「そんなときなんていう?」
簡単な問いかけですが、状況設定次第ではとてつもなく難しい問いかけになります。
「お菓子を貰ったらなんていう?」「助けてもらったらなんていう?」というような単純な問いかけではありません。
ジョスリンは、とても緻密に子どもの想像力くすぐるような場面を設定します。
その場面をセンダックの絵がとても鮮やかに描きます。
そして谷川俊太郎の日本語訳がリズミカルに音を刻みます。
ぼくの子どもは3歳10ヶ月で、まだ場面がよく理解できないところもありますが、口を開いたまま集中して絵本の世界に入り込みます。
そして、この絵本の発想をもとに、別の「そんなときなんていう?」話しを作ることもできそうです。
お勧めの1冊です。
ところで、ぼくにはどうしても尋ねられたくない問いがあります。
なぜなら、ぼくには答えられないからです。
答えたくないのです。
そのような問いに答えなければならないように状況になりたくないのです。
そうした状況に陥らないために努力したいと思うほどです。
その問いを書いてみます。
皆さんは答えられますか?
あなたの愛する人(それは夫か妻か、子どもか、恋人か、親か、友人か、どなたかを想像してください)、その人の身柄が拘束されています。
軍服を着た男があなたの愛するその人に銃を突きつけながら、あなたにこう問いかけます。
「戦争に協力しなければ、こいつを殺す。さあ、どうする?」
そんなときなんていう?