「翻訳工房」!?

翻訳なのに、なんで「工房」なのだろうか。

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翻訳の仕事は1999年から始めていたが、このサイトを立ち上げたのは2001年のことだ。その際、量産品ではない「こだわり」の翻訳を目ざして「翻訳工房」を冠し「翻訳工房M&O」と名付けた。理念を持って翻訳を業務としている個人または対等なグループ(誰かが主宰するグループではない)をイメージしたものだ。

別段「翻訳工房」という前例を見た覚えもなく名付けたのだが、先日戯れに「翻訳工房」でウェブを検索してみると、結構な数がヒットしてビックリ。だが、よく見ると、企業が名乗っているケースが多くてがっかりしてしまった。と言うのは、個性的な翻訳工房がインターネットを通じて集まれば、翻訳者にとっても依頼者にとっても楽しいと思うからだ。依頼者はウェブを検索して所要の言語ペア(英日訳、日独訳など)とスタイルを持つ翻訳工房を探し依頼することができる。当然中間マージンがないからその分お互いに利点があるし、直接依頼者と相談できることの効用は大きい。(翻訳会社は無駄というわけではない。大規模な翻訳などには必要だし、何よりも出版社が担っている編集機能は極めて重要だ。もっとも、編集機能を果たしていない翻訳会社が多いように思うが)

こうした「翻訳工房」のイメージを念頭に、個人で看板を掲げていると思われるサイトを探してみると、5つほどが見つかった。(以下のコメントは、評価を目的とするものではないことを予めお断りしておく。しかも、それぞれのウェブサイトを一瞥した限りのものである)

産業翻訳の場合、翻訳者に著作権はなく、名前も示されないことが多い。したがって、実績を示すのは困難である。だが、関心のある分野で翻訳してみたい文章を探し、著者と交渉して、翻訳と公開の許可を取り付けることはできる。どのような訳文を作るのか、スタイルを開示してほしいと思う。