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セーブアフガンチルドレンの会(SAC)
2010年活動報告会のお礼と報告
平成22年10月31日(日) つながれっとNAGOYA(男女平等参画推進センター)
街路樹が美しく色づき、めっきりと秋らしくなってきた中、2010年度活動報告会は、多くの皆様に参加していただき開催されました。
 参加者の皆様から多くの貴重なご意見をいただき和やかに、報告会を終えることができました。
・サーベ代表挨拶
2002年に始めた支援活動が、来年10年目を迎えます。活動当初は順調に復興への道筋が整いつつあるように思われましたが、5年目からタリバンの活動が活発化し、毎年治安状況が悪化してきました。2年前からは、アフガニスタンに行けなくなり、子どもたちから「お母さん、なぜ来ないの」と、手紙が来ます。インターネットでアフガニスタンのニュースを見ていますが、治安が悪く、ますます情勢は厳しいものになっています。そんな中で、今年は「ウミード」から5人が卒業していきました。最後に、この9年間、支援者の皆様のおかげで支援活動を続けられたことを心から感謝します。これからも皆様の支援を支えにがんばり続けたいと思います。

サーベ代表
あいさつでお礼


ウミードの子どもたちの生活の様子    成人女性教室の様子

カブール「ウミード」の子どもたちと女性
稲葉事務局長より、女子孤児と女性のための自立教育施設「ウミード」で生活し、勉学に励んでいる子どもたちと成人女性教室の様子が報告されました。
ウミード内学校の正式名は「アフカル学校」(2008年アフガニスタン・イスラム共和国政府認可)です。「ウミード」の子どもたち63名もこの学校で勉強し、学外からは現在241名の子どもたちが通っており、その内73名が孤児のため無料です。また、6年生までは男女一緒に学びます。子どもたち達が学んでいる授業科目は、宗教、コンピュータ(用語や使い方)、ダリ語、英語などです。先生の質問に一生懸命答えている子どもたちの様子が映し出されました。「ウミード」の子どもたちは一室に10人から12人、二段ベッドに寝ています。皆で一緒に食事をし、食事の準備や後片付けは当番制です。物価が高騰していますが、献立を工夫しながら、毎日食事をすることができます。皆様の援助のおかげで空腹で眠れないという、そんな夜は無くなりました。
女性教室では、「私も字が読めるようになりたい、文字が書けるようになりたい」と成人女性が学習に取り組んでいます。また、美容や裁縫の授業では、家族を養いたい、店を持ちたいとがんばっている様子が映し出されました。
今年「ウミード」を5人が卒業しました。シュークリアは4年制大学に合格、シャハナーズは事務員として働き、ダウヒダはコンピュータの仕事、ラジアは「ウミード」で、アリアは私学の学校で先生をしています。5人の卒業生は、いろいろなところから集まってきて姉妹のように暮らした「ウミード」から離れることはさびしいけれど、皆様のおかげで卒業できたことに感謝の気持ちを伝えていました。
 校長のレザ氏からは、国は安全ではありませんが、皆様のご支援に感謝しつつこれからもがんばっていきたいとの挨拶が伝えられました。かつて、日本に来たことがあるマリアムは具合が悪かったのですが、支援者の方の援助で、元気になった映像が映し出されました。
元気になったマリアム
「女性と子どもが集う学びの家」の子どもたち
ガルディズ コージャハサン村「女性と子どもが集う学びの家」
稲葉事務局長より、去年の3月に開校した「女性と子どもが集う学びの家」の様子が報告されました。
 コージャハサン村はサーベ代表の亡き夫サイエド・ガザンファ・サーベ氏の故郷であり、この地に学校を建てることはサーベ夫妻の長年の夢でした。 9年前に訪れた時は、ロケットが飛び交う大変危険なところでしたが、多くの支援者の皆様のお かげで、ようやくこの地に学校を建てることが できた喜びは、何物にも代え難いものです。開校当初は男子生徒が26人でしたが、その後増えて、現在は60名の女性と女子、20名の男子が学んでいます。支援金で教科書、ノート、鉛筆などの学用品やかばん、黒板を購入しました。初めて真新しいノートを使ったと喜んでいたそうです。まだ机と椅子がないので絨毯の上で座って勉強していますが、この地方としては、明るい教室で勉強することができ、幸せな状況であるとのことです。安城NPO法人アフガン復興支援機構の支援で机と椅子約300セットと学用品が、岡崎市の矢作中学からミシン12台の寄付をうけ、今年中にアフガン向けのコンテナに積み込まれる予定です
責任者のアレフシャ氏からの手紙―女性や女子が学ぶことができ感しています。パキスタンとの国境に近く、タリバンの勢力も強いとろですが、多くの子どもたち達が集まってきたのは、地域からも認されてきたと考えられます。ただ、生徒が増えたため、トイレや井戸が不足し、先生や職員の数も足りないので、支援をしてほしいと切に願っております―
ザヘル氏(月に来日)のアフガニスタン報告
アフガニスタンでは、年々タリバンの勢力が強くなり、日本人退避勧告が出るほどの危険な状況です。また、2010年は、アメリカ、アフガニスタンの犠牲者の数がこれまでになく多くなっています。アメリカ、中国、イラン、インド、パキスタンの各国の思惑が複雑に絡み合い、アフガニスタンになかなか平和が訪れません。また、この7年間に多くの国から経済的援助を受けていますが、その40パ-セントがそのまま外国に流れていると言われています。 その中でも日本は、カブールに国際空港を建設し、たくさんの学校を建てており、そのことを誇りに思います。
一般の人々はほとんど仕事がありません。また、今年は雨が降らなかったため、農業従事者が苦しんでいます。反面、大雨が12回あり、大洪水になりました。多くの人が家を失くし苦しんでいます。ほとんどの物をパキスタンから輸入しているため、物価は2030パーセント高くなりました。しかし、カブール市内では、70パーセントの家に電気が引かれるようになったことはうれしいことです。また、ヨーロッパ、アメリカとアフガニスタンの共同で私立大学が建てられ、多くの学生が学んでいるそうです。
「ウミード」の子どもたちは教育省から優秀であると表彰されました。「ウミード」の施設内は緑が多く、空気もよいため、健康的です。また、子どもたちが姉妹のように仲良く暮らしています。このことは外部から通ってくる子どもたちにとってもお手本となり、よい影響を与えています。








報告をするザヘル氏とサーベ代表







 懇談会の様子

・支援活動の在り方―意見交換と懇談
報告会の最後に出席者の皆様から、次のような感想やご意見をいただきました。
✶子どもたちが大きく育っている様子を見て感動しました。
✶学校はタリバンの攻撃目標にならないのでしょうか。
  ・学校の外の壁に「コーランを教えている」と書いてあるので、そのことがタリバンからの攻撃を防いでいると考えられます。
✶スリランカの子どもの里親をしていますが、支援金などを実際に現地まで持って行かないと届かないのはアフガニスタンと同じです。世界中の子どもが幸せになるように、そしてそのことが日本の子どもたちに伝わると良いと思います。
  ・タリバンの支配により女性が勉強できなくなり、「ウミード」ができた頃の子どもたちは「笑って」と言われても笑えなかったり、出された食事を食べずに隠そうとしていました。皆様のおかげで子どもたちに笑顔が戻ったことがうれしいです。
✶日本の子どもたちとは、お互いに言葉が分からないので、音楽、スポーツを通して交流ができるのではないかと思います。ハ-モニカやタンバリンなどの楽器や、子どもたちが演奏した曲などを送りたいと思います。
✶どんな支援ができるのか分からないが役に立つことがあれば、参加して協力していきたいと思います。✶アフガニスタンに数回行きましたが、食べ物をほしがる孤児の姿にショックを受け、忘れられません。女子教育に反対しているタリバンが多くの女性を攻撃していることが残念です。「ウミード」が政府から認可されるまでに至ったのはレザ校長の力が大きいと思います。

 これからも、皆様方の変わらぬ励まし、ご支援と、孤児たちに温かい眼差しをお願いして、お礼と報告とさせていただきます。
平成22(2010)年11月
特定非営利活動法人 セーブアフガンチルドレンの会(SAC)
代表 サーベ GH ファタナ

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