猫耳の危険な未来予想図
「あ、大石!見て見て、猫丸だにゃーん」
「どうっすか、大石先輩!英二先輩似合い過ぎっすよねー」
「…桃城。なんだ、アレは」
「猫耳っすよ。昨日商店街の福引きで、パーティセットってのが当たったんスけど、そん中にあれが、」
「没収だ」
「ええっ、なんでスか!」
「こういう風紀を乱すものは部室への持込厳禁だ。危険だからな」
「危険って、んな、大袈裟っすよ」
「大袈裟じゃない。いいか、猫耳なんか英二に付けさせたら、見てる人がムラムラするだろ?」
「ムラムラって、しないっすよ!」
「いいや、するな。俺は興奮した」
「したんスか・・・。つか、普通はしないと・・・、」
「まだわかってないようだな。この俺でさえ興奮するんだぞ?他の奴が見たらどうなると思う?」
「え・・・っと」
「例えば乾。桃城、お前は知らないだろうが、実は乾は変態でストーカーだ」
「いや、みんな知ってますけど・・・」
「その変態でストーカーの乾が、猫耳英二なんか見たら大変なことになるぞ?睡眠薬入り乾汁を飲ませて、イタズラ目的で家に連れて帰ろうとするかもしれない」
「いくら乾先輩でも、それは、」
「さらに手塚も危険だ。猫耳は規律を乱すとか言って英二にグランド100週させたあげく、疲れて動けなくなった英二を保健室になんか連れ込んだらどうする?部長ですから、とか言われたら誰も逆らえないぞ」
「・・・は、はは、まさか。あの手塚部長が、」
「不二が開眼してみんなが凍り付いてる隙に英二を小脇に抱えて走り去るかもしれない」
「小脇にって、小荷物じゃないんスから」
「海堂や越前だって危ないぞ。あの2人は無類の猫好きだ。可愛い猫だなんていって、どっちが英二を連れ帰るかで揉めて、決闘でも始めたらどうする」
「や、いくらマムシだって、本物の猫と見間違えたりは・・・」
「タカさんのバーニングパワーを発揮されたら英二を取り返せるか?」
「・・・いや、だから・・・・・あの、・・・・・・危険、っすよね・・・はは、はははは・・・・・・」
「わかってくれたか、桃城。ありがとう」
「・・・・・・・・・」
「あ、ところで、桃。この没収した猫耳、俺が貰ってもいいかな?」
「・・・もういいっす、なんでも。好きにしちゃってください」
「そうか、悪いな。あ、英二!今日はうちに泊まりに来ないか?」
「んー?いいよーん」
「(・・・大石先輩が一番やばいんじゃ・・・)」
→end (2007・10 アンケートお礼SS)