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ジャックポット・スリムゴルドの小話
〜神殿の一室
???「あー、うぜぇ…なんでこんなに書類あるんだよ…」
???「よっし、今日来る新人迎えに行ってくるわ!というわけで書類は任せた!」
響くブーイング
???「あーあー、きーこーえーなーいー。んじゃなー」
 
〜神殿の前
???「で、今日来る新人は…あ、アイツか?おーい、今日配属の新人ってお前か?」
新人?「はい!この度配属になりました。私の名前h
???「ああ、名乗りはいい。ウチの部隊のモットーでな。隊員はあだ名で呼ぶって決めてんだ。」
新人>「はぁ、あだ名、ですか?」
???「そーだな…んじゃお前は今日からゴールドだ!金髪だしな!」
新人改めゴールド「ええええ!」
???「で、オレはジャックポット。ここの部隊長をやってる。気軽にジャックって呼んでいいぜー。」
ゴールド「え?え?え?」
???改めジャック「よっし、そんじゃ早速お前の歓迎会だ!行くぞー」がしっ、ずるずるずる
ゴールド「た、隊長!他の隊員の方々との顔合わせなどは?」
ジャック「んなもん後だ!…今夜は寝かさないぜ?」
ゴールド「ちょ、隊長ー!!!」
 
〜次の日
副隊長「…なるほど、新人へのアルハラ&セクハラの為に昨日は仕事を放り出したと?」ビキビキ
ジャック「いや、アルハラはともかくセクハラってなんだよ!」正座中
副隊長「新人をストリップ小屋に連れて行ったらセクハラですよ!」
ジャック「えー、踊りを見に行っただけだろー?なぁゴールドちゃん。」イイ笑顔
ゴールド「えーっと…」
副隊長「パワハラまでしないでください!まったくもう……そろそろ会議の時間です。準備を」
ジャック「へーへー。あ、そうだ。ゴールドちゃんも連れてくな」
ゴールド「え?」
ジャック「ウチの隊の一員になるんだし、ウチのスタンスを知っとく必要があるだろ?」
ゴールド「あ、はい。了解しました。お供します!」
副隊長「はぁ。ではゴールド隊員に部隊長の護衛を任じます。…変なことしたら見えない位置からシバいて止めなさい。」
ゴールド「…世間体は大事ですね。」
ジャック「お前ら、本人を前に酷くね?」
  
〜会議室
神官1「ふむ、ではどうしても蛮族討伐には参加できないと?」
ジャック「ああ、ウチの部隊の主任務は街の守護。蛮族討伐にはそれが任務の部隊が行く。」
神官2「街の守護でしたら神官戦士団が替わりに」
ジャック「なら、そいつらに討伐させろ。」
神官3「彼等は、その…防衛向きで。そちらの部隊の攻撃力が必要なのです」
ジャック「ふん、どうせ偉いとこのガキとかだろ?そんなもやしにこの町を任せられるか。話は以上だな?帰るぞ!」
神官4「待ちたまえ!話はまだ…」
ジャック「くどい!」
 
〜帰り道
ジャック「クソ神官どもがぁ…」
ゴールド「あの、隊長…僭越ながら。蛮族を討伐することは街の安全に繋がるのではないでしょうか?」
ジャック「…ああ、まあそうだな。」
ゴールド「でしたら」
ジャック「だがな、蛮族を倒すことだけが町を守るってことじゃないだろ?」
ゴールド「…はい。」
ジャック「まあ、色々あるんだよ。スマンな見苦しいとこ見せて。」
ゴールド「いえ、毅然としてて格好いいと思いましたよ」
ジャック「お、なんだよ。オレに惚れたか?ん〜?」
ゴールド「ほ、惚れ!?」
ジャック「よーしよーし。更なる相互理解を深めるために今日も飲みに」
ゴールド「仕事終わってからにしましょうよ!また説教ですよ!」
ジャック「こまけーことはいいんだよ!」
 
〜数年後
ゴールド「副隊長!隊長を見かけませんでしたか!」
副隊長「昼から見てないけど…」
ゴールド「なら、賭場ですね。多分南町の方か…失礼します!」
副隊長「ゴールドが配属されてから、楽になりましたね」
平隊員1「そうですなぁ。隊長のハラスメントがゴールドに集中しましたしな」
平隊員2「アレってやっぱし好きなやつに対するいたずら的な感じなんかね?」
平隊員3「100%そうだろ。どっからどうみても隊長の気持ちは…ねぇ?」
副隊長「フフフ、隊長も存外子供っぽいですね。」
平隊員4「ハッハッハ。今時寄宿舎の子供でももうちょっとストレートに好意を表しますがな」
副隊長&平隊員&隊長「ハッハッハッハッハ」
副隊長&平隊員「え?」
ジャック「なるほどなー、そういう風に見られてたとはなー。…全殺しじゃー!!!」
 
〜1時間後
ゴールド「隊長発見!って何故血まみれですか!?」
ジャック「こまけーことはいいんだよ!」
 
〜さらに数年後
ジャック「クソ、今の状況であの島に討伐軍派兵とか何考えてやがるh
ゴールド「隊長!その先を言っては!」
ジャック「…スマン。お前たちを死地に連れて行くかもしれねぇ…」
副隊長「まあ、この際蛮族退治でこの街の脅威を取り除くと考えましょう。効果がまったく無いとも思いませんしね」
ゴールド「ですね。」
ジャック「…ふん、しゃーねぇな!蛮族どもにセフィリア王都守備隊の精強さを見せてやんぞ!」
隊員ズ「イエッサー!」
 
〜そして戦場
ゴールド「ハァハァ…隊長!ご無事ですか!」
ジャック「よぉ、副隊長たちはどうした?」
ゴールド「現在こちらに向かっています。」
ジャック「そうか、本隊は離脱したか?」
ゴールド「はっ、周囲に残っているのは我等の部隊だけです。」
ジャック「なら、そろそろ撤退、ぐっ…」口から溢れる鮮血。
ゴールド「無理をなさらないでください!内臓を抉られているのですよ!」
ジャック「ハッ、無理をしねぇと殺されるだろ。っと、そろそろ来るぜ。背中は任せるからな、ゴールド」
ゴールド「はっ!お任せください!」
ジャック「っと、その前に…ちょっと屈め」
ゴールド「え?」
ジャック「いいから。命令だ」
ゴールド「はっ!」屈む
ジャック「ん…」キスする
ゴールド「んむっ!?」
ジャック「…ごちそうさん。帰ったらこの先もな?」
ゴールド「え?え?」
ジャック「好きだって事だよ!女の方から言わせんな恥ずかしい!お前はどうなんだ!」
ゴールド「あ、はい!自分も好きです!」
ジャック「よし!」
副隊長&平隊員ズ「お楽しみのところ悪いんですが、そろそろいいですか?」
ジャック「良くないがそうも言ってられん。んじゃま、行くぞ!死ぬなよお前等!」
 
暗転
 
〜雨の降る墓地
ゴールド「…神よ、何故ですか。和を尊び、この街の住人のために働いた隊長や皆が何故死ななければならないのですか…」
ゴールド「何故、私だけ生き残らせたのですか!答えろ、ライフォス!」
ゴールド「…隊長、申し訳ありません。自分はもうこの国でライフォスの為に戦えません。」
ゴールド「そして一人生き残った自分を許せません。…だから、自分の名はここに置いていきます。」
  
〜そして現在
ジャック「ん?…ああ、夢か。」
ジャック「…はっ!辛気臭せぇ!よっしゃ、賭場で景気良くいくか!」
 
部屋を出る。
湿った枕が残った。
END
キャスター@ジャック SW2.0