・箱舟
世界が洪水に飲み込まれようとしています。
あなたは小さな船を一艘もっていました。
その船には5人まで乗ることができます。あなたは誰をのせますか?
「・・・ノアの箱舟?」
「そじゃなくて、よくあるじゃん。崖から落ちそうになってる2人のどっちを助ける?とか。あれ」
「心理テストみたいなもの?」
「オチがないからちょっと違うかな」
「心理テストにオチなんてあったかな・・・」
「細かいことはいーから!大石なら誰を船にのせる?」
「難しいな・・・5人だろ?自分の親しい人ばかり乗せるのも不公平な気がするし」
「いーんだって。大石の船なんだから」
「それじゃ他の人も船を持ってるって事?」
「あー・・・うんうん。持ってる持ってる」
「そうか。それなら遠慮しなくていいな」
「で、誰?」
「両親と妹、あとは・・・。あ!」
「なに?どったの?」
「英二のところは家族が多いから船に乗りきれないだろ?うちの船に乗せるよ」
「・・・ほぇ?」
「それでもまだ足りないな・・・。乾なら兄弟もいないし乗せてもらえるかもしれないぞ?」
「ちょーっと待った!!なんか話が変な方へいってる!」
「え、そうか?でも全員乗せてあげないと・・・」
「だ・か・ら!趣旨が違うっての!!この質問はあなたが大事に思ってる人は誰かっていう・・・」
「合ってるじゃないか」
「・・・・・・そう?・・・あれ??」
「そういう英二は誰を乗せようと思ったんだ?」
「オレはじーちゃんとばーちゃんとかあちゃん、大石の妹とおばさん」
「・・・そりゃどういう組み合わせなんだ?」
「にーちゃんとねーちゃんととーちゃん達は泳ぐの!もちオレと大石も」
「なるほど!そうか、そういう方法があったな。頭いいなぁ、英二」
「えっへん!」
「ん?待てよ?そうすると英二がさっき言ってた趣旨と変わってこないか?」
「あ!・・・しまった・・・」
「人のこと言えないじゃないか。アクロバティックなとこは英二らしいけどね」
「にゃはは〜」
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