・前髪
「あっ!大石の前髪に枝毛はっけーん!!」
「前髪はちゃんとトリートメントしてるんだけどな」
「・・・マジで・・・・?」
・絆創膏
「大石、どしたの?その指」
「これ?プリントで切ったんだよ」
「可愛いバンソコ貼っちゃって〜」
「クラスの女子がくれたんだけど、やっぱりちょっと恥ずかしいな」
「イチゴ柄で可愛いじゃん」
「そういえば英二のほっぺのバンソウコウはいつも白だな。こういうのは貼らないのか?」
「そーんな可愛いの貼ったらオレもっと可愛くなっちゃうじゃん〜。にゃははは」
「あ、なるほど」
「・・・・・・えっと、そこは、『なるほど』、じゃなくてさ・・・ツッコミとか・・・えっと・・・・・・ありがと」
・忘れ物
「おおいしぃ〜、数学の教科書とノート貸して」
「また忘れたのか?仕方ないな。ほら」
「休み時間に返しにくるから、そしたら次は現国の教科書とノートね」
「現国も持ってこなかったのか・・・」
「あとね、シャーペンと消しゴムと・・・」
「ち、ちょっと待った、英二!手ぶらで学校に来たのか?」
「ちゃんと持ってきたよ、ラケットとジャージと・・・」
「英二。部活前に授業があるってわかってるか?」
「ほんとやんなっちゃうよねー。授業なんてなくていいのにさー」
「・・・そうじゃないだろ・・・」
・金魚
「うわーあっちぃ〜」
「英二は髪が長いから暑そうだよな」
「ほーんと、夏になると大石みたいな頭にしよっかなって思っちゃうよ〜」
「・・・・・・想像できないな」
「暑い〜死ぬ〜腐る〜」
「そうだ、いいものがあるよ」
「なに?」
「ほら、これ」
「あ!髪ゴム!赤い金魚がついてる!かっわいい〜。どしたの、これ」
「妹のだよ。結ってくれって時々持ってくるんだ」
「大石が結んであげんの?へぇー、おにいちゃんしてるじゃ〜ん」
「からかうんなら貸さないぞ」
「うひゃひゃ、照れてる照れてる」
「・・・英二」
「わーかったって。ごめん。もう言わないからさ、オレの髪も結ってよ」
「自分でしなさい」
「えー、いーじゃん。ねーってばー」
「・・・ったく、しょうがないなぁ。変だって後で文句言うなよ」
「言わないって。ほらほら」
□しばらくお待ちください□
「出来上がり」
「鏡見せて、鏡!」
「はい」
「うわー!あっはっはっは・・・なにこれ、すっげーかわいぃ〜。頭の両側にお団子乗ってる〜」
「英二は下の方の髪が短いから、てっぺんで結ぶしかなかったんだよ・・・」
「よーし、このまま外へ遊びにくぞー!」
「えええええっ!?」
「ほら、行こ、大石!早く早く〜」
「ちょっと待て、英二!ほんとにそのまま行くのか!?」
「早くしないと置いてくぞ〜」
「ま・・・待てったら・・・!!」
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