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渡辺玲子 インタビュー
産経新聞掲載記事(2007年9月)

Last Updated Dec 9, 2007


今年の9月、産経新聞の「クラシック面」(週に一回、丸一面を掲載)に玲子さんの記事が載りました。9月14日に東京の白寿ホールであった無伴奏リサイタルを控えてのものです。少し遅くなりましたが、掲載させて頂きます。


ヴァイオリニスト・渡辺玲子 / 秋田の刺激を演奏に

ニューヨーク在住のヴァイオリニスト、渡辺玲子が、国際教養大学(秋田市)で教壇に立っている。この経験が改めて音楽を見つめることに役立ったという。9月14日のリサイタルで新たな飛躍を目指す。

渡辺はヴィオッティ、パガニーニ両国際コンクールで最高位を受賞するなど、超絶的な技巧と知的な音楽性が国際的に評価されている。2004年、中嶋嶺雄学長から誘いを受けて同大学の特任准教授に就任した。一般学生を対象にクラシック音楽の歴史を教える。講義は全て英語。「論理的な言語は西洋音楽の構造を理解する助けになる。一般の学生と接し、演奏する立場以外からも音楽について深く考えられるようになった」と話す。

また、春と初夏を秋田で過ごすことで「週末のハイキングなどとても健康的な生活です。自然を体で感じられる。音楽の表現にゆとりが出ました。こうした気持ちが原点に立ち返らせてくれます」と笑顔を見せる。

リサイタルは、秋田で刺激を受けた渡辺の一つの果実。バッハの無伴奏ヴァイオリンパルティータ第2番を軸に、ヒンデミット、佐藤眞など全て無伴奏の作品。「無伴奏は自由な反面高い集中力が要求されます。白紙のキャンバスを秋田で得た新しい自分の色で染めて行きたい」と意気込む。(田子元気)