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コンサートマナー考 2000.02.20公開、2004.12.20追記


クラシックコンサートに行くと、三百人−三千人程度の人たちと一緒にクラシック音楽を聴く事になります。通常、クラシックが好きでコンサートに行くという人は、社会の平均よりも上等なので、渋谷の街角や満員電車の中のような不快な思いをすることは少ないですが、いろいろ気になることもあります。中には、非常に気にする人もいるようですね。私なりに、コンサートでのマナーについて列記してみました。


1. 防止できる音を出すのはいけません。

* 演奏中に口を利くのは論外ですね。何か意思を伝える必要があったら、身振りで済ませましょう。
* プログラムをめくるのはいいでしょう。演奏中に、この曲どんなんだっけなあ?演奏家はどんな人?って思うことはありますよね。
* 演奏会前に貰ったチラシをめくるのはいけません。コンサートの品定めは、休憩時間にできますよね。
* 鼻水をすするくらいなら、楽章間にかみましょう。我慢できなければ、タイミングを見計らって思い切ってかみましょう。この音、いつ果てるともなく続くので、結構気になります。
* 咳は、そんなに我慢しなくてもいいと思います。一過性のものなので、あまり気になりません。
* 言うまでもありませんが、携帯は電源OFF!(2004年12月20日追記 この5年ばかりで、携帯の普及は恐るべきものがあります)


2. クロークがあれば、荷物は預けましょう

* ホールがせっかくクロークを用意してくれているのですから、コートや大きな荷物は預けてすっきり席につきましょう。周りの人も気を遣わずに済みますし、演奏中に落としてひんしゅくを買うリスクも避けられますよ。持ち込まれたコートは、ホールの響きを殺してしまうという見方もあります!
* 傘は、ホール入り口の傘置きに置いてきましょう。中に持ち込んで、木の床を濡らすことも防げます。私が今までに経験したホールで、傘置きがなくて困ったとか、満杯で置けなかったという経験は不思議とないですね。席にやむを得ず持ち込む場合は、入り口でくれるビニールの傘袋に入れて床に寝かすのがマナーです。倒れて音をたてることがないですから。

地方に行くと、クロークはおろか暖房すらろくにないホールがあります。コートを脱がずに音楽を聴くことになり、実にむさくるしいですが、舞台上の演奏家が寒くないか気になってしまいますね。


3. 拍手は、演奏が完全に終わってから

概ね、目で見て分かるものです。できれば、最後の音の残響が消えてからがいいですね。

* オケの場合は、指揮者が手を下ろしてから。
* 弦楽器の場合は、奏者が弓をさっと上げてから。
* ピアノの場合は、奏者が手を鍵盤から下ろしてから。
* 管楽器の場合は...分かりません。

ブラボーをかけるのは、拍手が高まって、演奏家が聴衆にお辞儀するときがベストではないかと。歌舞伎の「**屋!」と同じで、タイミングが極めて重要です。


4. 演奏会には最後まで付き合いましょう

最後までいるとバス・電車がなくなるとか、駐車場から車を出せなくなるとかなら仕方ないですけどね。プログラムが終わるやいなや、拍手もしないでさっさと帰っていく人を見るとあまり気分がよくありません。最後までいても大して時間は違わないのですから、ゆったりした気分で帰途につきましょう。なお、コンサートを前半だけ聴いて、休憩時間に帰るというのは構わないと思いますよ。

これは純粋な気分の問題ですけど、周りの人の興を削ぐのは、できる限り避けましょう。コンサートというのは、一種の祝祭行為なのですから。


いかがでしょうか?同じクラシック音楽を愛するもの同士、楽しい一時を過ごしたいですね。なお、明らかにマナー違反をしている人に対しては、冷静に、はっきりと注意しましょう。たいてい、言えば止めてくれるものですよ。