障害について

障害とは、テトラポットなどの対戦車障害物や地雷原などのことである。 障害をうまく活用することにより、敵を効果的に阻止できる。

障害の種類

障害の種類 特性
自然障害 河川・入り江・崖など 一般に障害度が大きいが、渡渉できる浅瀬などが存在すると障害度が低下する。橋梁が破壊されると、障害度が更に増大する。
人工障害 対戦車地雷 敵車両の通過に対し起爆し、重戦車をも擱座させる威力を持つ。徒歩兵に対しては爆発しないので無効。味方の車両は自動的に避けて行動するので使いやすく、最も多用される。
対人地雷 敵の人員及びトラック等の装甲のない車両に対し有効である。装甲車以上の車両に対しても爆発するが全く効かない。味方の部隊も引っかかるので計画的に埋設する必要がある。工兵の練度(経験値)が低いと埋設作業中に爆発事故が起こることがある。
遅発地雷 設置後一定時間後に自動的に起爆し、威力も大きい。ほとんど使用されないが、このユニークな特性から敵を誘致導入した際などに有効なのかもしれない。
対戦車障害 敵車両の通過を妨げる障害物。1両目の敵に対してしか有効でない地雷(爆発してしまうので)と異なり、破壊されるまで障害となり続ける。逆に地雷と異なり敵に見えているので敵に簡単に破壊されてしまうほか、地雷ほどの密度で設置できないので隙間を通過されてしまう欠点もある。
対人障害 対象が敵の人員となる他は、対戦車障害と同じ。
その他 弾薬などを敵の進路上に並べて置くことによっても、敵を足止めすることができる。通常の障害と比べて、@構成が迅速(置くだけ)、A隙間なく設置可能、B工兵不要(トラックだけで作業可能)、C再配置可能といった諸利点がある。

人工障害の特性(まとめ)

  起爆 効果の種類 効果の対象 隠蔽 設置
対戦車地雷 敵車両 破壊 車両 起爆するまで障害の存在が分かりにくい 工兵(技術兵)、対戦車兵
対人地雷 敵味方の人員・車両 人員・無装甲車両
遅発地雷 一定時間後 人員・車両
対戦車障害 (なし) 阻止 人員・車両 障害の存在が顕著 工兵作業車(補給車)
対人障害 人員

障害の構成(地雷の敷設など)

構成するのに適した地形
  • 山や湖などで狭くなったところ(隘路)を塞ぐ、あるいは崖の切れ目につなげるなど、自然障害に連接することにより効率的に構成できる。
戦場の中で障害を構成すべき場所
  • 敵が全く来ない場所に障害を構成しても意味がなく、また敵がそこまで来たときには既に勝敗が決しているような場所に障害を構成しても勝利に貢献しない。したがって、通常前線のやや後方敵の予想前進経路上に構成する。
  • また、激しい撃ち合いになる場所に障害を構成しても、実際に敵が来る前に破壊されてしまう。その場合、敵の迂回路を障害で閉塞する方が良い。
障害の構成要領
  • 一般には、さまざまな特性を持つ障害を組み合わせて設置する「複合障害」が望ましい。
障害構成のタイミング
  • 遅発地雷を除いて、障害の構成は早いほど良い。作業中の工兵(技術兵)の掩護のため、前方の障害を先に(敵が来る前)に設置し、その後後方の障害構成作業に取りかかる。

障害と火力の連携

 障害は、それだけでは僅かな時間敵を足止めできるだけである。障害は火力と連携させてこそ真価を発揮する。そのため、障害を構成したらそこに目を出し、いつでも撃てるようにしておく。

  • 障害で足止めして撃つ。
  • 敵戦車が対戦車障害を避けて前進するため横を向いたところを撃つ。
  • 地雷で敵の先頭を破壊し、生き残った敵を撃つ。
  • 地雷で擱座させ、救出しに来た敵を撃つ。
  • 障害を処理(除去)しに来た敵を撃つ。

障害処理

 障害を除去することを障害処理という。

障害処理の方法 歩兵に処理させる。
障害を射撃して破壊する。

障害に関連した欺騙誘致導入の例

  • 経路の一方を対戦車障害・対人障害で、他方を地雷で閉塞する。敵が見えている対戦車障害・対人障害を避けて前進すると、地雷に引っかかる。
  • 弾薬や工兵作業車(補給車)を残置して後退。敵が前進してきたところで、遅発地雷などを使って弾薬や工兵作業車(補給車)を誘爆させ火の海にする。
  • 橋の線で防御する場合、障害をわざと橋から離して設置する。敵の一部を無抵抗のまま橋を渡らせ、その直後榴弾砲などで橋を落とし、進退窮まった敵に対し総攻撃をかけ殲滅する。

 実戦で成功させるのはかなり難しい。

   
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