野戦と同じ戦い方では、市街地戦に勝利することは出来ない。
※ このページの解説図には、部隊シンボルを使っています。
| 特性 | 戦いの様相 | 結論 |
|---|---|---|
| 建築物によって機動及び視射界が制約され、戦闘推移が遅い(時間がかかる)。 | 消耗戦 | 一般に、市街地は作戦行動に適さない。
特に攻撃側にとって不利な地形である。 |
| 錯雑とした戦場における激戦となり、彼我とも損害が大になる。 | ||
| 拒否行動(建築物を破壊し敵に利用されないようにする)などのため、膨大な火力が必要になる。 |

攻撃側は、市街地戦を努めて回避するのが大原則である。
可能な場合は、市街地を迂回して前進するのが有利である。

市街地戦は回避することが望ましいが、どうしても迂回できない場合には、包囲攻撃を実施する。
まず、主力がいきなり市街地に入り込むと危険であるため、小部隊が市街地に接近し、敵の存在を確認する。

主力は、郊外を前進して周辺の敵を駆逐し、市街地内の敵の孤立化を図る。

万全の態勢で、市街地戦に突入する。

戦車、対戦車砲などの直射火器は、建築物の間から目標を視認でき、かつ敵から撃たれにくい位置で、つとめて遠距離から射撃する。

迫撃砲などの曲射火器は、建築物の裏などの敵から見えない位置から射撃する。
ただし、そのままでは目標が見えないため、歩兵との連携が必要である。

市街地戦闘では、上述のような火力運用を組み合わせ、歩兵を逐次推進して、建築物を一つずつ占領または破壊していく。
その際、建築物への進入経路(入り口)の方向が重要になる。
建築物を破壊する時は、ひとつひとつ完全に破壊することを心がける。 中途半端に破壊すると、敵兵に潜伏され、思わぬ苦戦の原因となることになりやすい。