいたいから、「仕事先に連れて行って」とか「お休み」とか言うの
です。そのうちに良くなるでしょう。もしどうしても上手くいかない時は、保育所か
幼稚園に入れるのも一つの手だと思います。保母さんや幼稚園の先生と、他の子ども
と楽しく生活させたら如何でしょう。

2)兄弟姉妹との関係
例1;わざと赤ちゃんのまねをすることがある。
例2;今までは悪いことをしたら、「ダメ」と言うとわかってくれて、次からはしま
せんでした。妹が生まれてから、「ダメ」と言ってもまたします。本人も分かって
やっていることなので、仕方ないでしょうか。それとも、厳しくすべきでしょうか。
答;いわゆる「赤ちゃん返り」です。下に弟や妹が生まれますと、自分も赤ちゃんと
同じように扱ってちょうだいとなります。今までより、悪い子になったように見えま
す。だんだんに直ってきますから心配いりません。でも、本人の身になってみれば、
お母さんにかまってもらいたいのです。赤ちゃんも寝たから、私も横になろうとした
時、お母さんの膝を狙ってよじ登ろうとするかも知れません。「ダメ、お母さんは赤
ちゃんで疲れているんだから」などと、拒否しないで、抱っこしてあげましょう。お
母さんが疲れていて、どうしても横になりたい時は、「お母さんが疲れちゃったか
ら、ネンネするよ、○○ちゃんも一緒にネンネしよう」とお母さんの体にピッタリ
くっつけて背中でもさすってやれば、子どもさんも満足するのではないでしょうか。
このようなことをしているうちにだんだん良くなります。特に、お父さんとペタペタ
させれば、子どもの欲求不満も解消されやすいと思います。

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2.子どもの行動

1)思い通りにならないと、泣く、暴れる、叩く、つねる。
 この訴えは、2歳児でも多く、お母さんの訴えの約3割を占めますが、3歳児でも
約2割近くを占めて、1番多い訴えです。
例1;泣けば何でもしてもらえると思っている。
例2;欲しいものがあると、手に入れるまで泣いて暴れます。
答;2歳児ではよくみられることです。社会性が発達するに連れて、3歳、4歳にな
るに連れて良くなってきます。2歳の頃よりは大分良くなってきていると思いません
か。
 自分の要求が取り入れられない時に、不満だと怒りを表現します。泣いたり、騒い
だりする子どもが多いのですが、なかには、自分の不満や怒りを母親(大人)に向け
て、叩いたり、噛みついたりする子どももいます。
 年齢と共に、社会性が発達するに連れてよくなってきます。
 ではどうしましょう。
 噛みついたり、叩いたりしたら、けがをさせることを具体的に説明する。また、噛
みついても、叩いても、駄目なことは駄目なんだと言い聞かせる。(良く理解できな
いと思いますが、年齢と共にだんだん理解するようになります。気長にやりましょ
う)。がまんしたり、噛みつくのを直ぐ止めたら、お利口になったとほめてやりま
す。
 泣いたり、わめいたりしても、他人を傷つけないことや他人に害をおよぼさないこ
とは、ある程度許して、不満や怒りを吐き出させるのも1つの手段です。それもだん
だんしないようにもっていきましょう。

2)自分の考えで行動する、思い込みが激しい、母の言うことを聞かない。
例;話を聞かずに、自分の考えでしようとする、また思いこみが激しい。
答;幼児の思考は、自己中心的で具体的思考ですので、訴えのような傾向がどの子に
も見られます。また、自我ができてきて、自分の考えで思うようにしようとするの
で、更に、目立ってきます。これも年齢と共に解消してくるものですから、温かい目
で見守ってあげましょう。

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3)やり遂げないと気が済まない。
例;自分が思いついたことは、どんな困難なことでも実行に移し、やり遂げないと気
が済まないところが困ります。
答;大変良いことだと思います。ただ、親が困るようなことをする時は、良い方向へ
と教え導くことが大切です。

4)意地になってやる。頑固。
例1;自分のことで、意地になって言ったりすることがある。
例2;頑固で、悪いことをしても、なかなかごめんなさいを言いません。
答;自我ができてきたので、自分の考えで思うようにしようとします。それに、固執
性がしつこい方であれば、特にひどくなります。

5)注意しても聞かない(効果がない)。
例;注意したり、言って聞かせても、直ぐ忘れることがある。
答;3歳児では当たり前です。年齢相応の子どもらしい行動です。
 親の期待が、親の望みが高いのではないでしょうか。もう少し待ってあげましょ
う。そのうち、きっと良くなります。

6)嫌なことを避けるのに、「眠い」と言う。
例;特に嫌なこと、避けたい場面に出会うと、「眠い」という言葉で逃げようとす
る。
答;この行動も、この年齢の子どもらしい行動です。お母さんが嫌なことや避けたい
ことをしつこく言ってはいけません。また、この年齢では無理なことを強制している
ことはないですね。それなら気長にしつけましょう。

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7)添い寝
例1;寝起きに、母親が側にいないと大泣きする。
例2;いくら眠くなっても、添い寝なしでは眠れない。また、添い寝しながら入眠す
るまでの間、必ず両手を握り合わないと入眠できない。
答;この行動も、3歳児にはよく見られる行動です。大きくなるに連れて、ご本を読
んでやっているうちに眠る。お話(昔話など)をしているうちに眠る、更に、ご本を
読むまたはお話(昔話など)をして、暗くしたら眠るという習慣に持っていったら如
何でしょう。5歳位までには、できるようになると気長にやりましょう。

8)こわがり
例1;ある目的地まで、ひとりで行かなければならない場合、途中に沢山人がいて、
その中を縫っていかなければならない時、目をつぶって行こうとする。極度の恥ずか
しがり屋だと思います。
例2;最近、虫(ハエなど)をとてもこわがり、側に飛んで来ると大騒ぎをする。外
を歩いていて、バイクの音など大きな音がすると、耳をふさいで立ち止まるほどこわ
がる。
答;3歳児では、恥ずかしがる子どもやこわがる子どもはよく見られます。それに、
持って生まれた活発さがもの静かな方、新しい場面にしり込みする方、変化への順応
がおそい方や気質の質がむっつりの方が加わると、このようになります。更に、敏感
な方だと泣きながら行動します。
 大きくなるに連れて良くなってきます。

9)大人に命令する
例;気が強いというか、誰に対しても命令的な行動をとるのが、少し気になります。
答;自分というものができてきたからです。だんだん社会性が発達するに連れて、大
人との付き合いや子ども同士の付き合いなどが上手くできるようになります。それま
では、やさしくたしなめて教えてやりましょう。

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10)神経質
例;食事や遊びの時、汚れを気にする。食事の時、こぼしたり、手を汚すことが多い
が、いちいち手や口を拭く。こうしていて、食べ散らかしたり、衣服が汚れるのはか
まわない。遊んでいても、どろんこになりながら遊んでいて、手が汚くなったと必ず
来る。
答;年齢的に夢中になっていると汚れも気にしない、気がつかない。手や口は見えた
り、感じたりするから、はっと気がつくと、潔癖な性格、敏感な子どもや反応が強い
子どもでは気になるので、急いで手を拭いたり、洗ったりするのでしょう。大きくな
ると気にしなくなります。逆に、気にしないのが困るような子もいます。

11)乱暴
例;自分よりも小さい子、弱そうな子を乱暴(押したり、叩く、蹴るなどの真似)を
することがある。
答;もしかしたら、親愛の情を示しているのかも知れません。御挨拶をしているのか
も知れません。でも、乱暴に押したり、叩いたりすると、小さい子どもにけがをさせ
て、「イタイ、イタイになるからやめようね」としつけましょう。
 大きくなるに連れて、けがをさせることが分かり、またみんなが遊んでくれなくな
りますから、自然と乱暴しなくなるでしょう。気長によく言い聞かせましょう。

12)いやだの連発
例;最近、「いやだ」を連発するようになり、集団の中で特に甚だしいように見え
る。
答;自分というものができてきたからです。2歳頃からできてくる子どももいます
し、3歳になってできてくる子どももいます。
 何がいやなのか、聞いても分からなくて、連発していることもあります。年齢と共
に良くなってきますので、暖かく見守りましょう。

13)落ちつきがない(活発)、あきやすい
例1;だんだんに集中しなくなる。
例2;落ちつきがなく、気が散りやすい性格なので、幼稚園など、集団の生活に入っ
た時が心配です。
答;3歳では、どの子どもも、大人が期待する程集中する時間は長くなく、飽きてき
て集中しなくなってくるものです。
 特に、気質の活発さの程度が活発な方であり、固執性があっさりしている、また気
が散りやすい方であれば集中しないのが目立つようになります。
 年齢と共に気質を抑制できるようになれば、親は良くなってきたと感じます。
 あまりにも、落ちつきがなさ過ぎたら、あまりにも気が散りやすかったら、「ここ
に座って、もう一度やってみよう」とやらせてみる。何回もやらせると逆効果です。
座ってもう一度やったら、「よくやったね」とほめてやる。だんだんに、やる回数を
増やしていって、ほめてやらせるのがよいでしょう。
 叱らずにほめてやらせる、気長にしつけるのがよいでしょう。

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14)人見知り、しり込み
例1;近所に子どもが少ないため、子どもクラブに週1回通っていますが、教室に入
るまで大泣きしていやがります。
例2;人の中に入っていくのに時間がかかります。
例3;新しいことに対して、なかなか手を出さず、「一緒にやろう」と言われても、
自分が今までやったことがないことだと、絶対にしない。まわり全部がやっていて
も、一人だけじっと動かずにいる。
答;人に慣れやすい子、慣れにくい子、引っ込み思案の子といろいろいます。
 気質と言って持って生まれたものによるのですが、成長するに連れて、社会性が発
達して来るに連れて、3歳、4歳、5歳となるに連れて、自分で気質を抑制できるよ
うになり、良くなってきます。2歳の頃より大分良くなってきたと思いませんか。
 石橋を叩いて渡るようなことは大変結構なことですが、それも程度によります。
 遊び場で活発に跳び回るようにさせましょう。それには、いろんな所で、いろんな
場面に出会って、慣れるのがよいでしょう。
 公園や遊園地で遊ばせておけば、だんだんよくなります。ジャングルジムやぶらん
こでは活発に運動する、しかし危険と思われること、例えば岸から船に乗り移る時、
知らない人に声をかけられた時、また子どもには一寸無理だと思われるはしごに登る
時などは、石橋を叩いて渡るような慎重さを持って行動するように育てたいもので
す。

15)人なつこい
例;知らない人でも、犬の散歩などしている人について行く。
答;一言で言えば、人なつこい子どもです。新しい場面に積極的で、変化への順応も
はやい子です。でも、犬に気を取られてついていくのかも知れませんね。
 知らない人について行かないように、繰り返し言い聞かせましょう。でも、あまり
にもしつこく言いますと、かえって逆効果のこともあります。気長にしつけましょ
う。

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16)スローモーション
例1;のろまなところがある。
例2;動作が鈍い。
例3;行動がわりとゆっくりしている。
答;3歳児では、親の期待ほど出来ないことが沢山あります。親の要求が過大であれ
ば言う通りにしない、グズグズしていると親が思いがちになります。要求しているこ
とが、3歳児に、この子にとって過大でないかなと反省してみることも大切です。
 子どもから見れば、やりたくないことをさせられれば、シブシブすることになるの
で、スローモーション(のろま)になります。また、子どもの気質がエンジンがかか
りにくい子どもであれば、なかなかしないので、一層スローモーション(のろま)が
目立ってくるでしょう。
 いずれにしても、年齢と共に改善することですから、親の要求が過大でないことを
再確認して、温かい目で見守ってやりましょう。

17)敏感
例;大変、敏感なので、叱り方が難しい。
答;幼児の考え方は自己中心性で、主張や批判する年齢となりました。それに、よそ
の子より気質的に敏感なので大変なのでしょう。
 年齢と共によくなります。暖かく見守りましょう。

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3.遊び

1)同年齢との遊び
例1;一人っ子のためか同じ年齢との付き合いが悪いと思われます。
例2;友達との遊び方がわからない。
例3;自己中心的な遊びが多く、他の子どもとの接し方自体、本人が分からないよう
に見受けられます。
例4;ほとんど親や大人と一緒なので、叩いたり、けとばしたり、はげしい遊びが多
いので、他人に対して手加減というものがわかっているのか少し心配です。
答;例えば、幼稚園はどのように楽しいところかを、毎日、それとなく話題にのせ
て、子どもに興味を持たせるようにしたらどうでしょう。そして、いろいろな場所、
遊園地や公園などで、他の子どものいるところで遊ばせていれば、自然と子ども同志
で遊ぶようになります。
 このようにして、幼稚園に行けば、子ども達の付き合いで、時にはけんかすること
もあるでしょうが、皆んなとうまくお付き合いが出来るようになるでしょう。

2)おもちゃなど貸さない
例1;他人の物はよく借りたがるのに、お友達に自分の玩具を貸したがらない。
例2;お友達に、遊び道具を貸したりしない。
例3;友達に物を貸せない。友達がさわるだけでも、いつまでも怒っている。
例4;人が使っている物を欲しがる。
答;この年齢にふさわしい行動です。だんだん大きくなるに連れて、4歳、5歳とな
るに連れて、社会性が芽生えてくると消え失せる行動です。2歳の頃よりは良くなっ
たでしょう。
 欲しい物は取る、したいことはするなど自分の欲求のまま行動するのがこの年齢の
特徴です。
 だんだんに、この社会の仕組みを理解し、欲求のまま行動すれば、他の子どもにコ
ツンとやられる、逃げられるなどの場面に遭遇して、みんなと仲良くやっていかなけ
ればならないことを肌で覚えるのです。自分の欲求を規制できるようになります。
 状況により、我慢しなければならないこともあることを根気よく覚えさせましょ
う。

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4.生活習慣

1)ゆびしゃぶり、爪かみ
例1;親指をなめるくせがある。
例2;指しゃぶりが直らない。
例3;何かに熱中すると、指をしゃぶる。
例4;指吸いと爪を噛む。
答;くせです。放っておいて、自然と直るくせです。
 ただ、なめるところがただれたり、吸いだこができている時は、清潔な口に入れて
もよい器具をなめさせておいて、しゃぶらせておいて、それから時間をかけて止めさ
せるようにしたらどうでしょう。

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2)トイレについて
例1;2歳すぎにおむつをとりましたが、まだもらしたり、ちびったりします。
例2;おしっこをギリギリまで我慢して、パンツを何枚もぬらす。
例3;トイレがまだ出来なくて困っている。
答;そのうちできるようになると、のんびり考えておきましょう。
 面白い遊びなどに、夢中になっていますと、もらしたり、ちびったりします。
 トイレに行ってから、遊ぶようにいいきかせましょう。いずれ直ることですので、
心配いりません。

例4;姉がトイレのドアを閉めたら、一人でトイレに行かなくなった。
例5;トイレでうんちができない。
例6;トイレに一人で行けない。
答;何か原因があるのではないでしょうか。
(1)こわがるような話をしたとか。
(2)中に入っている時、暗くしたとか。
(3)言うことを聞かないので、トイレに閉じこめたとか。
(4)母が側にいないで、一人でトイレに入れるようにしたとか。
(5)大人の便器なので、落ちそうで困るとか。
 お母さんが側についているからと、一緒に中に入ってゆっくりさせましょう。途中
で離れたりしないで、終わるまで側にいてやりましょう。だんだん良くなります。

例7;何かしている時、こちらから声をかけないとトイレになかなか行こうとしませ
ん。ぎりぎりまで我慢しているので、パンツがぬれている時が多いです。夜も、まだ
おねしょをしますし、他の子どもと比べるとおしっこの間隔が短いのですが。
答;3歳児では、ごく見られることですので、心配いりません。ただ、パンツが始終
汚れる時は、尿路感染症の時もありますから、一度かかりつけの小児科医を受診しま
しょう。

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3)はやくやって欲しい
例1;着替えや食事をはやく一人で出来るようになって欲しい。
例2;着替えがおそい(取り組みがおそい)。
答;年齢的に、個人差が見られ、はやくできる子どもと時間がかかる子どもがありま
す。親の期待度が大であったり、要求が過大ではないでしょうか。この辺も考えてみ
て下さい。あせらないで、のんびりと構えてやらせていれば、そのうち良くなりま
す。

4)後かたづけをしない
例;おもちゃや本などの後かたづけをしない。
答;3歳児では難しいことです。遊んだ後で、お母さんが一緒になってかたづけるよ
うにしたらどうでしょう。
 かたづけると言っても、箱の中に投げ込むのが主でしょうが、あそこに持って行っ
て、箱の中に入れてちょうだいなど、お母さんと一緒にかたづけたらよいでしょう。

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5)夜泣き
例;夜泣きをすることが多い。
答;幼児では、3歳児ではよく見られることです。例えば、昼に人混みの中に行った
時とかお友達と大騒ぎをして遊んだ夜によく見られます。心配いりません。

6)左利き
例;食事の時、左手でスプーンでも箸でも持ちます。その時、注意をすると右手に持
ちますが、しばらくするとまた左手に持って食べます。
答;そのままにしておいてください。自分から右手を使うように練習する時は別とし
て、無理に右手を使うように直す必要はありません。

5.食事
  食事については、幼児食の項を参照されたい。
例;下の子どもが生まれてから、おかずをあまり食べなくなった。
答;これも3歳児ではよく見られることです。幼児はお母さんが思うほど食べないも
のです。それに、赤ちゃんが生まれたので、赤ちゃん返りが来ているのでしょう。
 気にしないで様子を見ていて下さい。

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6.言葉
 言葉がはっきりしないとかどもるとかの訴えは割合多い訴えです。市町村の3歳児
健診を受診して下さい。問題があれば、心配があれば相談にのっていただけます。
例1;言葉がはっきりせず、何を言っているのかよく分からないことがしばしばで
す。
例2;どもることがあります。
例3;同じ年齢の子どもに比べて、言葉が遅いような気がします。
例4;か、き、く、け、こがはっきり言えないで、た、ち、つ、て、とに聞こえる。
例5;ウルトラマンをウルパンマン、ビデオがビデロと言います。
答;もう少しすれば、はっきりするようになります。年齢的にも個人差が見られます
ので、言葉がおそいと思うのでしょう。また、どもりもゆっくりお話しするようにし
ていれば、大抵直ってきます。
 家中の人がこの子が側にいる時、会話をする時、ゆっくりお話をするようにしたら
どうでしょう。
 子どももゆっくりお話をするようになりますと、割合、はやく言葉がはっきりして
きますし、どもりも直ってきます。
 ゆっくりお話をするようにしていますと、かきくけこも、ウルトラマンなども年齢
と共によく言えるようになります。

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7.早期教育
例1;国産車の名前は殆ど覚えているのに、数字を覚えるのが苦手のようです。
例2;そろそろ文字、数字、数え方などを教えようと思いますが、自分が出来ないこ
とはやろうとしません。
例3;自分が気に入ったことはするが、勉強とか教えようとすると、いやがります。
答;自分が興味がないのは、なかなか覚えられないのは大人も同じです。興味がある
車の名前は直ぐ覚えられるが、無味乾燥な数字、特に暗記させられるのは苦手なのは
当たり前です。
 無理に数字を覚えさせようとはしないで、車が何台通ったか数えてみましょうと、
お母さんと2人で数えていけば興味があるので、割合、覚えられるのではないでしょ
うか。
 それで、できなくてもがっかりすることはありません。決していやがるのを無理強
いしてはいけません。大人になって数字を知らない人はいないのだから、そのうち覚
えられるだろうとのんびり構えていれば、出来るようになります。

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