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邂逅
アキナ「早く来すぎちゃったな〜…、ルイ君まだかなあ〜?
 あれ?ルイ君〜?じゃないか〜…。似てるウサギさんだなぁ〜」
オットー「……ん、なんだねお嬢さん? 僕の顔にきれいなちょうちょでも?」
「ん〜、なんか知り合いに似てるな〜って思って〜」
「そうかい。そりゃさぞイケメンなんだろうねえ」
「そりゃあもうかっこいいんだよ〜、うさぎさんよりもね〜」
「ふむ……。さては君、恋をしているね?」
「どっき〜ん」
「はっはっは。……デートかい?」
「うん!デートなの〜、らぶらぶなの〜」
「そいつはよかった。……デートねえ……」
「うさぎさんもデート〜?」
「いやいや、なんの色気もない取引相手との待ち合わせさ。デートなんてもう何ヶ月もご無沙汰だよ」
「ふ〜ん?」
「ふ……彼女には寂しい思いをさせているねえ。それでも、男にはやらなきゃいけない時があるんだよ……」
「お〜、かっこいいね〜。良く分からないけど〜」
「はっはっは、ありがとう。単純なことさ、お嬢さんは甘い物は好きかい?」
「大好きだよ〜」
「だろう? たとえばね、食後のデザートを頼むために、美味しいランチを少し我慢しなければならない。そういうことさ」
「ん〜?デザートは別腹だよ〜?」相変わらずよくわかってない
「……う〜む、おじさんは若い子にはかなわんなあ(笑)」
「うさぎさんはおじさんなの〜?」
「まあ、これでも立派な甥っ子がいるからねえ。かわいいもんだよ、僕に似て」
「そっか〜、じゃあその子も彼と似てるのかな〜?」
「そりゃいいね。今度三人で並んでみようかい、愉快だろうねえ」
「一番かっこいいのは彼だけどね〜」どやっ
「こいつは一本取られたねえ。ははは、……おや、待ち合わせの相手が来たようだよ。お嬢さんともっと話していたかったがねえ、残念だね」
「私も楽しかったよ〜、また会おうね〜。そのときは彼を紹介するよ〜」
「そいつは楽しみだ。……そうだね、もし彼が君に背を向けたように見える時が来たら、おじさんの言葉を思い出してくれよ。きっとそれも君に向かい合うためだろう」
「ん〜?うん。わかった〜、覚えておくね〜」
「うむ。それじゃあ」
「バイバ〜イ」
フロスト&紫嶋桜花@アキナ&オットー SW2.0