工房しろくま


小型電動飛行機の部屋



A-10 EDF (GWS)


ダクト:GWS EDF50 2030*5インペラ
モーター:Feigao 1208436 Kv4100 *2
バッテリー:PolyQuesto 850mah 3celll
受信機:Smart RX6
サーボ:Waypoint 060*3


GWSの発泡半完成機です。エアクラフトさんから日本に入ってきたごく初期の物ですが長い間箱のままでながめていました。
純正はEDF50を使いますが、これだとパワー不足という意見もありますが、ベテランの方が無駄の無い操縦でスムーズに飛ばせば意外に飛ぶということもあり、パワーソースで悩んでおりました。そのうちEDF55を使う物も出てさらに迷っていたのですが、EDF50のCD−ROM化であれこれしている間に知った香港のFeigaoの12ミリモーターがアメリカから通販で入手でき、これならと思い製作しました。

機体の製作は定評のあるGWS製品ですので問題はありません。製作にはキットに入っている発泡用接着剤が指定されていますが、私はタイトボンドを使いました。他の機体でも使っていますが強度は問題ありませんし合わせ面をサンディングする場合には発泡機の場合大変作業がやりやすいです。
私は表面のポチポチとした突起は落としました。数カ所成型時のダボがありますがこれは削り落としバルサパテで成形します。
しなくてもいいのですが、接着時にマスキングテープで仮固定しておいて剥がそうとすると塗膜が剥がれてきましたので、結局田宮のスプレー2本使って塗り直しました。
あちこち大きな段差もありますので、素組でなければ手を入れた方が良いでしょう。キャノピー枠も塗装で仕上げます。

タイヤはOKの物に交換しました。見た目優先。

ダクトはEDF50のケース外側にカーボンキュアシートを一周巻いて歪み防止にします。Feigaoのモーターはそのまま載せ替えられますがヒートシンクは併用した方が良い様です。
インペラは5枚の物を移植しましたが、はめあいが緩い場合がありますので先端の穴から低粘度瞬間をちょっと垂らし抜け防止にします。
A−10ではダクトの回りを発泡のフェアリングで覆いますのでケース剛性も向上しますし、インテークリップも効率よい形状をしています。これによる推力向上はかなりあります。ノーマルEDF50でこの割と大きな機体が飛ぶのはこの効果だと思います。

FeigaoのKv4100を5枚インペラで使った場合ピークで4Aを下回りますのでバッテリーはPQ850mahの3セルを使いました。胴体のバッテリースペースの高さを少し広げる必要がありますが、バッテリーケースのふたはそのまま使えます。(私の機体は機首に25グラムのバラストが必要でしたので1100mahセルを使うのも良いかもしれません)
機首が軽くなりますので、ニッケル水素10セルでも良いかもしれません。

ノーズギアのホーンは割れ防止のため外側に糸を巻いて瞬間で固めています。

モーターコントローラーはキャッスルクリエーションのフェニックス10を2個使います。バッテリーと受信機への配線はYハーネスを作ってやりますが、片側のESCのBECしか使いませんのでもう一方のコントローラーの赤い配線(プラス電源)はカットしておきます。
狭い胴体ですが、受信機とモーターコントローラーはできるだけ離してレイアウトし、アンテナ線は胴体外に出ししっかり処理します。



秤に載せた状態での静止推力テストは双発で240グラムくらい(不正確)出てました。CD−ROMのEDFと違い低振動で快音が出ます。


テストフライト
一応完成した日の午後に知人と飛ばすことになっており、テストフライトとなりました。
 津田先生撮影画像
機体重量の半分位の静止推力で、揚力の出そうな構成のため、ゆったり飛ぶのではと思ってましたが、フライトは非常に軽快でした。
初離陸後エレベーターのニュートラル出しがずれておりトリム調整に時間がかかりましたが、パワー不足は全く感じませんでした。
機体自体大変失速しにくく、安定性と運動性のバランスも良く、全く変な癖はありません。スタントスポーツ機を飛ばしている感覚です。
双発の共鳴音は大変心地よいです。高Kvのモーターを使えばさらにパワーは出ますがバッテリーも重くなり軽快さは薄れるかもしれません。
水平からループが1回程度ですが、ロール軸の運動性は意外に良く、舵の座りもスタント機並に気持ち良いです。外観とかなり違います。
2フライト目から知人にビデオ撮影も御願いしたのですが、「背面ローパスしてーーーー」のリクエストに安全高度で応える運動性もあります。翼型から背面はかなりしんどいと思っていましたが、大きなダウンも必要無くすっすっと舵が入ります。小気味良いです。

5分ほどのフライトで400mah以下の消費でした。ダクト機は長い滑走距離が・・・・という事を忘れる感じでした。
送信機の設定で、滑走開始からスロットルにオフセットミキシングをかけ、スティック最スローでモーターが低速回転するようにしています。(地上で前進しない程度)胴体着陸をする機体には不向きですが、タキシング時の操作性は良くなります。(私はプロペラ機でも微速回転できるようアイドリングさせています 緊急時はミキシングスイッチをオフでカットできます)
舗装路で飛ばす場合などではこの方がタキシングがスムーズになります。

機体の元の設計が良いのか外観に似合わず?大変に素直な運動性を持っています。パワーを求めて機体重量が増えると上での性能に逆に悪影響が出そうな気もします。
よく飛びました。このサイズで双発ダクトの音が楽しめるのはなかなか面白いです。
ただ・・・ ブラシレス双発だとコントローラーが2つ必要になるのが欠点と言えば欠点かも。


EDF50や40の場合、パワーだけ追求するならCD−ROMモーターを使うメリットはあるのですが、アウトランナーのモーターを3万回転以上回すのは振動で多少不利な面があります。
FeigaoのKv5800のモーターでも最大60Wまでですが、ダクト内部のロスの低さと振動の少なさではこちらの方が良いケースもあります。
国産のコアレスモーターと比較し単価が大差無く、ボールベアリング支持でシャフトが貫通している事は模型用として使いやすいです。

フライトビデオ 1.68MB wmvファイル 撮影 Dr津田 さん



2004/10/28