2014年秋 北陸パイチ祭:サロンカーなにわ撮影記

写真、文責:とも(管理人@鎌倉)

長らくギャラリー更新を怠っており実に2年ぶりの復活となりました。撮影はせっせと続けておりましたので原因は単なる怠慢でございます。ということで反省も込めて再開させていただきます。

去る9月27-28日に北陸方面に「サロンカーなにわ」による団臨が走りました。関東に異動したとはいえ、通いなれた湖西・北陸方面。「今の時期ならあそこでああいう風に撮ってみたい!」と妄想は膨らむばかりなので何とか都合をつけて帰省しました。あわせて、何本か撮影した絶滅危惧種に入りつつあるパイチ(EF81)の列車も紹介させていただき、あわせて「2014年秋 北陸パイチ祭」です。
 

1.サロンカーなにわ 往路

今回のダイヤは朝大阪を出て昼前に福井、そして金沢に回送ということですから湖西線が実によろしい時間帯になります。普通なら「鵜川あたりで」と考えるところですが、是非撮ってみたい所があります。それは雷鳥時代に掲載させていただきました「沓掛の俯瞰」。

前日夜、関東からばたばたと戻り朝はゆっくりと出撃です。ドライブコースは、湖西経由。素晴らしい晴天が広がっており今日は雲のことなど気にしなくとも良い一日になりそうです。なつかしい湖西路を走らせ鵜川を通り過ぎるとさすがですね、通過2時間前ですがすでに30人近く構えておられました。わたしはそのままパスして、沓掛へ。途中、きたぐにさんから「カンなし、トワ釜」とのうれしい情報。というのは、「なにわ」に関しては「トワ釜」と「なにわ」の塗色が似ているので専用機のように見えるので大好きな組み合わせなのです。ただ、5年も行っていないので「果たして撮影可能か?」という点です。以前から木の成長で厳しくなっていましたが・・・・斜面をよじ登り見覚えのある場所に立つと、昔どおり線路が見渡せますが「あかんわー」。左右の木が伸びて本日の編成(パイチ+7連)が乗るか不安です。サンダーバードなどで確認するとどうしても8両目に木がかかります。「うーんもっと高い脚立がないと・・・」といってもあと30分。今から移動も厳しくこのまま突入いたしました。

やがて、接近警報とともにしずしずと登場。素晴らしい編成美です。しかしやはり最後尾が木に隠れたのが残念。


2014年 9月27日 北陸本線 青海塩津‐新疋田 撮影:とも

 

 

2.通称「ダンロップカーブ」にて

本命の「なにわ」が少々不完全燃焼で終了し、さてどうするか。夕方には大阪市内に戻るので無理はできません。そこで来春の廃止が決定したトワイライトエキスプレスに気合を入れることにしました。最初は市橋のアウトカーブに行きましたがここは撮影地消滅(5年のブランクは大きいわ・・・)。ということで定番中の定番のダンロップカーブに行きました。さすがですね、すでに10人ばかり構えておられます。そのうちぼちぼちとギャラリーが増えていく中、接近警報と共に現れたのは何とパイチ貨物じゃありませんか!もう会えないと思っていましたがうれしい誤算です。ただ、700番台というのがここ数年の大きな変化を物語っていました。


2014年9月27日 北陸本線 新疋田‐敦賀 撮影:とも

 

そうこうするうちに、本命のトワ。このアングルでたしかフル編成はいるはずというかすかな記憶の中、緊張してレリーズを握りました。緑に溶け込み撮影しにくいトワですが、このように撮影するとまっすぐ伸びる黄色いサイドラインが実に美しかったです。ということで、めでたく1日目終了。


2014年9月27日 北陸本線 新疋田‐敦賀 撮影:とも


3.サロンカーなにわ(復路)

 さて、翌日も大阪は晴天。本日「なにわ」は、金沢から回送され16時過ぎに福井発となります。9月下旬の金沢-福井間といえば、これまた通いなれた芦原温泉-丸岡のそば畑。きっと白い花が満開に違いありません。

 さて、車を走らせ始めるとどうも今日は雲が多い。昨日と同じく湖西路を経由しましたが、厚い雲が空を覆います。これは、逢坂峠、山中越、敦賀、今庄、武生、鯖江と進めても同様。「せめて福井平野に出れば」と祈るような思いで走りますが、どうもよろしくおありません。まあ、晴れてはいるのですが、厚い雲がどんどん流れてきます。何はともあれ「越前おそしそば」ということで芦原温泉駅方面に移動です。

 ひさびさの越前そばに満足したあとは、そば畑の端にカメラを構えます。推定通過時間は16時。それまで3時間以上あります。ちょこちょこヒトは来るのですが、すぐにいなくなります。あとで知ったのですが、金沢からの回送は30分芦原温泉で停車ということで皆さん、ここを確認してから細呂木方面に移動されたのですね。雲は相変わらず。東のほうから巨大な雲の帯がちょうど撮影地の上を横切るパターンが続きます。私は、16時前の太陽高度が低くなったときに雲の下に出るのではないかという一縷の望み賭けることにしました。

 やがて、遠く2灯が。どうみてもパイチのライトです。「そういえばこの時間帯は工臨スジ」と思うなか登場したのは、原色パイチの工臨。ただ太陽は雲の中。


2014年 9月28日 北陸本線 芦原温泉-丸岡

 

 やがて、ヒトがどんどん増え、30名ばかりになりました。太陽は雲の中。露払いになる貨物4060レ通過時も雲の中。絶望的な気分です。「こりゃダメか」というときに、雲から太陽が顔を出しました。そして遠く、パイチのライトが。通過まであと1分か。振り返ると次の雲が近づいてきます。「早く来い」祈るような思いの中で、美しい編成が夕日に照らされて通過していきました。そして撮影後、デジカメのモニターを確認していると太陽は雲の中へ。


2014年 9月28日 北陸本線 芦原温泉-丸岡

 「列車通過時のみ曇り、通過後晴れ」というのは良くあることですが今回のようなケースは、本当に久々でした。「鉄の神様ありがとう」そして「やっぱ粘りが肝心」ということで足取りも軽く大阪に帰還し、めでたく「2014年秋 北陸パイチ祭」は終了しました。


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