侯孝賢作品ロケ地情報
九 イ分・金瓜石

悲情城市」では海岸線の風景や酒場が九分で、 文清の写真館などが金瓜石で撮影されました。
恋恋風塵」ではワンとホンが住む炭鉱の町が九分で撮影されました。

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瑞芳・九分・十分付近
 「悲情城市」は九分金瓜石で、 「恋恋風塵」は九分で撮影されました。 ここは自然と古い町並みが残る美しい町で、 呉念眞の「多桑」など多くの映画が撮影されています。
 かつては炭鉱や金鉱の町として栄えましたが、現在は閉山されています。 非常に急峻な地形で、家々は斜面に張り付くように密集して並んでいます。 九分は「悲情城市」で一躍脚光を浴び、 休日には若者や家族連れが大挙して訪れる観光地になっています。

 【交通】いろいろなアクセス手段がありますが、 私はいつも基隆から路線バスに乗ります。 台北から基隆まで鉄道で40〜50分、高速バスで約40分です。
 基隆駅前から金瓜石行きの基隆客運の路線バスが出ています。 バスの正面に“基隆−金瓜石”と表示されていますが、 途中までしか行かない区間運転もあります。 フロントガラス内側に本当の行先を書いたプラスチックの板が置かれています。 所要時間は約40分、九分バス停か舊道バス停が便利です。 終点金瓜石へはさらに10分ほどです。 バスは途中、宜蘭線の瑞芳駅にも立ち寄りますので、 ここから上記の路線バスに乗ることもできます。 瑞芳から九分へは約15分です。 九分と金瓜石の間は、景色を眺めながらのんびり歩いても30〜40分です。
 帰路はバスの時刻が不明確なので、 バス停でずいぶんと待たされることがあります。 タクシー利用の場合、九分から基隆まで300元程度です。

九分拡大図
 「悲情城市」で国民党のラジオ放送のバックに映っていた景色は、 九分から眺めた海岸線です。 九分のどこからでも眺められますが、 作品では軽便路から見たアングルが使われました。 豎崎路から少し東側に入った位置です。 (地図印)

 舊道バス停脇のコンビニ横に狭い通りがあり、 土産物屋や食堂が並ぶ最も賑やかな一角です。 基山街というこの通りを道なりに進むと“九分茶房”という喫茶店があります。 この横に階段道の豎崎路があり、作品で盛り場として撮影された一角です。 少し下ると左側にその名も“悲情城市”という喫茶店があります。 ここは酒場として撮影された店です。

 バス通りを金瓜石の方へ行くとポツンと売店があります。 この先の階段道を下ると、やがてつづら折りの坂道へと続きます。 ここは、寛美が金瓜石の病院へ赴任する際に御輿に揺られて登ってきた坂道です。

 「恋恋風塵」でワンとホンの家が撮影されたのは、 基山街の曲がり角から山手へ登った一角です。 商店の裏口のような通路を入ると延々と階段道が続いています。 民家の軒先を道なりに登っていくとロケ地がありますが、 基山街から行くとかなり分かりにくいでしょう。 遠回りになりますが、雙溪へ向かう道路から崙頂路へまわる方が簡単です。 崙頂路に入ってひとつ目の階段道を下ると、すぐに少し開けた場所に出ます。 そこがホン君・ワンちゃんたちの家が撮影された場所です。

 ラストシーンで映る雄大な景色は雙溪へ向かう道路を進み、 町はずれまで来た場所にある展望台らしき場所から見えます。 道ばたにやや開けた広場があり、 山々に挟まれた谷間の向こうに海岸線が見えます。

 ◎この図の上が海側、下が山側です。バス通りは売店の付近がサミットです。
 ◎地球の歩き方(31)台湾('98-'99版)の九[イ分]の地図は、南北が逆に描かれています (^^;


金瓜石拡大図
 基隆・瑞芳からの路線バスは、金瓜石汽車站(バスターミナル)が終点です。 バスターミナル奥の東側に、下へ降りる階段道があります。 中山堂を右手に見ながら下ると、 水平な道路と交わる場所に文清の写真館があります。 かつて理髪店だった建物はすでに廃墟になっていますが、 ここで「悲情城市」が撮影されたことを示す看板が立てられています。 さらに下に続く階段道は、 写真館を訪れる人々が歩くシーンなど、何度か作品に登場します。

 写真館横の水平な道を南へ行くと、やがて食料品店のある一角に突き当たります。 この前の階段道を少し登ると、アスファルトで固められた広い空き地があります。 ここは寛美が赴任した鉱山病院があった場所ですが、 今は跡形もなく取り壊されています。 作品で病院の玄関前から見える階段道だけが、撮影当時のまま残っています。

 病院跡から、山の方へ延びる階段道を延々と登っていくと、 やがてトロッコの廃線跡に出ます。木々の中に線路が埋もれていますが、 行楽客がのんびり歩けるハイキングコースのようになっています。 廃線跡に沿って南へ行くと、やがて広場に出ます。 ここは本山五坑という坑口がある場所で、 トロッコの車輌や鉱山の廃墟が残されています。 広場から谷の方を見ると、眼下に日本家屋の屋根が見えます。 それは日本時代に建てられた迎賓館で、美しく整備・保存されています。 迎賓館の中では「悲情城市」などの作品の日本間の場面が撮影されましたが、 残念ながら中を見学することは出来ません。

 ちなみに、 迎賓館に近い警察署のそばに、周辺の観光案内図が設置されていますので、 参考になさってください。


※各図は大凡の位置関係を示すもので、正確ではありません。

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