日本・ポルトガル コルク工業

Portugal-Japan Cork Industrial Association

 

ホーム   コルクのお話  コルクの森紀行  ポルトガルから   トピックス 

ホルムアルデヒド発散等級表示規定  シックハウス対策登録(F☆☆☆☆)確認  会員


 木造校舎の思い出

思い起こせば昭和30年代に卒業した小学校は木造であった。歩くとギシギシとなり、自分たちで半年毎に木の床に油をベトベトになりながら引いたものだった。石炭だるまストーブとともに懐かしい思い出がよみがえる。この木造校舎も昭和50年代にはコンクリートの箱物と化し、昭和59年当時の木造校舎は全国でたったの13校 600m2に過ぎず、ほとんど消滅状態であった。 ところが昭和60年以降、農林水産省・文部科学省・林野庁が国産材の需要拡大や木造化の効用と言った点から、学校を含めた公共施設に対する建設や内装に木材を使用する際の推進・補助金事業を開始した結果、平成>14年には117校 110,000m2まで拡大した。

木造施設比率とは、当該年度における全事業面積に対する木造化実施面積の比率
参考文献
: 「木造校舎の教育環境」()日本住宅・木材技術センター編

木材の効用とは何だろう??

古代日本人が、火を使い、道具を作り、竪穴式住居に住み始めた頃から、木材は我々日本人にとって文化材として無くてはならないものとなった。

近年の校内暴力や情緒不安定、放浪、器物破損等の問題は家庭環境、しつけ、教育だけに起因するものでは無く、学習・居住環境が大きく影響しているといっても過言ではないだろう。昔はこんな問題は少なかった。何故なら我々は木造校舎にオイルびきの木床材(とてもフローリングといえる代物ではなかった)という木に囲まれた環境で勉強していたからだ。

()日本住宅・木材技術センターの木造校舎とコンクリート校舎における様々な環境調査を実施したが、温湿度環境・低温環境下における床材料の生態への影響・心理面・疲労低減性・保健室の利用/欠席状況・保育園/幼稚園児の行動特性等の比較結果では明らかに木造校舎に軍配が上がっている。

昨年、Pタイルからコルク床材に全面改修した幼稚園に行く機会があり、先生方にお話を伺うことができた。

「コルクにしてから、子供たちが床の上で転がったり、寝そべって本を読むようになりました。また、私たちが膝をついて子供に向かい合うときの痛さがなくなりました。」

コルクの良さをあらわす具体的な一例といえよう。

少しずつ意識も素材も替えていこう

教育施設の床材には天然素材のウッドフローリングも良いでしょう。しかし今求められている素材は環境負荷の少ないもの。もちろん製造時でも環境に負荷をかけないものがベストです。

温もり

   木材一般の熱伝導率は石材やタイル・コンクリート等の床材と比較すると10分の1以下であり、人が触れても急速に体温を奪うことなく、温かみを感じさせる。

やさしさ

   木材の繊維組織は中空構造であり、材自体のたわみとともに衝撃を適度に吸収する。

       木材自体が持っている自然で優しい感じや経年変化による色合いの変化が心理的に落ち着かせる効果がある。実際に木材の中には殺菌や抗菌効果がある事も実証され、我々の生活の中で実用されている。 

様々な物質の熱伝導率

物質

k/W・m-1・K-1

グラスウール

0.04

コルク

0.04-0.05

木材(乾)

0.14-0.18

コンクリート

1

リノリウム

0.08

83.5

アルミニウム

236

参考文献: 理科年表 2006年版 国立天文台編

どうしてコルク?

しかし、どんな材でも良いというわけではない。これからの地球環境を保全し、次世代に受け継ぐためには次の点に留意して材の選定をしていかなければならない。

省エネルギー 

コルクは軽量で浮力があり、湿気を通しにくく、弾力性に富み、燃えにくい。これはコルクが空気を充満した微細な細胞が1p3当たり2,000万〜4,000万個の気泡構造であるからである。この気泡構造は、あわせて高い断熱性、保温性、吸湿性、吸音性などもコルクに与えている。つまり使用することで断熱効果を向上させ、快適で、冷暖房費も抑制できる。

エコマテリアル

地球温暖化にもつながる熱帯雨林材等再生の不可能な材を使用しないこと、また施工時や使用時に人体に悪影響を及ぼさない地球に、人間にやさしい材の選定をすること。9年毎に再生するコルク以外に該当する材は見当たらない。何故なら木を切っていないからだ。

リサイクル

  「バージンコルク」と呼ばれる一番樹皮をはじめとしてワイン栓の抜きクズ、採取時に出る粉砕材や皮、他のコルク製品を生産する際に発生するクズ(破片)などが使われる。また使用済みのワイン栓も一部回収・再利用されており、小片や小クズはボイラーに入れ燃料として使用され、一片の無駄なく利用できている。

セーフティー

古くから靴底として使われてきた「実績」に裏打ちされた弾力性も無視できない。特に足・腰の負担が、硬い床に比べ軽減され、コルクのアンダーレイメント(下敷き材)を引き込めば、万が一、転倒してもコルクの気泡構造が衝撃を柔らかく吸収するため他の固い床材と比較して、歩行でも立位作業(先生)でも疲れ難く学童や生徒にも安全な室内環境が実現できる。また当工業会員各社がポルトガルから輸入し、国内販売しているコルクはすべて国土交通大臣認定F☆☆☆☆であり、厚生労働省指定の特定化学物質VOC指針値をクリアーしている大変安全性の高い製品である。 

今求められるものは?

自然の復元力を生かした究極の再生材。地球に人にやさしいエコ素材。

森林、植栽、デッキ、ベンチ等木材がある所、人が集い、人が集っている所に木材があるという現象。腰をかけ、談笑し、食事をし、日光浴をし、グリーンを育てる。無機質な建築空間に潤いを与えるのも木材である。

その中でも総合点がもっとも高いものはコルクであることはいうまでもない。これから育つ子供たちにぜひ快適な教育環境で勉学に励んで欲しい。

 

 日本・ポルトガルコルク工業会 事務局広報部 (2006年) 

 

トピックス No1 → トピックス No2 → トピックス No3 → トピックス No4 → トピックス No5 → トピックス No6  → トピックス No7  → トピックス No8

 

ホーム  コルクのお話 コルクの森紀行 ポルトガルから  トピックス ホルムアルデヒド発散等級表示規定 シックハウス対策登録(F☆☆☆☆)確認 会員

 

ワインのコルク栓ワインのコルク栓 〜需要なくなると森林が消える?   すべての規制は千代田区(東京都)から    寄稿 

 木造校舎の思い出   ペットと楽しく暮らせるコルクフロア  加速するコルクのリサイクル  サグラダ・ファミリアにコルクフロアーが採用

 

当ホームページは著作権により保護されています。
当HPの無断転載およびレイアウト、構成、文言等の複写・模倣を禁じます。

Copyright (C) 2003-2011 日本・ポルトガル コルク工業 

コルクは究極のエコ素材