









ピリスは、現在DGと録音契約をして、最近は、ゆっくり吹き込みを行っている。以前は、モーツアルトの全集に取り組んだり、ショパンの吹き込みをしたりしていて、かなり録音をしていたが、最近は、ゆっくりである。しかも、夫のデュメイとの競演が多い。しかし、発表する録音は、どれも素晴らしいものであるという定評がある。
彼女のモーツアルトは、エラート時代の録音を聴いていた。DGのものは、生憎手にしていない。自分は、クラッシックの場合、新録が出れば、旧録は、軽視してしまう傾向がある。悪い傾向である。コロンビアでの録音は、ノーマークだった…
ある日、「音の譜」の月之介様のところで、ピリスのコロンビア時代のモーツアルトのピアノ・ソナタ曲集のLPをおすすめ盤として聞かせて、いただいた。その録音は、素晴らしかった。旧譜に対する認識を変えなければと思った。
ちょうど前後して、デノン(コロンビア)のクレスト1000の廉価盤シリーズでこの録音が出た。しかし、探したけれどこのCDだけ売り切れていた。いいものは、皆知っているのだなと思った。その時は、大変失望したが、クレスト1000の第三弾で全集の分売盤がリストに載った。さっそく発売日の前日に購入した。素晴らしい録音である。これで安心して眠られる。