超3極管接続アンプ--  1p --


超3極管接続Ver.1 6BM8 シングル ステレオパワーアンプ Uの制作
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1.どんなアンプを作ろうか

■昨年、SPARK 「834A」という真空管アンプを購入して音の良さに感激して今年初めにはエレキットの 真空管CDプレーヤー「TU-878CD」と  6L6GCシングルステレオアンプ「TU-879」を制作、長く聞いていても疲れない真空管の音にCDの購入枚数も増えて毎日楽しんでましたが、これはもしかしたらまだ知らない音が他にもあるのではないかと思い  次は部品を集めてシャーシを加工して自分作ってみようという気になりだし・・・・・・・・・と思い出すともう止まらないもので。  昔、学生時代に一台作った経験もあって、どうにかなるだろうと浅はかな考えで制作を決定しました。

■作るといってもどんなアンプが良いのか、真空管は何が良いのかトランスは、パーツは簡単に手にいるのかシャーシの加工も大変みたいだし  肝心の回路はどんなものが良いのか?
色々と考えネットで検索して見て廻ると「無線と実験」等の専門誌にも掲載されてるような有名な方の回路が目に付きます、例えば「情熱の真空管」 http://home.highway.ne.jp/teddy/tubes/tubes.htm ぺるけ氏のHP
Evolve Power Amplifiers「進化するパワーアンプ」 http://www.ne.jp/asahi/evo/amp/index.htm上条氏のHP
他にもいくつか見つかります。

■そんな中でネットで検索してるとよく見かける「超3極管接続」というもの、これはなんだろうと設計者 Evolve Power Amplifiers「進化するパワーアンプ」の上条氏のHPで見てみると 真空管と半導体を組み合わせて作ってある「超3極管接続Ver.1 6BM8 シングル ステレオパワーアンプ U」が目に付き、これなら部品数も少ないし自分でも出来るだろうと思い また、ネット上で見て廻ってもかなりの方が作っておられ「いい音だ」と言われてるし今回はこれて製作しようと決定!

それと上条氏が「NOTE」の中で「超3極管接続アンプは、その音の出かたが既存の真空管アンプと大きく違うために、その音を聴いた者は皆一様に驚愕し一瞬たじろぐ。 大概の人間はこれは真実なのかと、自分の耳を疑い、スピーカを疑い、アンプを疑い、そして何かを見つけるだろう。」と書いておられ また「実際の程度が知りたいところでしょうけど、こればかりは超3極管接続アンプを製作して聴いて頂きたいと思います」とそんな「NOTE」を読んで、これは是非作ってどんなものか聞いてみなければと決めたもう一つの大きな理由の一つでした。

設計等の詳細についてはEvolve Power Amplifiers「進化するパワーアンプ」 http://www.ne.jp/asahi/evo/amp/index.htm上条氏のHPをご覧下さい。

2.パーツの購入

電源トランス

 電源トランスは「TANGO GS-165」これは220V〜220V端子があって今回使う真空管「6BM8」×S2にピッタリのもので真空管と回路が決まればおのずと決まってしまいまいます。 他にもトランスメーカーはありますが、真空管時代には世界の「TANGOトランス」でしたがやはり時代の流れにはかなわなくて生産中止となりましたが「TANGO」を残そうと有志の方が資金を出し合って 今は「TANGO」ブランドそのままで「アイエスオー」という会社がやっておられます、トランスを買う時にお店の方がそういう事なので「TANGOトランス」を是非買ってやって下さいという事でした。
 ぺるけ氏が「Building My Very First Tube Amp講座」の中のトランス選定のこだわりで書いておられますが、このトランスの焼き付け塗装が結構お金が掛かってるそうで価格が高いそうです、 でも高いぶん見た目も良いしTANGOブランドで統一しました。


出力トランス

 シングル出力トランスは上条氏の設計当時の「TANGO U-608」は現在製造されてなくて代替え品で「TANGO M-757」これは出力7W 1次インピーダンス5Kと7Kのタップで許容電流が60mAで丁度良いので これに決定!角形ケース入りで電源トランスと同じ焼き付け塗装の製品です(写真では色が違いますが同じ色です)


真空管

真空管は、6BM8(ELC82)もう定番の球で知らない人はいないでしょう、新品ペアで買ったけど中国制か何処で作ってるのかわかりません、価格は2本で5,250円値段は高いのかな? 福岡のカホパーツセンターで購入


コンデンサー

電源のコンデンサーはオーディオ用という事で「ニチケミ KMH400LGSN330UF」400V330MF 電圧が高いコンデンサーは数少なく価格も高い! なんと1本3,465円 
あと2本の+B電源とカソードに入ってるコンデンサーまでは同じ物は無理なので、普通の電解コンデンサー350V220MFで我慢。


ケース

ケースも適当な大きさがなくて、少し大きいけど真空管アンプ用として作られた「LEAD MK300」アルミ製で厚みも1.5mm程度なので加工も楽くと思い これに決定、黒の網カバーはスチール製で本体価格のほとんどがこの網の部分で占めてるかも(笑)
 その他のパーツは 整流用のファーストリカバリーダイオード以外はあらかじめ在庫の確認をしてた福岡のカホパーツセンターで直接行って購入。
整流用のファーストリカバリーダイオード「東芝ダイオード3TH62」は一週間程で手に入りました。


3.制作にかかる

 
レイアウト

 シャーシ上にトランス、コンデンサー、ソケット、バリオーム、入出力端子等をレイアウトしてみる、電源トランスは磁気シールドタイプなので 向きは関係ないので見た目と持った時のバランスも考えて配置を繰り返してみました。
 以前買った SPARKの「834A」管球アンプはトランス類がすべて後ろに並んで重量のバランスが極端に後ろにあるので持ち上げようとすると後ろにひっくり返しそうになる、 事実ひっくり返した!(笑)今回はそんなに重量はないけど考えには入れてみた。


墨付け

 墨付けと書くと大工さんみたいですが、各パーツを当てて取り付け穴等を合わせて印しを付ける方法でやってみました。
トランスは四角い穴になるので枠を一度外してそれに合わせてみました。


加工道具

 丸い穴の加工はシャーシパンチでそして問題はトランスの四角の穴でたまたま持ってたエアーニブラを使いました、ある程度の曲線も切れて 音も静かで粉塵もほとんどないので楽でした。

 電源コードもパソコンで使われてるアース付きの異形のソケットなので加工が大変と思ってましたが以外と楽でニブラで切り取りヤスリ仕上げで綺麗に収まりました。

すべての下穴開けはボール盤で行いました。


下穴

 ビス穴は3.3mmと4.5mmで使用ネジに合わせて開け、大きな穴については必ずずれないように4.5mm程度の下穴を開けて次に大きなキリ先で開けます。
 ポンチを使わなかったのは、材料が薄いアルミであることとボール盤を使用したので芯出しが正確に出たので使ってません。


穴開け完了

 こんな感じで仕上がりました、裏側のバリ取りとパーツを当ててみて上手く収まるかヤスリがけ等の調整が残ってます。


仕上げ

 仕上げの加工はエアーサンダーで・・・・これが大きな間違いでした(;^_^A アセアセ
 基本的には柔らかい素材は固い砥石で固い物を削る場合は柔らかい砥石が基本ですが、アルミの場合は上手くいきません 小さな穴のバリ取りはなんとかできますが、それでも砥石が目詰まりして毎回ドレッサーで砥石を磨いてあげなければいけません こんな物使うより、小さな穴の裏側のバリ取りは例えば3〜4mmの穴だと10o程度のキリ先を手で持って回してあげると簡単に綺麗に 取れます、また穴のサイズ調整は手ヤスリの比較的目の細かい40番程度で削ってあげると上手くいきますスチールとかステンレスなら 機械の力も必要かもしれません。

 これで加工は完了です次はパーツの取り付けです。