深田久弥氏の『日本百名山』、いまさら説明は要らないでしょうが、 大学ワンゲル部に所属した1993年から、漠然と意識し始め、いつの まにか卒業するまでに半数を超えていました。 もちろん、子供時代に家族登山で登った山、学校登山で行ったことの ある山も含まれます。 ある程度の数を登るようになると、「百名山」ばかり意図的に登る ようになりがちで、ちかくにある渋い山があっても見向きもしない傾向 がないことはありませんでした。しかし、いい山はだれがなんと言お うといいもので、気に入れば何度でも足を運びます。雲取山などは都合 5回も登頂。アプローチが容易な大菩薩嶺、八ヶ岳も数回訪れていま す。 ここ数年、その百名山がブームだとかで、本来、都会のの雑踏から避 難し、世間の憂さを晴らすために山へ来たのに、団体登山客にでくわ すと正直、気が滅入ります。以前は混雑の山が嫌ならば、学生の特権を 活かして、平日に山に入ったものでしたが、いまは余暇をフルに使える 中高年のかたがたがブームの牽引役なので、いつ行っても状況は変わ らなくなったようです。 そんな理由と、留学、仕事のためと、ここ数年日本にいないため、百 名山とはめっきり離れてしまっています。一番最近に登頂した山は2 000年2月の蓼科山です。2001年の2月にも草津へは行きまし たが、白根山まではとても、、、単なる温泉の旅だったもので。 いま私が滞在する台湾にも「台湾百岳」があるんですよ。でもほと んどが中央山脈の3000m峰。これらの山には管制がしかれており 外国人には敷居が高い。でも近いうちに玉山(新高山)には是非登りた いと思っています。 『日本百名山』も、ある程度の数を登りかけたら、やっぱり人間の 心理として全登頂を完成したくなるものです。あと三十数座、しかも 自己の未踏峰のほとんどが北アルプスに集中しているのを考えると、一 度は北ア大縦走するというのが、目下の目標です。
