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ooooooooooo  NPO法人セーブアフガンチルドレンの会
oooooooooooooooooooo2015年活動報告会
日時:2015年11月1日(日)14:30~16:30
場所:「市民活動推進センター:集会室」(ナディアパーク デザインセンタービル6階)
(名古屋市中区栄三丁目18番1号)
 
会発足14年目を迎えた今年の活動報告会は、今秋一番の肌寒さにもかかわらず、多くの皆様に参加していただき開催されました。

1 サーべ代表挨拶
 
 挨拶するサーベ代表
o サーベ代表が、ここまで活動を続けて来られたのも長年温かい手を差し伸べて支えてくださった皆様のお陰ですと感謝を述べました。
 9・11から十年も経てばアフガニスタンが平和な国 になるだろうと願 っていました    
 サーベ代表が、残念なことに、十年経ってから自爆テロは更に増え、経済はどんどん悪くなるばかりですと憂えました。さらに、先に起こった大地震にも触れ、その犠牲者がどれだけになるのか心配が募りますと混迷を深めるアフガニスタンの現状に苦悩している胸のうちを語りました。
 パシイワ30周年を祝う会での素晴らしいピアノ演奏を聴きながら、アフガニスタンにこのような平和がいつ来るのかという思いがよぎりましたとも告げ、アフガニスタンに平和が訪れることを願う切実な思いを語りました。
 最後に、これからもセーブアフガンチルドレンの会をお守りくださいと結びました。

2 カブールSAC女子孤児と女性のための自立教育施設「ウミード」の現状
o稲葉事務局長よりパソコンを使って「ウミード」の現状について報告がありました。葉事務局長よりPPを使って「ウミ 2-1 レザSACウミード校長からのメッセージ
  メッセージの中で、子どもたちは皆元気で勉強に励んでいると伝えています。しかし治安が悪く、先行きの不安が増し、悲嘆に暮れているとも述べています。さらに、市場の片隅で親が自分の子どもを売っている場面に遭遇したという惨い内容も記されていました。「ウミード」の外では多くの生活に苦しむ人々がおり、それを助けることのできない苦しい現状を知らせる内容が送られてきています。

02-2 「ウミード」で生活し勉学に励む子どもたち 
 現在63名の子どもたちが生活しています。皆様のご支援のお陰で食べることの不安から開放された子どもたちが楽しく食事をしている様子、ラマザン(6/18~7/16)期間中の夕食のご馳走、体育館での体育授業、シーソーや滑り台がある遊具設備や制服姿で授業を受ける子どもたちの様子などがPPスライドで紹介されました。
 さらに、果物の木々で緑あふれる果樹園の様子、ぶどう棚の下で編み物をしている子どもの姿などのどかな様子が映し出されました。「ウミード」の子どもたちは勉強できることを最高の喜びと感じており、学力も向上し、中間試験で皆たいへん良い成績を収めたことも報告されました。

2-3 成人女性教室

「識字教室」では84名が学んでおり、中には乳飲み子を連れている母親の姿も見られます。「裁縫教室」では44名「美容教室」では28名が学んでいます。技術を身に付け家族を養いたいと真剣に学ぶ女性たちの姿が紹介されました。姿も見られます。「裁縫教室」では44名「美容教室」では28名が学んでいます。技術を身に付け家族を養いたいと真剣に学ぶ女
2-4 自立事業(自立に向かって)シャツ製作事業
  昨年から「ウミード」の自立のためにシャツ製作事業を始めており、技術の進歩は著しく、大変丁寧に仕上がっています。昨年、男子の制服用のシャツを1500着仕立て、300着販売できましたが、治安の悪化、需要の激減で1200着売れ残っており、販売に苦戦していることなどが報告されました。
 

2-5 自立事業(自立に向かって)果実増産事業
 7、8月には多くの果実が実り、600ドル程節約できたという明るい内容の報告がありました。「ウミード」ではリンゴ、ブドウ、ピスタチオ、アーモンド等の果実が実るようになりました。今後も自給自足できることが期待できます。
 

2-6 「ウミード」の子どもの感謝の絵・手紙
 子どもたちの絵は、年々色彩豊かな絵へと変化しています。手紙の内容には、格言のような高度な表現があり、将来の夢として画家、ジャーナリストや警察官になりたいなどとも書かれており、数年前には考えられなかったと驚きを持って紹介されました。
3 再来日2年目のロヤの日本での生活
 大きな拍手で迎えられたロヤは、現在の生活について次のように話しました。
6月27日から一人暮らしになって本当に大変だけどお母さん(杉浦様)が度々来てくれて助けてくれてどんどん慣れてきました。
 大学では生活デザイン科で学んでいます。難しいけどがんばりたいと思います。友達もたくさんできました。高校と大学は全然違います。一週間友達に会えないこともあります。みんな親切に助けてくれるのは一番うれしいです。先生や皆は勉強の分らないところを助けてくれます。
 
 にこやかに話すロヤ
 本当にこの14年間皆さんに助けてもらったことは心から感謝しています。皆さんがいなかったなら、子どもたちの未来、卒業した子どもたちはどのようになっていたか誰も分りません。感謝の気持ちを皆持っています。これからアフガニスタンの未来が変わってほしいと思っています。私はなかなかできませんが、でも、がんばります。
 十年前、友達に将来何になりたいか話すと「ロヤ、ばからしい、なんで大きな夢を持っているの」と言われ悩んでいました。でも、夢や希望があればなんとかなります。「ウミード」の皆が夢や希望をもっているのがうれしいです。
 どうぞ皆さんこれからもよろしくお願いします。どうもありがとうございました。
 メモを持たずに一生懸命話すロヤの思いが参加者の胸に大きく響き、拍手が湧き起こりました。 





休憩 ドライ果実を味わってもらい、しばしの歓談

4 カブールの治安
4-1 アフガン・カブールの治安不安
 
 稲葉事務局長が国際治安部隊撤退後、タリバンを中心とした過激派集団が勢い付き、テロが激化している様子をPPで報告しました。
 昨年末から毎月自爆テロがあり、カブール国際空港までテロの手が及んでいること、アフガニスタン市民の犠牲者は過去10年で最悪となりそうなこと、5月になりテロリストの活動が一層活発化しており、6月にはアフガン議会までもが襲撃され、7,8月とテロは続発し、カブール国防省近くの建物や警察学校までもがテロリストの標的となってきたこと、9月には北部の都市クンドゥズが一時タリバンに制圧され、刑務所から140人のタリバンメンバーが脱出したことなどアフガニスタン治安部隊ではテロリストを抑えきれない現状が報告されました。


4-2 アフガン人ザヘル氏のアフガン報告
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 アフガニスタンの報告をするザヘル氏
Oザヘル氏よりカブールでの新聞、テレビなどの報道についてPPを使って報告がありました。
 アフガニスタンではたくさんの人々が殺されており、新聞報道ではISの武器はアメリカ製であると伝えていること、ISのメンバーはいろんな国の人たちであること、アメリカはシリアの反対派に武器を渡していること、最近政府が捕まえたタリバンには外国人がたくさんいたこと、アフガニスタンからヨーロッパへ避難した人々が送り返されていることなどがスライドで伝えられました。また、
 画面に激しい労働から荒れた女性の手や男性を装い男の服装をして市場で働いている女性(女性は働いてはいけないため)などが映し出されました。
 さらに、テレビでロシア大使がアフガニスタンのISメンバーを指導しているのはアメリカ、イギリスなどの人々であると語ったこと、ムシャラフ元パキスタン大統領がテロリストを育てたのは自分であると語ったこと、BBCニュースではISが市民を殺すだけでなく、子どもの顔さえも傷つけていると報道していることなどが報告されました。
最後に、ISはイスラム教徒ではなく、人間でもない、彼らの目的は銀行や油田であると強い口調で述べ報告を終えました。

5 質問、意見交換と懇談―
 多くの皆様が、アフガニスタンの現状や「ウミード」の子どもたちの今後を思うと心配であり、心が痛みますと話されました。そして、これからも支援を続けていきますと温かいお言葉をいただきました。
 サーベ代表の講演やロヤがいろいろな学校で子どもたちと交流することは、日本の子どもたちに世界への窓を広げ、戦争の悲惨さ、平和の大切さを実感させるすばらしい機会となっており、これからも伝え続けてほしいとの励ましや、これらの交流が子どもたちの心に一つの種となり芽生え広がっていけるように願っているとの声もお聞かせいただきました。
 子どもたちの絵を絵葉書にして販売してはどうかとのご意見もありました。
 皆様から貴重なご意見、ご感想をいただき、大変実り多い会となりました。ありがとうございました。

6 サーベ代表お礼
 終わりに、サーベ代表が皆様に心からお礼を述べるとともに、アフガニスタンに一日でも早く平和が訪れることを願いつつ報告会を終了しました。

 
 
平成27(2015)年11月
特定非営利活動法人 セーブアフガンチルドレンの会(SAC)
代表 サーベ GH ファタナ
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