火力運用について

「鉄の暴風」と表現されるほどの猛烈な火力が指向される近代戦においては、「砲兵が耕し歩兵や戦車は進むだけ」というほどに、火力運用が決定的な役割を果たす。

※ このページの解説図には、部隊シンボルを使っています。

火力の種類

火力の種類 威力範囲
(イメージ)
特性
榴弾砲・
重迫撃砲

  • 射撃要求から火力発揮まで比較的レスポンスが早い
  • 弾薬消費を押さえながら断続的に火力を発揮できる
  • 特定の地点を目標に射撃
多連装ロケット砲

  • 特定の地点ではなく一定の地域を目標に射撃し制圧できる
  • 弾薬消費量は多いが、瞬間的に大火力を発揮できる
爆撃機
近接航空支援

  • 射程の制限がなく、破壊力も大きい
  • 縦長の威力範囲(投弾しながら航過するため)
  • 配当ソーティ数に制限がある
  • 要求から投弾までのレスポンスが遅い
  • SEADが不十分だと、爆撃前に撃墜されてしまうおそれがある

火力発揮

通常は、主攻撃正面の敵に対して重点的に砲撃する。ただし、欺騙のためにあえて主攻撃方向以外の敵に火力を集中することもある。

火力発揮の目的 砲撃の種類
戦車・歩兵の攻撃を火力で支援
  • 攻撃準備射撃

    攻撃目標付近の敵を砲撃して弱らせる(攻撃前)。

  • 突撃支援射撃

    突撃を成功させるため、前面の敵に砲撃を集中する(攻撃時)。

  • 突撃破砕射撃

    前進してくる敵の戦車や歩兵を集中的に砲撃する(防御時) 。

火力主体で敵の戦車・歩兵を攻撃
  • 火力戦闘

    砲撃によって敵の歩兵や戦車を撃破していく。 遠距離からの攻撃になるため、敵の反撃を受けにくい利点がある。 問題は、目標情報がとれるかどうかである。

敵の榴弾砲や迫撃砲などを攻撃
  • 対砲迫戦

    対砲迫戦によって敵砲兵部隊を撃破してしまうことができれば、圧倒的に有利に戦うことができる(→「対砲迫戦」)。

ACR(アミュニッション・コンサンプション・レート=弾薬使用基準)

 弾薬は無限にあるわけではない。残弾を意識せずに無計画に射撃していると、本当に必要な時に弾切れで撃てないことになりかねない。

<計画の一例>
射撃目的 弾薬の使用量
主攻撃正面の火力支援 40%
その他の正面の火力支援 20%
対砲迫戦 20%
(とっておきの予備弾薬) 20%

近接戦闘部隊(歩兵・戦車)との連携の例

<× 歩兵・戦車のみによる攻撃の場合>
地形があると、近接戦闘部隊(歩兵・戦車)のみによる攻撃は、簡単に失敗してしまう。

<○ 砲兵と歩兵・戦車が連携して攻撃する場合>
@ 攻撃準備射撃

最初に、攻撃目標の台上を火力で制圧する。

A 攻撃前進 & 突撃支援射撃

台上の敵が全滅した頃合いを見て、戦車・歩兵が突撃する。同時に、砲兵は射撃目標を敵方にシフトして、台の向こう側の敵を制圧する。

この時、平地でやるように慎重に前進していては、敵が防御態勢を立て直してしまうので、全速力で突進することが必要だ。

火力と連携した戦闘指導の一例

 
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Artillery Fire & Close Air Support