Bongoの叩き方


コンガの次によく使われると思うのがボンゴです。(あくまで自分の中でですが)
どっちがコンガだっけ?と聞かれることもよくあります(笑)
大きい筒がコンガ、小さいほうがボンゴですよ!
皮モノでカツカツした音が欲しい場合はこちら。
基本的には、コンガの低音が鳴っている中で、高い音で細かく動くのがボンゴです。
あと、持ち運びの面を考えると、コンガよりも数段楽なので始めやすいかもしれませんね。


第1章 チューニング

コンガと同じくチューニングは大事です。
3章で詳しく説明しますが、ボンゴは指先でふちのあたりを叩き、「カン!」という音を出すものです。
アマチュアの吹奏楽をやっていてよく見かけるのが、張りが全然足りない状態で手のひらを使ってポンポン叩いている人。
おそらく「ボンゴの音」をイメージできていないのが一番の原因だと思います。
もしちゃんとした演奏を聴いたことがないのであれば、まずはプロの演奏の音を動画サイトなんかで聞いてみることをオススメします。

さて本題ですが、チューニングの仕方は同じ皮モノであるコンガとそう変わりません。
最初にチューニングボルトの六角ナットを緩めて低い音にし、ヘッド(皮)のチューニングボルト付近(4箇所)を叩いて音を聞きます。
この音がある程度均等になるようにボルトを回して音程を調節します。
そして、均等を崩さないようにナットを同じだけ締めながら目標の音程にします。
順番は、一個のナットを一気に締めなければそんなに気にしなくて大丈夫です。
あまり張られていなかった皮を締めているときには、パキパキと音が鳴ることがありますが、あまりに鳴らなければ皮が破れることはないと思います。
ここで、もしコンガと一緒に演奏するのであれば、コンガの一番高い音よりもボンゴの低い側の音が高くなるようにしてください。
目標の音になったら微調整して音程を正確に合わせます。
先ほどと同様に、チューニングボルト付近の音を全部同じになるように揃えてください。
これでチューニング完了です!


第2章 セッティング

ボンゴはスタンドを使って叩く場合と、座って足の間に挟んで叩く場合があります。
吹奏楽などでは通常、スタンドがついていますが、スタンドがなくても演奏できるものなのです。

まず、スタンドを使う場合。
右が低い音になるようにして置き、奥側(客席側)に少し傾けます。
ボンゴはフチを叩く楽器なので、ヘッドが自分側に向いていると叩きにくいのです。
高さはやはり叩きやすい位置。
自分は90°に肘を曲げた高さより少し上くらいですかね。

座って足に挟んで演奏する場合は同じく右側を低音にし、ガニ股に開いた足のふくらはぎの上に胴の側面を乗せるようにして挟みます。
片方が下がって斜めになっても、叩ければ問題ありません。
そんなに厳密な決まりはないので、チューニングボルトが足を圧迫しないような角度で置けば良いです。
最初は安定しないと思いますが、リム(皮部分の枠)を上手くふくらはぎに引っ掛けられると安定するようになると思います。
この奏法の場合、叩くときに手が太ももに当たるようになります。


第3章 ストローク

使う音の種類としては、

があります。
コンガには「ベーストーン」がありますが、ボンゴの場合は音も高くベースの役割は普通ありません。
では順番に説明していきましょう。

「オープン」
ふち付近を2〜3本の指で叩く音で、「カン!」という響く音が鳴ります。
ボンゴは手というよりは指で叩くもので、自分の場合は人差し指と中指の第1関節くらいで叩いています。
「しっぺ」というやつに近いですね。
ちなみに、左手で打面を押さえた状態で叩いた短い音も「ミュート」と呼んで多用します。

「スラップ」
手の力を抜いて、少し指を当てる面積を増やしつつ、さらに指先のスピードを上げて手を振り抜きます。
狙う場所は打面中心をやや外したところ。
上手くハマるとオープンよりもキンとした乾いた高い音が出ます。
腕の動かし方に関してはコンガと同じなので、そちらのスラップの説明を見て頂ければ良いかと思います。
ただ、こちらも手に負担がかかりますので、あまり叩きすぎないように気をつけて下さい。

「ヒール&トゥ」
コンガと似ていますが少し動きが変わります。
ボンゴは打面が小さいため、手の下半分(ヒール)と指先(トゥ)で交互に、打面のほぼ同じ位置を打ちます。
よってヒールを打つときは前方に手を押し出しながら、トゥを打つときは手を手前に引きながら打つ形になります。
ボンゴの基本リズムは次で説明しますが、基本的にはオルタネート(右手⇔左手の順に交互に叩く)で叩くため、一定のリズムで手が前後するような形になるかと思います。
音量としてはあまり出さない音なので、目立たないように刻んでいる程度で良いです。


第4章 基本パターン

前述しましたが、基本パターンは右手→左手→右手→左手→…のように交互に叩きます。
その中でアクセントやオープン/ミュートを使い分けることでノリを出します。

さて、楽譜の表記は以下のようにしています。
ヒール:H
トゥ:T
オープン:O
ミュート:M
また、○がついているのが右手(利き手)で、他が左手で叩く音としています。
ミュートは打面を左手(ヒールで叩く部分)で押さえながら右手でオープンと同じ様に叩いた音です。

マルティージョと呼ばれる一番使うパターンがこちら。


右はずっとオープンの動作をしていて、その間に左でヒール&トゥを入れます。
ヒールの後は右でミュートを叩くので、ヒールを打った後の左手は打面を押さえます。
トゥを打った後の左手は打面から離します。

どんな練習でもそうですが、ゆっくりなテンポで手順に慣れ、だんだんと速くしていくのが練習のコツです。
基本的にはこのマルティージョを叩き、間にロール(オープンの高速連打)やフィルインのような自由なフレーズを入れていきます。
そのあたりはラテンの曲を聴いてイメージしたり、フレーズを真似てみたりするのが良いと思います。


ボンゴの演奏上の役割は、コンガなどの低い楽器が一定のリズムで鳴っている上で、動きをつけて味を出していくものです。
聞くところによると本場のボンゴ奏者は、盛り上がってきたところでカウベルに持ち替えるんだとか。
引き出しの多さと遊び心が一番のポイントかもしれませんね。

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