05/03/01


もしも明日 偶然にあなたに会ったとして
頭を横切るのはあのセリフ だと、想う


一目見て、涙を流した彼女のように
苦しそうに、想いを語った彼のように
見つめて、気づいたその人のように


私はあの言葉を思い出す


ふい に動く自分を知ってしまう





そう、なんだと 想う























05/03/01


走る、車
引き寄せた、腕


あなたのその優しさも、笑顔も
忘れてないから


今更見せなくたって、知ってるから


だから、あなたも
私がコーヒー好きじゃないことぐらいを


覚えていればいいよ























05/03/03


あなただけが呼ぶ この名前は
もうずっと 呼ばれることを知らないまま
これからも変わることはないでしょう





この名前は 呼ばれることを 忘れた、まま





たとえ私があなたを呼ぼうとも。


そして、そのことは
私の胸をひどく、刺すのです























05/03/07


うれしかったのは、さ
あなたが選んだその歌


本当は決めていた、歌うことなんて


昔 あなたが好きだと そう言った歌だよ


覚えているのも
それを選んだのも
口にした言葉さえも


すべてが 愛おしいままで























05/03/07


きっと、触れたくてたまらなかった


きっと、言葉を交わしたくてたまらなかった





感じ取ったのはそんなこと


消すものじゃない、消せるものじゃない


ただ、言葉にしないだけで























05/03/07


離れられないのに


どうして一緒に歩けないんだろう























05/03/09


何かの本で「幸せとは二人でなっていくものだ」と
書いてあって、それにうなずいたとしても。
 

それでも。


「人を幸せにしたいと思った」と言われれば


涙は 流れるもので。























05/03/09


夏の暑い日。
あの、日 あなたと会えた時から。
私は自転車を漕ぐのが遅くなった。


田んぼ道、通る風、たまに走る車。


今日もあなたに会えるかもしれない と。


ゆっくり漕いだ ペダル。
今だって変わらないぐらい、染み付いた それ。























05/03/11


好きだから会いにゆくとか


好きだから手をつなぐとか


好きだから抱き締めるとか





そうゆうのは 本当はとても





奇跡的なこと























05/03/12


鯨を見るだなんて、とあなたは言う


青い海を全てすくいあげようってんじゃない
真夏の太陽を掴もうってんじゃない


ただ、泳ぐ鯨を見たかっただけ







でもそれが一番、夢の中の物語だと言うんでしょう?























05/03/12


今になって
あなたのことを知って


後姿を想像した
自転車を漕いで
あの道を通ったのかな


涙が溢れた


止まらずに、流れつづけた























05/03/12


戻ったような錯覚を運んでくる
あなたのその優しい口調


知らなかったことを 一つずつ知っていくことが


こんなにも嬉しいだなんて


別に好きだなんて言葉にしていない
愛してるなんて 言わない


それでもきっと


ここには愛があるんだと























05/03/13


あなたが一番に付き合ったのは私じゃない


あなたが一番にキスしたのは私じゃない


あなたが一番に結ばれたのも私じゃない





だからせめて、 どうかせめて、 あなたの一番の愛を私に下さい





ふとした瞬間、一番に思い出してくれなくていい
だけど最後に、私を一番愛しているのだと


そう囁いてくれませんか? 嘘でもいいから























05/03/13


愛しいままでいるために





離れていなければいけないのかもしれない























05/03/13


何度か聞いた機械音
これじゃぁ履歴が埋ってしまうと、


そんなことでさえ
懐かしい記憶を甦らせる


あの日のように
幸せなものだったら どんなにかよかったろうに























05/03/14


敏感すぎるこの耳を。





やっぱりそうなのねと。





苦い笑いは私のもので、きっとあなたのもの。


触れたいと感じたその物語の後ろに流れた歌は
皮肉にもあなたの愛した人の声を聞かせた。























05/03/15


記憶を消すとか
思い出を忘れるとか


そんな発想が生まれるのは つまり








一生、愛しているからこそなんだと思う























05/03/16


私からは切れないから
あなたから電話を切ってよ と言えば
そうしてくれた


だったら、


私はあなたを嫌いになれないから
あなたは私を嫌いになってよ と言っても
そうしてくれる?























05/03/16


「もしも生まれ変わったら、君と幸せになりたい」





小説の中、映画の中、どこかで聞いた
感動的な言葉


そんなのは嘘でしょう?





本当は今ここで幸せになりたいに決まってる


だって、私たちは今、この世界で出会ってしまったんだから























05/03/18


この人とこの人が幸せになると分かっていて


彼女は彼を 彼は彼女を 好きになるのだと


すべて手にとるように分かるとしたら





人はそれを恋などと呼ばなくなるのだろうか























05/03/20


誰かとの会話をきっかけに 思い知る


自分の中のあなたは 本当に揺るがない存在だと





ふとしたことで「あのときは」「そのときは」


だって自分の生活を占めていたものの一部に あなたはいるから


切り離せないのです、ひとりの人間というのが























05/03/20


どんなに時間じゃないと言ったって
あなたと過ごした時間は長すぎて


木を見ても、空を見ても、
目に入ってくる全てが、思い出を運んでくる


そんなのは あなた一人なのです























05/03/20


君に 残念だ と言わせてしまったことさえも
僕の中では、 あの人とのたくさんの思い出の中の一部に
なってしまっているよ


そんなのは ねぇ 切ないよ と。


君が おめでとう を言ってくれたときに
できることなら戻りたいのかもしれない























05/03/21


だってそうすれば、


傷つけることばかり得意になんてならなかった。























05/03/24


幸せになろうと費やした時間分


忘れるのにも時間が必要なの?


だとしたら、私の時間は、
幸せになるために使いきってしまったんだわ


だから忘れられないのよ























05/03/26


思い知るのなんて分かりきっていたの
目の当たりにするんだって思っていたの


それでもやっぱり
私の胸はまだ
軋んで、痛むことを忘れないのです























05/03/26


全部あなたでした。





新しい服を買ったらすぐに見せたいのも
うれしいことがあったら電話をかけるのも
帰って来たら写真を一番に見せようと思ったのも


あの頃の私にとって





全部、あなたでした。























05/03/27


あんなことに必死になれた、冬


エレベーター使わずに階段駆け上って
買ったばかりのちいさな袋を握り締めた


あなたと話すきっかけだけ、それだけ よね


頬は赤くて
でも普段通り、装ったわ


あの気持ち 忘れたくなくて
私 今日も あのつめ切りで
丁寧に指の上、半円を描くの























05/03/27


ねぇ、知ってた?     −−−ううん、知らない。


たくさんの人がまばらに座る、薄暗い箱の中で
私があなたを見つけるスピードが変わっていないということ


彼も、彼女も 「どこ?」と辺り見渡すとき
私の指はまっすぐにあなたを指して はずれない


ほら、あの黒い帽子 なんて


誰よりも早くあなたに気づくこと
あなたが知るはずもない こと
だってそんなの 私だって知らなかったんだもの























05/03/28


触れた肩。
そんなことで幸せがまた一つ降ってくる


傷ついた顔をしていたあの頃の方が
今よりも幸せなんて馬鹿げてるわ


揺れたバス、傾いたのは?





目、つぶったのは?


ほら 涙ばかり流した日々が あんなにも 幸せだったの























05/03/29


結局、この言葉もこの想いも
分かるだろうはあなたで、
分かって欲しいのもあなたで、


それなのに あなたさえいない今
進む道なんて見えやしないのです


唯一   だからです























05/03/29


私のことをほっておけないと言っても


ただ一人「守りたい」のは


あの娘なんでしょう























05/03/29


あのいつかの公園の赤いベンチは青く塗り替えられた。


そこに座る高校生ぐらいの ふたり
男の子と女の子が笑顔 で
近くには二台の自転車


きっとたくさんの人がこれからも現れる





明け渡さなきゃならないの?
思い出も全て処分して
あの場所が私の物じゃないのは分かっているけど、どうにも 切ない























05/03/29


ねぇ、まだ こんなにも簡単に思い出せる
記憶を 想いを


手放せなんて言われたら


私 生きていけそうにもありません























05/03/31


今日、自分の部屋でね
着替えていたら


いまさら


あなたの匂いがしたの





忘れられてない、けど 許してください























05/03/31


幸せだった記憶が私を邪魔するの


お願い、聞いて?


これ以上泣かないために


お願い聞いて


苦しいならもう返事しないで























05/03/31


たった一人の人に
ただ「すき」と伝えることが
今の私にとって、一番難しいのです























05/03/31


本当は 会いたくて会いたくてしかたないのに