昔からの身近な自然塗料

植物がくれた天然ワックス、それはクルミやツバキなどの木の実の油です。


今、暮しの中の、塗料や接着剤に含まれる化学物質などよる身体への影響が心配されています。(ハウスシック症候群など)


そんな中で、昔からの知恵がもう一度見直されつつあります。

ちょっと前までは、廊下を米ぬかを布袋に入れたもので磨いたり、色々な木の実の油をワックスに使ってました。

古い民家などは身近な木の実、たとえばクルミやツバキなど油分の多い木の実を使い、この木の実で建て具(板戸)や柱を磨く事で、今でも深みのある良い艶を保っています。


では、木の実をどの様にワックスとして使うかと申しますと、カンタンです。見てください。


材料:木の実(クルミ、ツバキ、ナッツ等) 2〜3個

   古いハンカチや布の端切れ20cm角位の物 1枚

   ひもや強い糸など 20〜30cm  1本


1.古ハンカチなどの布をひろげて下さい。


2.木の実(クルミ等)の外側の殻を取り除き、柔らかい部分だけを

  取り出し布の中央に集めて下さい。

  ツバキの実など大きな固まりの場合、切って小さくして下さい。


3.木の実を中心に包み込む様にしてひもなどでくくります。

  ちょうどテルテル坊主の逆さの形を作る感じです。

  ひもはしっかり結わえて下さい。


4.今度は、布に包まれた木の実を布の上から固いもの(金づちや木)で

  叩いて潰します。ジンワリと油が滲んできたらOKです。


5.油分をテーブルや家具の木の部分に、染み込ませる様に塗ります。

  時々さらに潰して油を出させて下さい。

  サラっとしてれば大丈夫ですが、実の種類によりベトベト感がある

  場合、塗り終わってから、乾いた布で乾拭きして下さい。


注意:自然の物ですので乾燥が遅く、木の表面に油が残っています。

   乾燥する前に紙や本など直接置きますと紙や本に滲んでしまう

   事がありますので気を付けて下さい。


   少しだけこの様な注意点に気をつけて頂く事で、ナチュラルで

   安全な塗料として木の実を活用する事が出来ます。 



   何かご不明な点等ありましたら、お気軽におたずねください。