レイクトローリング 相模国野外育児記〜淡水釣り編・神奈川の川と湖の釣り

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タックル(ヒメトロ)その他のタックル 服装・防寒
芦ノ湖のレイクトローリング釣り方・操船安全対策
レイクトローリング・ハーリング
広い湖面で、トラウト仕掛けをトロトロと引っぱり回すボート釣りがレイクローリング、ハーリングです。小鳥のさえずりが聞こえる湖面をのんびりと滑っていくひとときと、リールのクリック音と共に突然訪れる戦闘の時間は、病みつきになります。

我家ではあれこれといろんな釣りに中途半端に手を出してますが、このレイクトローリングが家族一同一番のお気に入りです。

タックル全体が少々重くなりますが、キャスティングが苦手な子供でも大人と同じ条件でヒットの確率を享受できますので、子連れでも十分楽しめます。
大物の確率が魅力のレイクトローリング
大物の確率が魅力のレイクトローリング
50cmを越える獲物が期待できます
50cmを越える獲物が期待できます
トローリングはレッドコアという鉛入りの重い道糸を使うルアー釣り、ハーリングは沈む速度の速いシンキングラインを使うフライ釣りです。また我家ではあまりやりませんが、ヒメマスのトローリング、ヒメトロという方法も芦ノ湖で行われています。おもりを使って強制的に仕掛けを沈め、船のプロペラが連なったようなヒメペラなる集魚装置を使う釣りです。

トラウトは、朝夕まずめ、放流直後、ワカサギ産卵期などは浅場に定位、回遊しています。ボート釣りか陸釣りかに関わらず、餌のウキ釣り、ワカサギ餌のムーチング、ルアーキャスティング、フライキャスティングなどの浅場狙いの方法で十分釣れます。夏から秋にかけての暖かい時期や日中など深い場所に落ちた魚は、これらの方法では狙いにくくなります。レイクトローリングは、深場を広く探ることが出来る釣り方です。
レイクトローリングでもある程度の浅場を探っていくことはできますので、解禁当初から楽しめます。我家では、朝一番はキャスティングとお土産確保の餌釣り、日が昇りかけたらトローリング、というパターンになっています。

神奈川県内では芦ノ湖以外では聞いたことが有りませんが、中禅寺湖、銀山湖や、北海道の各湖沼など、関東以北で広く行われているようです。我家は芦ノ湖専門ですが、いつか是非中禅寺湖、銀山湖にも遠征したいと思っています。
どこでも出来るわけではないので、ある程度マイナーで全体的には子連れの遊びというよりはオヤジの道楽の範疇に入る釣りですが、気持ちよく湖上散歩しながら釣りができるという何とも優雅なお勧めの釣りです。道具類も専用のものが必要ですが、それは他の釣りでも同じことで、投資という面では最終的にそれほど変わらないかもしれません。

始めはとっつきにくい面がありますが、どのボート屋さんでも情報を教えてくれますし、ネット上にもたくさんの情報が出回っています。まずはキャスティングのタックルを使って、手漕ぎボートでゆっくり湖面を引いて試してみてはいかがでしょう。トラウトが水面近くにいれば、結構入れ掛りになることもあります。面白そうなら本格的にやってみてください。
手漕ぎボートとエレキでもOK
手漕ぎボートとエレキでもOK
レイクトローリング > 釣りもの
ニジマス(レインボートラウト)
釣れるのはほとんどコレです。十数cmのリリースサイズから、下の写真のような60cmクラスの超大物まで釣れます。放流魚は、養殖プールのコンクリートで尾びれが削られ(過密養殖で自然に先がなくなるとも聞きます)四角くなってますが、時には先までピンと尖った半野生化魚もかかります。引きの強さが相当違います。

50cmくらいになるとかなり食べ甲斐があります。大小に関わらず、キープしたら全部食べてあげましょう。大きくなるほど身が赤くなり、いかにもサケマス類っぽくなります。
ニジマス(レインボートラウト)
ニジマス(レインボートラウト)
ブラウントラウト
底近くで、主にミノーにヒットします。なかなかお目にかかれませんが、我家では長男だけが妙にヒットさせるというジンクスが有ります。ロッドの一本を長男に任せると、確率の比較的高いスプーンよりも、ミノーやジグミノーを選択してブラウンを狙っています。

右の写真は特別解禁釣り大会の日に、キャスティングにあたりが出なくなった後、トローリングでキャッチした45cm級ブラウンと60cm級レインボーです。数年前のこの頃の解禁大会では比較的コンスタントにこれくらいのサイズが出ていましたが、最近は釣り人の減少と共に釣れるサイズも減って来ている感じがします(我家だけかもしれません)。
ブラウンとレインボー
45cm級のブラウン(上)
60cm級のレインボー(下)
ヒメマス
サイズは30cm程度ですが、銀色のきれいな魚体の魚です。芦ノ湖ではヒメペラという特殊な集魚器を使い、群れを追ってトローリングするヒメトロが行われています。富士五湖などでは、アミの撒き餌とサビキ仕掛けをつかった釣りが行われていますが、芦ノ湖では禁止の由。我家ではあまりヒメトロをやらないので残念ながら写真が手元にありませんが、レッドコアのトローリングにもたまにヒットします。

サクラマス、サツキマス
それぞれヤマメ、アマゴの降海型の大型魚で、放流も行われているようです。数は少ないらしく、時期・時間・レンジなどをしっかり狙って釣る必要があるようです。残念ながら我家では実績ゼロです。

イワナ
サクラ・サツキ同様、放流も行われています。最近の特別解禁で、スプーンのキャスティングで20cm級が1匹釣れましたが、トローリングでは実績がありません。
レイクトローリング > ボート
たくさんあるレンタルボート屋さんで借りることが出来ます。通常はエンジンボートやエレキを付けた手漕ぎボートを使います。手漕ぎだけでも不可能ではないですが、長時間はできませんし、少し風があるときなどはボートが流されて釣りづらくなります。エンジンボートが断然有利です。

実際、我家のホームゲレンデの芦ノ湖では、日が高くなるにつれて南風が強くなることが多く、手漕ぎ、或いはエレキでも、仕掛けが(実際はボートが)大きく右又は左に流されたり、岸近くに押されたり、或いは向かい風のときはボート速度が落ちて仕掛けが沈み、根がかりしたり、ということが多くなります。こんなときはのんびりしたひとときなどはとても楽しめません。
小型船舶操縦士免許
エンジンボートのレンタル、エレキの使用には、ボート屋さんで小型船舶免許の提示が必要です。芦ノ湖では、エレキ使用時は慣習(たぶん、です)として提示を求めないようですが、万一のことも考えられますので無免許は避けましょう。但し最近の法改正では3m未満の船と2馬力以下のエンジンなら免許不要とされているようなので、ローボート+エレキなら不要かもしれません。

また小型船舶操縦士は船長免許で、その指導の下で無免許の操縦者による航行ができると教わりました。我家でも安全な場所では子供に操縦させ、ヒットするまで親父はのんびり休憩などということもしていました。詳細は未確認ですが、最近の法改正では、河川等の狭く危険な場所ではこれが出来なくなっているようです。芦ノ湖は、海賊船をはじめ大型の旅客船が多く、また超高速のプレジャーボートがぶっ飛んできたりしますので、無免許者の操縦はやめたほうがいいでしょう。最近の法改正に関しては私自身詳しくないので、別途調べてみてください。

私の場合、湖でエレキを使うために四級小型船舶を取得しました。当時の四級、現在の二級免許は、ヤマハなどの教室に申し込むと、数日の教習と試験で簡単に取ることができます。十万円前後の費用はかかりますが、一生もの(更新講習がありますが)ですのでお勧めします。
レイクトローリング > タックル(トローリング)
ロッド
専用のレイクトローリングロッドを使用します。10フィート前後の、胴調子の柔らかいロッドですが、重いレッドコアラインを何十ヤードも引きずることが出来る腰のあるロッドです。

一般のルアーロッドが使えなくもないですが、レッドコアラインを引くにはちょっと厳しいです。同じ胴調子の、マダイ釣り用のロッドなども使用できるそうです。トローリングは向こうあわせ(トラウトがルアーをくわえ、反転するときに勝手に針掛する)なので、先調子の固いロッドの場合、硬いトラウトの口でフックが弾かれやすいそうです。

我家では、Smith TroutTroll FG-100TRLとJackson Cheiron CLT-1010というロッド2本を使っています。硬さによって、HEAVY、MIDDLE、LIGHTと選べます。さしあたりどれでも釣れますが、柔らかめのロッドの場合はレッドコアを長く出しにくいので、MIDDLEくらいが使い勝手が良いかもしれません。レッドコアにもタイプがありますので、リールも合わせてバランスがいいのが一番です。


ackson Cheiron CLT-1010
Jackson Cheiron CLT-1010
+
Abu Seven
リール
レッドコアがたくさん巻ける大型両軸受けリールを使用します。バス用のベイトリールやスピニングにはレッドコアは巻けません。磯釣りや野鯉釣りなどでも使われるAbu Ambassadeurが有名ですが、その他の製品でも大丈夫です。

我家では、Abu Ambassadeur 10000CL、Abu Sevenという2台を使っています。Abuだと、7000番未満ではレッドコアが十分巻けません。10000番だとドラグもしっかり効いて使いやすいですが、ロッドと合わせて相当な重さになります。小さなお子様にはちょっと重過ぎるかも。7500、8000番台がいいかもしれません。

10000CLには固めのFG-100TRL、Abu Sevenには柔らかめのCLT-1010を組み合わせています。普段は、両タックルのタナをレッドコア1-2色分ほど差をつけて曳いています。
AMBASSADEUR 10000CL + TroutTroll FG-100TRL
Smith TroutTroll FG-100TRL
+
Abu Ambassadeur 10000CL
ラインシステム
レッドコアライン、ドジャーといった専用のライン・道具を使用することや、一日中ラインを引きずり回すことなどから、レイクトローリング専用のラインシステムを組む必要があります。我家での典型的なラインシステムの例は次の通りです。

バッキングライン 数十m
レッドコアライン 18lb, 8色〜12色(80-120yd)
リーダー ナイロン 12lb, 10m
ハリス フロロ 8lb, 3m



実際の釣果はルアーとのバランスや、天候・水温など、あらゆる条件の組み合わせで決まりますので、ラインシステムのパラメータもその時々で柔軟に変えてみて最適値を探すようにすると理想的です。

レッドコア
中心(コア)に鉛(レッド)のワイヤを使い、カラーの編み糸で被覆した重く沈みやすい専用ラインです。ネットでも買えますし、湖のボート屋さんにもあります。町の釣具屋さんだとあまり見かけません。

レッドコアラインには、12/15/18/27LB(ポンド)など、幾つかの種類がありますが、一般には18ポンドが使用されます。我家ではこれ以外使用したことがありません。ラインは10ヤード(9mほど)毎に色分けしてあって、10ヤード(一色)当たり1.5m〜2mくらい沈むそうです。レイクトローリングでは、魚がいそうな層、つまり仕掛けを引っ張るレンジをこの色数で換算して表現します。5色分、50ヤード出すと、水面下約7.5〜10mの層を引くことになります。今日は5色で釣れました、などと言います。ボート屋さんでは、今日の有望レンジを色数で教えてくれます。

出来るだけ広いレンジを探るために、複数出してあるロッドでそれぞれ色数を変えて曳いています。もちろん一方のタナにヒットが集中すれば、同じ色に合わせることもあります。

ラインは、通常は100又は200ヤード単位で売っていますが、全部はリールに巻けませんし、そんなに出すこともありませんので、必要なだけ巻きます。芦ノ湖では真夏に深層を探るときでも80-90ヤードで、90ヤードを超えることはあまりありません。

我家では、カベラスのレッドコア200ヤードを通販で1巻買い、10000CLに10色、SEVENに8色巻いています。レッドコアの色は10色で一周しますが、両リールでスタートの色を合わせると、いまどっちが何ヤードだしてるんだっけ?と迷わずにすみます。色が違っていてもそのうち慣れます。

よほどの大物がヒットしたときは、リールから糸が出されることもありますので、レッドコアラインをまく前に、入りそうなだけのバッキングライン(下巻き)を巻いておきます。太目のナイロンでもいいですし、専用のバッキングラインもあります。


カベラスレッドコア
18ポンド・200ヤード

リーダー
レッドコアとドジャー又はトップライン(ハリス)の間に、10m程のラインを入れます。動きが悪く目立ちやすいレッドコアと、ルアーの間を離す効果が有ります。ナイロンモノフィラメントが扱いやすく、また針掛を良くするクッションの効果も有るようです。PEを使う方もおられるようです。我家ではナイロン12ポンドです。

ドジャー
へリングドジャーまたはハーリングドジャー、略してドジャーと呼ばれるエクレアか焼きそばパンくらいの大きさの、平たい金属板です。きらきら光り、集魚効果があるといわれています。また、水中で大きな振幅で泳ぐため、ルアーだけより大きなアクションをつけることが出来ます。

ドジャーを使う効果の程は実はよくわかりません。無くても釣れます。レッドコアラインは重量があるため、リールから出し始めは水の抵抗が少ないので、なかなかすんなりとリールから出て行かないことがありますが、ドジャーがあるとその抵抗でラインがすいすいと出て行きます。
へリングドジャー
へリングドジャー

小さな魚がつれたときは、レッドコアとドジャーの抵抗で釣れた感がほとんど無いこともあります。結果として有り無しどちらとも言いがたいので、我家では1本は有り、1本は無しの2本立てでやってます。釣り味が削がれるので、個人的には無ドジャー派です。

ハリス
我家では6ポンド〜8ポンド程度のフロロカーボンを使用します。普段は2ヒロ(約3m)ほどとっているつもりですが、両腕以外では測っては無いので、正確な数字ではありません。ラインはドジャーまでしか巻けませんので、ハリスをあまりにも長く取りすぎると、巻き切っても魚が寄ってきてないという事態もあり得ます。ロッドよりやや短めを目安にしていますが、60cm〜100cm程度が、視覚的、アクション的にドジャーの効果が出やすいそうで、あたりが遠い時はグっと短めに調整して試してみるといいでしょう。

ラインはナイロンでもかまいませんが、レイクトローリングではルアーが水中で回転してしまい、ほんの数十分でハリスがグリグリ巻きになることがあります。また底を引いてしまったときに傷が付くことも有り、固めのフロロカーボンが有利と思い使用しています。大物を期待するなら太目のラインが必要ですが、そこは試行錯誤になります。

スイベル
ドジャーの前後には大型のスイベルが付いていますが、念を入れて1個スイベルを追加しています。ドジャー抜きでリーダとハリスを直結する場合は、ボールベアリング入りなどの小型高性能スイベルをつけます。ルアーが回ってしまったときは一発でハリスが死亡しますので、スイベルはケチらずに高性能タイプが良いです。海釣りで使う多重連結スイベルも良いかもしれません。

ルアー側も直結は避け、スナップスイベルを入れたほうが良いと思います。スナップスイベルでウェイトバランスやシルエットが変りますので、出来るだけ小さいものがいいと思います。
ルアー
プラグ、スプーンの何れもOKです。とっかえひっかえ使ってみてその日のヒットルアーを探します。


プラグ

プラグは細めのトラウト用ミノーでOKです。リップやセンターフックのない、ジグミノー型のレイクトローリング専用ミノーが使用されますが、回転したりしないようであればリップつきの普通のミノーも使えると思います。

プラスチック製の工業品でも十分だと思いますが、工芸品のような手作りミノーも販売されています。どう見ても本物の小魚に見える素晴らしいものですが、価格が一万円近くするため、根がかりでロストしたりすると目も当てられません。実戦で使用するのはなかなか勇気が必要で、我家ではインテリアと自作ミノーのお手本になってしまっています。とはいえ、はっきり言ってよく釣れます。湖底の地形に慣れれば根掛りすることもあまりなくなりますので、高価とは言え元が取れる性能を持つといえると思います。

自作ウッドミノーはこちら

ボディーが前後に別れ、真ん中が可動ジョイントでつながったラパラ・ジョイントというプラグがあります。アクションが良いのか、これも良く使われます。

ミノーはフローティングの方が根がかりが少ない可能性がありますが、シンキングと詳しく比較したことはありません。また我家ではジグミノーも良く使います。

どちらかというとスプーンのほうが釣れやすく感じますが、ブラウントラウトを期待してプラグも良く使います。

自作ウッドミノー

市販の手作りミノー
ウッドベイト

ラパラ・ジョイント
ラパラ・ジョイント

スプーン
スプーンは、町の釣具店で買える少し大きめのトラウト用スプーンでOKです。レイクトローリングでは、夜光貝やアワビを削りだした貝スプーンや、牛角のスプーンなどが有名です。

金属に塗装したものよりも、貝無垢・角のスプーンや、アワビ貼りルアーの方が釣れそうで、塗装ものはほとんど使わなくなっています。使用頻度の問題かもしれませんが、ずっと確率が高く感じます。これらの非金属スプーンは買うと結構高くつきますが(1個数千円)、自作も出来ます。但し、材料費、工具、製作の手間賃など諸々考えると自作の方がはるかに高いかもしれませんので、これで節約というわけには行かず、あくまでも趣味の世界のものです。

自作角スプーンはこちら
自作夜光貝スプーンはこちら
自作アワビ貝スプーンはこちら

金属に比べてずっと軽いのでキャスティングには向かず、トローリング専用ですが、自作でも金属スプーンに比べると良く釣れる気がします。我家では自家製夜光貝が定番でしたが、この貝は殻が厚くまた非常に固いため加工が大変で、最近は、柔らかく加工が容易な牛角スプーンの製作・使用が多くなっています。

また金属性でも、アワビシートを貼り付けただけのスプーンも使います。市販品でも貝無垢、角よりはずっと安価です。また釣具店で購入できる薄いアワビシートを貼り付けるだけで、容易に自作できますし、良く釣れます。

自作アワビ貼りスプーンはこちら
自作角スプーン
自作角スプーン

自作夜光貝スプーン
自作夜光貝スプーン


自作アワビ貼りスプーン
アワビ貼りスプーン

ルアーいろいろ
タスマニアンデビル
タスマニアンデビル
タスマニアンデビル
筒状の胴体にイカの耳のような透明の羽がついています。

左の写真の、下のルアーには、胴体にアワビシートを貼り付けて、プチ改造してあります。上下にゆれるウォブリングアクションに優れているとのことですが、小物しか釣れた記憶がありません。
フラットフィッシュ
フラットフィッシュ
フラットフィッシュ
エビ反りの胴体の前方中央にアイがあって、全体がクランクベイトのリップのようなルアーです。こちらは使う機会が少ないこともあってか、釣れた記憶が全く有りません。必ずしもトローリング専用ではありません。ブラックバスが釣れそうな雰囲気です。

写真の一番下のルアーにも、同じくアワビシートを貼り付けてあります。
野ネズミルアー&野ネズミルアー改
野ネズミルアー(上下)
野ネズミルアー改(中)
野ネズミルアー
昭和生まれのオヤジさんには懐かしい、釣りキチ三平の野ネズミルアーです。釧路湿原で巨大イトウを釣ったあれです。100円ショップで1個105円で購入しました。

鳴鶴先生のオリジナルと三平の改良版とがあります。あろうことか、改良版の方が成績が良いようです。お尻のウィング効果かもしれません。
野ネズミルアーは、冗談商品だろうと半ば冗談で使ってみたものです。レイクトローリング用として堂々とお勧めするのは多少躊躇しますが、意外にも、実績十分の夜光貝並に掛かります。たまたまか計算ずくかわかりませんが(失礼)うまく泳いでいるようです。今後大型への期待も持てます。

ボート屋さんのお兄さんも使ったことがあるらしく、曰く、フックを取り替えて使うといいよ、とのこと。実績ありのようです。
野ネズミルアー改に来た40cm弱のレインボー
野ネズミルアー改に来た
40cm弱のレインボー
フック
レイクトローリングは向こうあわせ(魚がバイトし反転するときに勝手に掛かる)なので、フックは細く鋭いものに交換したほうが有利です。バランスの問題がありますが、プラグのトレブルフックはトラウトの硬い口に弾かれやすく、シングルに替えたほうが良いという説も有ります。

またスプーンにフックを直結すると、トラウトが首を振ったときにフックが刺さった部分にテコの原理で力がかかりやすく、外れやすいため、一旦フックを糸に結んでルアーに取り付けるほうがいいようです。長さの違うシングルフックを2つ付けておくと、一方は口に、もう一方はエラに掛かり、安心して取り込めることがあります。実際にどんな方法がベストか数値的な証拠はつかみにくいですが、いろいろ試しています。

鯉の吸い込み仕掛けに使われるケプラートなどの強度のある編紐をシングルフックのハリスに使い、2本を組み合わせたチラシ針というフックセットが良く使われます。淡水用の小さなものから、海のジギング用の大きなものまで、市販されています。
その他のトローリング専用タックル

シンカーリリース
右の写真は、シンカーリリースです。小型のナス型オモリが付けてあります。実際の使用時はもう少し重いオモリを付け、レッドコアを使用せずにおもりだけで仕掛けを沈めます。魚が引くと、おもりが外れて湖底に落下し、あとは魚と対等のファイトが楽しめます。

落下したオモリはそのままゴミになりますので、環境保護の観点からは使わないほうが良いでしょう。鉛毒としての影響がどの程度かわかりませんが、ゴミはゴミです。水位が下がった芦ノ湖岸でウェーディングすると、ミノーやスプーンを拾うことが良くあります。良い品を拾ったときはラッキー!と喜んだりしますが、それだけ釣り人がゴミを供給しているのだと思うと気持の良いものではありません。


シンカーリリース
シンカーリリース

潜航板
右の写真は、潜航板です。水中で曳くと水の抵抗で仕掛けが沈んでいきます。どこまで沈むか見当が付きにくいので、買った当初以外は使ってません。製品のパッケージの絵を見ると、小型のものはキャスティングでも使えるようです。

タックル全体の軽さやお手軽さを考えると、重いレッドコアやヒメトロのオモリ、全体が重装備になるダウンリガーなどに比べて有利なのではと思ったりもしますが、まだ未着手の研究テーマです。
潜航板
潜航板
ダウンリガー
ラインをレンジまで沈める方法として、ダウンリガーというタックルがあります。仕掛けを付けたラインとは別に、重いオモリを付けたワイヤーを船尾から沈め、仕掛けのラインをクリップでオモリに引っ掛け、ラインをオモリの深度まで強制的に沈めるものです。魚が掛かるとクリップがはずれ、通常のルアー釣りと同じ軽量仕掛けで魚とファイトできます。レッドコアのように長く仕掛けを引っ張る必要がなく、小回りの効くシステムのようです。シンカーリリースのオモリに回収用のラインをつけた感じです。北米では一般的なシステムのようです。

芦ノ湖でも使われているようで、我家では使用したことがなく見かけたこともありませんが、悪くないのではという気がします。


ダウンリガー・イメージ図
レイクトローリング > タックル(ハーリング)
専用のタックルがあるとは聞いたことが有りませんが、通常のフライタックルをボートで引っ張ると思えばいいと思います。水面下を狙うのでシンキングラインを使用しますが、ボートで引くとエクストラファーストシンキング(IV)でもさほど沈みません。レッドコアを使う方もおられるようです。

我家では芦ノ湖のキャスティング用に買った#8ロッドと、ハーリング専用に沈む速度の速いエクストラファーストシンキングを巻いてある#7-#8のリールの1セットだけ使用しています。
キャスティングはしないのでテーパードリーダーやリーダーシステムは組まなくてもいいと思います。それなりのサイズが掛かる可能性がありますので、ティペットは太目の3Xを使っています。

フライはストリーマー、マラブー、ニンフ、ウェットなどを使用します。芦ノ湖で有名なアオミドロや、CATVの番組でタイイングを教わった杉坂氏のフラッシュバックニンフをよく使います。

深層を攻めにくいので我家ではハーリングをやる場面は多くないですが、重ーいレッドコアタックルに比べてファイトの楽しさは段違いです。
左 アオミドロ
右 フラッシュバックニンフ
レイクトローリング > タックル(ヒメトロ)
ヒメマスはレッドコアの仕掛けにも掛かりますが、専門に狙うヒメトロでは専用のヒメトロ仕掛けを使います。

ヒメマスの群れを追いかけて釣るので、長い仕掛けを後に引っ張るレッドコアの釣りよりも小回りの効く専用仕掛けが有利になります。ラインは通常のナイロンやPE等を使用し、40〜80号の重い鉛のおもりで仕掛けをレンジまで強制的に沈めます。舵の付いたナス型のおもりや、三日月型のトローリング用おもりなどが使われます。

ロッド
レッドコアと同じく腰のある胴調子のものを使用します。我家ではタイ、ヒラメ用の船釣りロッドを兼用しています。重いオモリを引き回しますので、ヘナヘナのライトロッドは使用できません。

リール
レッドコア用よりも小型で大丈夫です。5000番相当のAbu FiveにPE3号を巻いて使用しています。Abu Sevenの弟分の廉価版リールで軽く扱いやすいです。但しちょっと小さめで、Abuの7000番くらいが使いやすいかもしれません。

ヒメペラ
右の2つの写真はヒメトロ用のペラ、ヒメペラです。ワイヤーの一方に舵板、途中に金属のプレートが幾つか付いています。これにドジャーを組み合わせる人もいます。ラインとハリスの間にこの仕掛けを入れ、舵板におもりをぶら下げるというシステムになります。

ヒメペラのプレートはドジャーと同じくきらきら光り集魚効果があります。これが水中でペラペラと回転します。アルミ製、真鍮製、純銀製、アワビや夜光貝無垢、アワビシート貼りなど、いろいろ工夫されており、マニアックな道具です。

ヒメトロでもプラグやスプーンも使用しますが、ビニール製のタコベイトや、紅サシなど活餌も使用されます。また針にカグラ(角や貝製のジグヘッドのようなもの)をつけたりと、派手にジャラジャラさせるのが良いようです。

ヒメトロ仕掛けは、レッドコアに比べて急角度で沈んでいますので、船の前方にロッドをセットするとレッドコアと同時に出すことが出来ます。但し3本4本と出すと操船はやはり面倒になります。
ヒメペラ
ヒメペラ

ヒメペラ
ヒメペラ








タコベイト
レイクトローリング > その他のタックル
ロッドホルダ
トローリングロッドはボートの両側に2本を張り出し、仕掛けを曳きます。手漕ぎボート+エレキなら、オウルの金具にロッドを引っ掛けてもいいですが、ロッドホルダがあると便利です。海釣りでよく使う汎用のロッドホルダが使えます。トローリング専用品も売られています。

芦ノ湖でエンジンボートを借りると、トローリング専用のロッドホルダを貸してくれます。我家では、手漕ぎボート+エレキを使用する際には、市販の海釣り用ホルダを使っています。但し、船べりの厚いボートだと、市販のロッドホルダがうまく取り付けられないこともあります。

また念のため、ロッドにコイルストラップを付けてボートやロッドホルダに引っ掛けておくと、ロッドが水中に落ちてさようなら、という事態を防ぐことが出来ます。
海釣り用ホルダ
海釣り用ホルダ
ボート屋さんのホルダ
ボート屋さんのホルダ
ランディングネット
これは必須です。巨大魚が釣れたときのために、ケチらず大き目のものを買いましょう。我家ではこれをケチって、お風呂掃除用タワシの柄に海釣り用ネットのネジ金具をエポキシ樹脂でくっつけ、海釣り用のランディングネットを付けて使用しています。見た目はお風呂掃除用タワシの柄ですが、大きなネットで安心して取り込めます。使う機会がありませんが、タワシの柄には大型のギャフも付けられます。ネットの方は、海釣りのときにはテレスコピックの柄につけて本来の姿に戻ります。

ボートをレンタルする時にでっかいのを貸してくれますが、1本くらいあっても良いと思います。大きく且つ折りたためる大型トラウト用ネットも市販されています。
ボート屋さんのランディングネット
ボート屋さんの
ランディングネット

タックルボックス
バスフィッシング用の普通の大型タックルボックスを使っていますが、ABUのリールからルアーまで、レイクトローリング・ハーリング専用のタックルがこれ一個に全部入り、便利です。大きいといえば大きいですが、トローリングの場合はあれこれ道具がかさばる割には、車からボートまで運べば後は持ち歩くことは無いので、重宝しています。2階建ての2階部分右サイドに魚探がピッタリはまるように細工してあります。

魚群探知機、GPS
本格的にやるなら有効に使えると思いますが、あれば尚可、という程度のものです。ヒメマスやワカサギは魚探で魚群を追って釣りをしますが、それを餌にするレインボーやブラウンにも有効です。レッドコアの釣りでは魚の泳層に的確にタックルを送り込むことが釣果の差につながりますので、やはり魚探があるとかなり有利です。なければボート店や他の釣師からしっかり情報を仕入れ、また複数タックルで広く泳層を探すなどの工夫が必要です。

また魚探は水深を知るのに有効に使えます。ただし湖に慣れると大体の深さは分かるようになります。

手漕ぎの場合はバッテリーも持ち込む必要がありますが、12V仕様なので、エレキ持参やエンジンボートであればそちらのバッテリーからいただくことができます。
エスペランサーPRO-32
エスペランサーPRO-32

我家では、葵ソニックのエスペランサーPRO-32という魚探を使っています。あまり高級品ではないですが、カラーでGPSマップ付きという優れものです。釣果に直結しているかどうかは怪しいところですが、いま80cm級がいた、とか、すごい群れが見えた、など、船上での盛り上がりネタの一つにはなります。

魚探の振動子(トランスデューサ)を水中に出すときには、専用のアルミポールや、船体に貼り付ける巨大吸盤付き金具を使います。エレキしか使わない人であれば、エレキのモータの下部にくくりつけてもOKです。

我家では始めこの方法を使っていましたが、エンジンボートでは使わないので、エレキから外して吸盤金具に付け替えました。

吸盤金具と
トランスデューサ

エレキ
ミンコタ ENDURA44
ミンコタ ENDURA44
エレキモーター、別名トローリングモーターですが、非常に静かでトローリングに十分なパワーもあり、細かい速度調整も出来て本来もってこいの推進機です。但し、風が出てくると圧倒的にエンジンボートがラクです。エンジン船はレンタル料金が2-3倍にもなりますので、エレキを使って手漕ぎボートでトローリングすることもよく有ります。

我家のエレキはミンコタのENDURA44、44ポンドのハンドコンです。強めのものを買ったつもりでしたが、今では、手漕ぎに抜かれるー!とクレームが出ます。バス釣りで使う、船首に取り付けるフットコンでも大丈夫ですが、ロッドは船の中心付近から張り出しますので、船尾に座って前向きにロッドが監視できるハンドコンが使いやすいです。

エレキは、ガソリンエンジンと違って推進力がポンド(LBP)で表されます。一般的な12V仕様のものであれば50ポンド前後ですが、これで十分です。トローリングの航行速度は徒歩レベルですので、30ポンド位でも問題ないですが、風があるときなどはパワーが欲しくなります。

マキシマイザー
マキシマイザー
左の写真は、かなり古い品ですがマキシマイザーと呼ばれる電子機器です。ENDURAの前5段、後3段の変速を無段階変速に変えてくれます。

分解してみたことはないので受け売りですが、エレキの直流モーターは、電極にかける電圧を抵抗器によりアナログ制御して回転数を調整します。マキシマイザーは、電子回路により直流をブチブチとオンオフさせ、オンオフの幅を制御することで擬似的なアナログ制御を行うPWM(Pulse Width Modulation)制御という原理で動いています。アナログ制御回路の電力消費がない分、バッテリーが長持ちするそうです。

パワーもアップするというのですが、あまり実感できません。最近の高級なエレキにはマキシマイザーの電子回路が内蔵されています。

バッテリー

12V マリンバッテリー
12V マリンバッテリー
エレキのバッテリーは12Vで、深い充放電に耐えるディープサイクルバッテリーという種類のマリン専用バッテリーが使われます。車の12Vバッテリーは瞬間的な放電能力が優先され長い間放電し続けると劣化が進む性質があるため、使用できません。マリン専用バッテリーではACDelco社の製品が有名です。これがなんと言っても重い。腰を壊さないようにじっくりと持ち上げ、落として足指をつぶさないように慎重に運ぶ必要があります。

バッテリーにはひもが付いており、手で持つ部分が樹脂(合成ゴム?)になっています。相当荷重が掛かるせいか、これがだんだん切れてくることがあります。テニスラケット用のグリップテープを巻きつけ、破損防止・滑り止めにしています。
専用充電器
専用充電器

バッテリーを使うということは充電器が必要ということですが、これも専用品が必要です。バッテリの種別毎に充電電流やその制御が異なるからです。

たまにトローリングでもやるか、ということなら、なんやかんやと買うよりも、エンジンつきを借りたほうがお得かもしれません。

ワニ口クリップ
エレキや魚探のバッテリー接続用端子部分には、ワニ口クリップや丸くて穴の開いた端子が付いていますが、丸型端子の場合、取り付け時にバッテリー端子の蝶形ネジを一旦全部外さなければならず、うっかりすると落ちてどこかにいってしまいます。丸型端子の先を切って開けるか、先開きタイプに替えると便利です。我家では端子を全部大き目のワニ口クリップに替えて、ネジを回すことなく取り付けられるようにしています。これだと、レンタルのエンジンボートのバッテリから魚探の電源を拝借するのにも便利です。

ショート注意
車のバッテリーでも同じですが、電極端子間のショートに十分注意する必要があります。ランディングネットの枠や柄、導電性のあるロッドなどが触れるとスパークする恐れがあり、最悪溶けます。火傷の危険もあります。我家ではキャンプ用の折りたたみイスの金属部分でショートし、小さめのイスだったので細いアルミパイプが溶けて千切れたことがあります。電圧が低くても相当な放電能力があり、恐るべき電流パワーです。電極端子のプラスチックカバーが製品に付属していますので、普段から無くさないよう付けたままにしておいたほうがいいと思います。ウチのはもう無いです。

余談ですが、マリンバッテリーは容量たっぷりで放電しきっても劣化が少ないので、我家では、キャンプでテント内の照明にしている乾電池式12V蛍光灯ランタンの電源として重宝しています。車と同じ電圧ですので、携帯充電器など車用アクセサリが車から離れてもテント内やテントサイトで使用できます。バッテリからはワニ口クリップでシガーライターソケット形式の分岐器を接続します。先述の蛍光灯ランタンは電源引き出しの改造が必要でしたが、電源線にはシガーライターソケットが付けてあり、分岐器経由でバッテリに簡単に繋がるようにしてあります。もっとも、最近はハイブリッド車が普及してきたので、アウトドアでの電気機器使用が容易になってきているみたいです。
レイクトローリング > 服装・防寒
芦ノ湖の解禁日は3月1日、その前週の2月の土日に特別解禁が行われます。真冬です。箱根は氷点下です。年によっては暖かい雨が降ったりしますが、よく晴れた日であれば、すぐにロッドのガイドが凍りつく程の低温になります。

服装・ホッカイロ
暑ければ脱げばいいので、防寒は十分に行いましょう。意外に薄くなりがちなのが下半身の方です。モモヒキがあるとだいぶ違います。一通り着込んでさらにウェーダーをはくと、風を通さず、つま先まで一体空間が出来ますので暖かくなります。すぐに成長する子供のウェーダーまで買えないやということであれば、通常の防寒ズボンでも大丈夫です。

背中とおなかの下着の上に、貼るタイプのホッカイロを付けておくと、これもかなり違います。つま先に張るタイプも効果的です。昔はモミモミするタイプ一つで、せいぜい貼るタイプが出てきたくらいでしたが、ここ最近は両肩を覆うタイプの貼るホッカイロ、手に塗るジェル状のホッカイロなど色々とバラエティに富んでます。但しこれらの効果はちょっと疑問でした。

釣りですのであえて言うほどのことではありませんが、防寒着が完全防水でなければ雨具も必須です。芦ノ湖では、真冬でも雨が降るときは快晴時よりも気温は高いので、風がなく小雨程度なら十分釣りができますが、雨具がなければ凍死します。子供の分も忘れずに。
帽子
キャスティングでは帽子は必須で、釣り針による怪我を防ぐ効果があります。幸い釣り針で頭に怪我をした経験は家族共々ありませんが、キャスティングの時に帽子を一緒にキャストされたことは何度かあります。トローリングでも防寒や遮光のために帽子があるほうが良いです。

寒い時分は耳まで隠れるニット帽がいいです。ジャンパーのフードはかなり暖かいですが、実際のところ邪魔で釣りになりません。但しトローリングの場合、操縦者以外は魚がかかるまではフードをかぶってても、ニット帽を首までかぶっていても大丈夫です。
ニット帽で完全武装し居眠り中
ニット帽で完全武装し居眠り中
手袋
極寒時は手袋も必須です。キャスティングの場合は、小指と薬指以外は先が現れている釣り用手袋が必要ですが、トローリングだけなら通常の手袋でも何とかなります。

フローティングベスト
ボート釣りではフローティングベスト、救命胴衣の着用は必須です。ボート屋さんで貸してくれますが、子供と釣りに行く場合にはこれでもかというくらい安全を第一に考えるべきですので、他でもいつでも使えるようにサイズの合った浮力の強いものを自前で準備するほうが良いかもしれません。

トイレ袋
レンタルボートには、業務用スープの空缶の簡易トイレが置いてあることが多いです。女性は厳しいですが、男性ならコレで用を足すことが出来ます。しかし完全にチ○●をズボンの外に出さないと失敗する可能性が高いので、厚着の時分は結構大変です。ウェーダーだとなおさらです。ドライブ用のトイレ袋だと少し使いやすく、一つ持って行くと安心です。

ホットドリンク
寒い時期は水筒にホットココアなど温かく甘い飲み物を用意しておくと、しばし生き返ります。子供が寒くてどうしようもない様子のときは、あまり我慢させずに上陸させましょう。風邪をひいてはバカらしいですし、つらい遊びであるというイメージだけが染み付いてしまいます。子供が小さいうちは、4月以降の、暖かくなってからの時期に始めたほうが良いかもしれません。
レイクトローリング > 芦ノ湖のレイクトローリング
2月の特別解禁、3月の解禁から、12月の禁漁まで、1年中楽しめます。

放流を行っている期間はうまくポイントに入れば入れ掛りの可能性がありますし、解禁時放流の超大型魚の釣れ残りに当たることも有ります。毎回とはいきませんが、ウチの子供たちも50cm級の元気なトラウトを釣っています。

晩春以降、深場に落ちてからはトローリング以外ではなかなか釣れなくなります。夏の暑い時期から禁漁にかけてもトローリングは可能ですが、放流を行わないこともあってか、可能性はかなり下がります。我家では、夏の芦ノ湖はバス釣りの方が主となります。秋以降はワカサギ釣りを楽しみ、釣れたワカサギの生き餌でトラウトを狙うムーチングができます。これが結構大物を狙えますが、我家ではあまり大物の実績はありません。

トローリングで完全なボウズで終わることはあまり無く、キャスティングよりも釣果は高いと思いますが、正直なところ、小さいの2-3尾で終了!、ということはよく有ります。子連れの釣りは楽しくないと意味が無いので、朝夕は餌釣りやワカサギ釣りやエサ釣りでなんとかお土産を作っておいて、日の高いときはトローリングという方法もお勧めです。我家では、瓶入りの油漬けイクラ餌、マス針、ワカサギ仕掛けなどをタックルボックスに入れておき、いつでも切り替えて楽しめるようにしています。
芦ノ湖の釣り場
箱根、元箱根、湖尻のいずれのボート屋さんから出てもOKです。湖岸から50mくらい或いはそれ以上の沖を、湖岸線に平行して曳きます。放流点は桟橋からさほど遠くないところですのであまり遠出をする必要はありませんが、やはり実績ポイントはあります。岬の先端など地形に変化がある箇所で実績があるようですが、ネットやボート屋さんで事前に聞いてみてください。その日のねらい目色数も教えてもらえます。

仮に芦ノ湖全域をトローリングで一周すると、ほぼ半日くらいかかる感じです。ツーリング気分で一周したことはありますが、ある程度狭い範囲のポイントを繰り返し責めたほうが良いかもしれません。
元箱根湾
湖尻のキャンプ場前、東岸の箱根園など、遠浅で立ちこみに適したポイントでは、うっかりすると根がかりすることがあるので、近づきすぎやレッドコアの色数に十分注意して通過しましょう。ボートを急に旋回させたときや、向かい風や横風で押し戻されたときなどにもラインがぐっと沈んでしまい、根がかりすることがあります。出している色数とボートの速度、方向の調整などの、ある程度のテクニックが必要となる場面もあります。

西岸南側の「百貫の鼻と立岩をむすんだ以西の湖面 」は禁漁区域となっていますので立ち入れません。境界付近でたくさん釣れそうな気がして行ったことが有りますが、釣れませんでした。
湖尻湾・キャンプ場沖
入漁料
芦ノ湖で釣りをする時は、ボート釣りであるか陸釣りであるかに関わらず、入漁券の購入が必要です。ボートを借りる場合はレンタル料と一緒に支払います。年券もあります。中学生以下は無料なので、子連れには大変助かります。
レイクトローリング > 釣り方・操船
実績の怪しい我家が講釈するのもはばかられますが簡単に。優良情報はネット上や書籍類にたくさん有りますのでそちらもどうぞ。

速度
ボートの速度は諸説有りますが、我家では大体人が歩く程度のスピードです。スロットルを全くひねらないアイドリング状態でもスクリューは回り、この状態で進めると歩く速度になります。逆風のときはスロットルで速度を調整します。風で流される分、相対速度が落ちてラインが底を引いたりしますので、要注意です。

仕掛け出し
タックルをセットしたら、リールのスプールとクリックボタンをフリーにし、ボートを進めながらレッドコアラインを目標色数まで出していきます。手で引き出しながら1-2色出せば、あとは水の抵抗で勝手に出て行きます。ドジャーをつけていれば比較的簡単に出てくれます。早く出したい時はボートの速度を上げてやります。勢い良くラインが出ている時はバックラッシュ(重いレッドコアの慣性により、スプールの回転速度がラインの出るスピードを上回って、絡んでしまう)しないよう、注意します。レッドコアが絡むと中の鉛線がキンクしやすく、最悪鉛線だけ切れてしまいます。

目標色数分が出たら、手でいったんスプールを止め、クリックを入れます。大き目のリールなら、クリックとメカニカルブレーキ(リールの横についている丸いノブ)の抵抗で、仕掛けを曳いている状態でもラインが出ず、魚がかかった時点でラインが出て行きます。曳くだけでラインが出て行ってしまう場合は、メカニカルブレーキを締めます。

小さめのリールだとメカニカルブレーキやクリックの抵抗が低く、ラインがうまく止まらないときがあるので、この場合はスプールをロックし、スタードラグを緩めます。曳いてもラインが出ず、魚がかかった時にだけ出て行く程度にドラグを調整します。ヒットしたときにはドラグを適切に締めなおす必要があります。

ロッドのセット
ロッドは船の両脇から2本を張り出し、ホルダにセットします。ホルダを調整しロッドを水平方向から若干上に向け、また真横から若干前側に出すと、ロッドの曲がりを含めてちょうどいい位置になります。あとはトロトロと低速で引っ張ります。

操船
ボートのスピードを変えた時や、方向を変えた時などにヒットする確率が上がるといわれます。ルアーの動きに変化が起きるためと思われますが、なかなか実感するには至っていません。

岬の先端付近のような地形が好ポイントだそうです。芦ノ湖だと湖尻の亀ヶ崎などが有名です。岬の根元方向から先端方向に向かって平行して進み、先端を過ぎたらくるっと後ろ向きに1回転し、反対側の先端から根元に向けて平行に引く、といったテクニックが書籍やネットで紹介されています。が、まあそればっかりやってても疲れますので、我家では付近を通るときにやってみるくらいです。

何十メートルも後方に仕掛けを引っ張ってますので、方向転換のときはなるべく大きく回ります。急に曲がると内側のタックルのラインが着底して根がかりしたり、外側のタックルのラインがプロペラに巻き込まれたりなどのトラブルが起きます。どうしても急に曲がる必要がある場合は速度を上げて回ります。プロペラにラインを巻き込んだ時は、とにかくエンジンをストップし、もう一方の仕掛けを急いで巻き上げましょう。一旦巻き込んだラインは傷が付いている可能性が高いので、見た目OKでも涙を呑んで交換しましょう。方向転換のとき以外にも、風でボートが流されている場合など、一方のラインがボートに近づき巻き込みの危険性が高くなることが有ります。

風の影響は非常に大きいので、注意が必要です。我家でも、湖底の状況に不案内なうちは、知らず知らずのうちに浅場に流され、根がかりしたこともしばしばありました。

またマナーとして、他のボートに近づきすぎたり、他のトローリング仕掛けの近くを横切ったりしないように注意します。陸っぱりのキャスティングの人がいる場合は、近づかないようにくれぐれも注意します。石を投げられるかもしれません。

他船と至近ですれ違うときの右側航行(相手を左舷に見る)や交差時の航路優先権などの原則は湖でも当然守ります。
フッキング・ファイト
魚が掛かった時にはラインが出て行き、クリックが突然”ギャー”と鳴り響きます。これが戦闘開始の狼煙となります。居眠り組も、この音で目を覚まします。ちなみに根がかりのときも派手に”ギャー”といいます。

ヒットしたと思われる場合でも、ボートは低速を保ちそのまま進めます。うっかりボートを止めるともう一方の仕掛けが沈み、根がかりします。手助けが必要そうな大型が掛かっていれば、一方をさっさと巻き上げてからボートを止め、ファイトのお手伝いをしましょう。
クリック音が鳴り響くまで冬眠
クリック音が鳴り響くまで冬眠
相手が湖底ではなく魚なら、既に向こうあわせでフッキングしているはずですが、ロッドをホルダから外す前に、スプールのロックをオンにします。このとき追いあわせされます。またロッドをホルダから外す時などにラインテンションを緩めないように注意します。仕掛けが長くロッドも柔らかいので、不用意に扱うと、フックが結構簡単にスカっとはずれてしまいます。

ランディング
小さな魚でもはじめは強烈に引き、途中で妙に軽くなることがあります。それでもあきらめずに一旦巻き上げます。やっぱり付いていたということも多いです。魚ではなく底を引いていた場合には藻やごみが付いていることが多く、それを取らなければ永久に釣れません。結果的には時間の無駄を無くすことにつながりますので、面倒くさがらずに(かなり面倒ですが)最後まで巻いてフックをチェックするほうがいいです。

最後は、ロッドを寝かし過ぎないようにし、ロッドの操作で魚を寄せてきます。なれないとリーリングだけで寄せてしまいがちです。ハリスの長さを十分とっていれば問題ないですが、最後の取り込み時にラインの余長が足りない場合にはロッドが立てられず、寄せきらないということもあります。やむを得ずということで不用意にラインを出すと、そこでバレてしまう可能性大です。逆にハリスが長すぎると、ドジャーまでしか巻き取れませんので竿を限界まで立ててもやっぱり魚がよってこないということもあり得ます。

レイクトローリングは向こうあわせに頼るせいか、フッキングが浅いことが多いと感じます。フックのかかり具合が不安なら、よほど小さいものでなければ水中にいるうちにネットで取り込んだほうが良いと思います。
レイクトローリング > 安全対策

エレキや手漕ぎの場合、風が強くなると桟橋まで戻れなくなる可能性があるので、遠出のときは要注意です。芦ノ湖では、朝方無風でも、日が昇ると南風(箱根から湖尻方面)が強くなることが有ります。解禁直後は春一番の季節でもあり、今日はあったかくてトロ日和だなァと思ってたら突如ミニトルネードに見舞われたこともあります。強風で戻れなくなった場合は、携帯電話でボート屋さんに連絡し引っ張ってもらいますが、別の桟橋につけることが出来ればそこに一時退避してから連絡してもいいでしょう。ムリは禁物です。

携帯電話を忘れずに持参し、普段からボート屋さんの番号を登録しておきます。強風だけではなく、プラグのかぶりや燃料系統の故障など、エンジンの不調でボート屋さんに救出を依頼しなければならないこともあり得ますので、携帯は必須です。我家でも実際、エンジンが始動しなくなり救助してもらったことがあります。このときは解禁釣り大会の真っ最中で、現場まで代わりのボートを引いてきていただき、そのまま戦闘続行できました。感謝。


芦ノ湖では、強風の他に、山上湖だけあって濃霧が発生することがよく有ります。自分の位置を見失うのはとても危険ですし、また岸近くに寄ってしまい、キャスティングの仕掛けが飛んでくる危険性もあります。霧のときは無理な出航はやめ、沖に出てから心配になったなら早めに桟橋に戻りましょう。こんなときは、霧が晴れるまで桟橋近くでキャスティングや餌釣りをします。
他船
風や霧以外に、芦ノ湖の海賊船など大型遊覧船や、高速のプレジャーボートとの衝突にもよく注意する必要が有ります。遊覧船の航路は湖の中心線付近で大体見当が付きますので、航路上を曳くことはもちろん避けますが、航路とクロスする必要はしばしばあります。大型遊覧船はものすごいスピードで近づいてきます。視界に入ったら、すぐに逃げたほうが良いくらいです。遊覧船が起こす引き波も相当大きくなりますので、注意しましょう。

もちろん他の釣り船やスワンとの衝突にも気を付けます。トローリング中にはあまり桟橋やワカサギ釣りの船団に近寄らないほうが良いです。
ド迫力で接近してくる通称・海賊船
自船内
自船内での注意も必要です。エンジンボートは大きいので比較的安定していますが、それでも船内で動き回るとかなりゆれます。また冬の早朝船内が凍っているときや、濡れているとよく滑ります。子供のうちは危険察知が甘いので、転落しないように親が十分注意してください。大人が転落する場面も見たことが有ります。水温が摂氏数度のときに落水すると、沈んでしまうことは無くても、低体温で命に関わる事態も十分想定されます。

湖上ではなく陸上でも普段と違う注意が必要です。早朝から釣り始めることがほとんどですので、前泊をしない場合は暗いうちに家を出ます。また結構へとへとになって帰路につきます。芦ノ湖の釣りに限った話ではないですが、大事な子供を乗せているのを意識して、居眠り運転には十分注意してください。

車の場合もう一つ、路面の積雪、凍結への注意があります。芦ノ湖では解禁時でもまったく積雪が無い状態のことも多いのですが、スタッドレスやチェーン携行は常識です。宮ノ下や仙石原から芦ノ湖へ抜ける峠の急坂が凍結していると、スタッドレスでも超えられないことがあります。ちょっとくらい急いでもあまり変わらないので、子連れの時はゆっくり走りましょう。
ある年の4月1日、
樹氷とツルツル凍結道路の仙石原
日帰り・前泊・後泊
余裕をもって午前中だけで釣りを切り上げ、昼食と日帰り温泉を楽しんだあとゆったり帰る、という手も有ります。レンタルボートは午前だけだと3割くらい安くなります。

日程に余裕があれば前泊・後泊もお勧めです。日本を代表する観光地ですので泊まり先はいくらでもありますが、お勧めは芦ノ湖キャンプ村のキャビンです。ベッドや温泉バスも付いていて普通の戸建て住宅並みに快適です。複数人なら旅館やホテルに比べてかなり安上がりです。
自宅のように(よりも?)くつろげる
おすすめ芦ノ湖キャンプ村のキャビン
その他
ニジマスもヒメマスも美味しい魚なので、よほど小さいもの以外は持ち帰らせてもらって全部家で食べています。ニジマスは小魚のうちは白身ですが、大物はピンクのサーモン色をしています。大きさの問題か、エサの問題かはよく分かりませんが養殖魚は白く、野生魚は赤いというふうにも聞きます。

小さいのは内臓を出して丸焼きに、大きいのは三枚におろしてムニエル(塩コショーと小麦粉をまぶしてバター焼き)にすると良いです。少しカッコつけてハーブとかスライスアーモンドとかをまぶすと本格的な感じになります。私は多目の塩だけで塩ジャケ風にするのが好みです。

内蔵を出した後、腹腔の上部、背骨の下部分にある黒いドロドロを爪で剥ぎ取ります。これはニジマスの腎臓で、塩辛にするとメフンという極上の珍味になるそうですが、肉だけ食べるときはきれいに除去してしまいます。何事も面倒なことには興味を示さない次男と違って、長男は三枚おろしから出刃包丁とぎまで全部やってくれます。





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