「ミッドガルハイスクール」とは、コーネリア大陸にある唯一の高校の事です。
唯一...つまりコーネリア大陸にいる子供達はみんなこの学校へ通っている訳でして
学園の生徒数はズバリ世界一だといわれています。
(調べてないけど多分そうだろう)
いやいや、生徒数だけではなく実は学園の大きさも世界一!
(これも調べてないけど)
その土地の広ささときたら
東京ドームが軽く200つ分は入ってしまうほど...
もちろんそんな大きな学校ですから、ひときわ変わった事件もしばしば起こるんです。
さぁ〜て、今日はそのうちの一つをご紹介しましょう。
たしかあれは21代目校長の時の話でしたね...
ホッホッホ...(←めちゃくちゃ怪しい口調だなぁ...)
「ハーハッハッハ!!!我が名はエクスデス、この娘は私がもらったぞぉ!」
この物語の主人公はセシルという2−C組の男の子。
普通のお話なら、ここで格好いい登場をしてエクスデスを追いかけるのですが...
どうやらグーグーお昼寝のご様子。
「アーレー!」
「そ、その声はローザ!!」
セシル、やっと目を覚ます。
しかし気づいた時にはあとの祭り、
なんとエクスデスは教室の窓から飛び降り空を飛び去っていったのだ!
ウィ〜ン...
いや、正確には上からワイヤーでつり上げられていった...
「ワハハハハハ!」
「くそ〜、エクスデスめぇ。ローザっ!今助けに行くからなっ!」
「やめとけよ。エクスデスはこの学校の不良生徒の元締めみたいな奴ッスよ〜」
「止めるな同級生のウェッジ君!ローザが捕まったのは僕のせいだ!」
その通りである。(ちびまる子ちゃん・ナレーション風)
セシルにはエクスデスの居場所が分かっていた。
3−G組 ...エクスデス率いる不良軍団のたまり場だ。
「セシルさん、奴には四天王がついている。
このまま向こう見ずに行っても袋叩きにされるだけッス!かなうわけないッス!」
「じゃあ僕はどうすればいいんだよっ!!!!」
恋人をさらわれたショックは大きい。
あのSマリオ氏も毎回同じようなショックを受けていたのだろうか...?
「フンフフフ〜ん♪」
鼻歌を歌いながら早ベンをするセシル。
セシルは立ち直りが早かった...(魔法陣グルグル・ナレーション風)
「セシルさん、お弁当を食べる暇があったらローザさんを救い出す方法考えるッス〜」
「先生に報告するか...
いやいや、いくら大人達でもあのエクスデス達には勝てないし
説得に応じる奴らでもない...モグモグ」
「そうだっ!暁の四生徒に頼んでみたらどうッス?
この学校の何処かに4つのクリスタルの主、四生徒がいるって噂に聞いた事がある。
お前も知ってるだろ?
クリスタルは摩訶不思議でミステリアスでマーヴェラスな力をもっている」
「????」
「その四生徒ならローザを救い出す事ができるかもしれないぞ!!」
「モグモグ...さっそく探しに行って来るよ」
「おっ、おい!次の授業はどうするんすよ〜」
「先生に事情を話しといてー!!」
何とも早い展開。
しかしこの時の会話が、物語の後半に重要なキーポイントとなる事など
セシルならぬ作者さえも知る由はなかったのだ...
体育館に向かうセシル。
「生徒がたくさんいる場所...ズバリ体育館だな。いでよ!ミニチョコボ!!」
「クエーっ!!!(ボワン)」
前にも述べたがこの学校はとにかく広い。
学園内はこのミニチョコボを使って移動する事が多いのだ。
ミニチョコボとは??
遺伝子配合によって作られたバイオ動物。
一人乗り用のちょうど良い大きさで、入学時に無理矢理買わされてしまう。
けっこう高い。
「いでよ!」と叫ぶと、ご主人様の声を聞き分けて
すぐさま駆け付けてくるなかなか可愛い奴だ。
したがって召喚魔法とはまったく無関係である...
それでは本編に戻ろう。
体育館・表玄関に着いたセシル。
「ん?何か様子が変だなぁ...」
「ガヤガヤガヤ...」
「おっ、セシルじゃないか。何でこんな所に...?
いや今はそれ所じゃねぇんだ!お、お前も逃げたほうがいいぞ。じゃあな〜」
「ま、待ってよビックス君!いったい何がどうしたんだ??」
「ガヤガヤガヤ...」
次々と生徒が逃げ出ていき、
体育館の中から誰かが暴れる声が聞こえてくる...
「エクスデスは何処だ!!」
「せ、先生落ち着いて下さい...体育の授業がめちゃくちゃに」
「う〜む、入るのやめよっかなぁ...何だか怖い」
とか言いながらローザを救うためなら例え火の中水の中、
勇気を出して、そぉ〜と扉の中に入った。愛の力は強し。
「あっ!!ウーマロ先生!!!」
なんと暴れていたのは恐怖の熱血教師、ウーマロ先生だったのだ!
「エクスデスは...ぬぬっ?!」
「ひゃ!見つかった...!!」
「み、見つけたぞ!はぁはぁ...お前がエクスデスの正体だな?!
おとなしく職員室へ来い!!」
「えっ?えっ?えっ?何のこと??
どうして僕がエクスデスなの???」
「せ、先生違いますよ!何の根拠があってそんな事を?!」
「このスクープ写真を見てもしらばくれる気か!」
その写真とは、なんとエクスデスの鎧を付けたセシルの姿だった。だが...
「ウーマロ先生...これ、おもいっきし合成写真ですよ...」
「ほへっ?」
「ほら見て下さい。僕の顔と鎧の間に白い線がかすかに見えますでしょ?」
「俺は騙されぬぞぉ。
写真を合成するなんてドラえもんじゃあるまいに出来るはずないだろ!
ちょいと職員室までこんかい!」
「ほへっ?無実だぁ〜!!誰かが僕を、おとしいれようとしているんですよっ!!!」
無理矢理、引きずられていくセシル。
...とその時だった!(毎度お馴染みのパターン)
ドアがキーッと開く音が聞こえ...
「校長先生〜こっちです!」
逃げ出した生徒の一人が、校長にこの暴れ騒動の事を知らせに行っていたのだ。
「クポピプペポピ〜☆僕が校長のモグ校長なのねん」
「そしてオイラが校長先生を呼びに行った...」
「誰も聞いてないって...」
「こ、校長!今すかさず突っ込みをした、この白髪の生徒がエクスデスの正体で...」
「ウーマロ君、それは違うよ」
「ほへっ?」
「見てご覧なさい、この子の首のあたり。何処にも鎧をしていたあとがないクポ」
モグ校長...鼻が丸くて猫耳で背中に羽が生えている人間離れした校長先生。
だが、この巨大学園の責任者だけあって
知識も豊富で頭の回転が妙に早い、っていうか〜早すぎ?って感じぃ。
熱血ウーマロも、この校長だけには頭が上がらないのだ。
「おぉ!さすがは校長。
となると、この写真はやはり合成写真だったのだな。ハハハハハ!」
「ハハハハって、さっきは合成写真の事知らないって言ってたのに...」
こうして少年の無実が晴れたのであった!
「うひょひょひょひょ」
「ハハハハハ...」
「...ウーマロ先生、もう笑うのやめて下さいよ」
「イヒヒヒヒ...」
「先生っ」
「ん!?何だ白髪の少年?」
とぼけるウーマロの正面に立ち、セシルは少し苛立ちながら言う。
「僕の名前はセシルですっ!
笑うのやめて下さいって言ってるんですよ。容量の無駄ですから...」
「フフフフフ...」
「お、俺は笑ってないぞ」
「ヘヘヘヘヘ...」
「誰です!!姿を現すクポぉ!!!」
それは校長が叫んだ瞬間だった。
カーテンが一斉にしまり、明かりが切れ、
体育館の中は真っ暗になった!
「ホホホホホ。ウーマロよ、まんまと合成写真にひっかかったな」
「誰だ!」
「あともう少しの所でセシルをこの学園から追い出せたのに、いやぁ、実に惜しかった!」
「誰だと言ってるんだ!」
いくつものスポットライトがステージに集中する。
そして男の姿は現れた...
「なはーははあははは!ワシは教頭ガストラじゃ!
エクスデス様に、セシル、お前の暗殺を命じられたのじゃ!」
黒い帽子。白い髭。
そして、その体はなんと宙に浮いていたのだ。
「教頭先生が何故?!どうしてあんな奴らの言いなりに」
ウーマロ、とっさに走り出しガストラめがけてジャンプ&キックを繰り出す!
「貴様が俺の下駄箱に写真を入れやがったんだな?!
くそぉ、騙しやがってぇーーー!!!!!」
しかしMISS!
虚しくもそのジャンプはガストラがいる所までとどかなかった。
そしてガストラ、大笑い。
「うひゃひゃひゃひゃひゃ(中略)ひゃひゃ!
写真?下駄箱に入れた?ナハハハハ...
ワシは無実じゃぁ!なんてな。そんな事ワシ知らんよ」
「どうしちゃったんだろ教頭先生...何かおかしいよ!」
「答えは簡単クポ。エクスデスに操られてるんだクポ☆」
そう言うと、校長はニコニコしながら敵の方に歩き出したのだった。
「まずはガストラ君を上からおろさないとね」
校長はこう叫んだ。
「うにょ〜ん」
なんとも情けない声。
右手をガストラの方に向け、もう一度
「うにょ〜ん」
あぁ...その時だった。あの世にも恐ろしい出来事が起こったのは。
校長の右腕がどんどん伸びていく伸びていく...
「うぎゃぁーーー!!!!!」
そこに居合わせていたメンバー全員が同じように悲鳴をあげてしまった。
暗闇の中にこの光景...ホラーです。
人間離れしすぎてるよこの校長...
「な、なんじゃこの気持ちの悪い手はぁ...!」
ガストラも、これはかなわんとばかりに暴れるが
校長の右腕はそれを追いかけるように伸びていく。
...しかし、腕は突然思わぬ方向へと進み出した。
「校長先生はいったい何を考えているんだ?」
ガストラの頭上を越え、さらに上、見えなくなるまで上へ上へと伸びていく...
「ひゃひゃははは!校長め、気が狂っ...ん?もしやお前、しまった!」
ガストラは校長のやろうしている事に気づいた御様子、さらに暴れている。
そこに校長がこう一言。
「落ちろっ!」
「!?」
ひゅーーーーーーーーーーーーーーーー!
ドスーーーーン!!!!
空中浮遊していたガストラはセシル達のいる板の床へ落ちていった。
「戻れ!」
校長の右腕は、まるで掃除機のコードの様にシュルシュルと戻っていく。
それは一瞬の出来事...いや、一瞬の悪夢だったと言うべきであろう。
今まで腕が伸びる人間なんて聞いたことあっただろうか?
特報王国でもこんな情報はこない。
おっと、今肝心なのは腕の話しではなく
どうやってガストラを下に落としたかって事だったよね。
「こ、校長。俺には何が起こったのか、さっぱり分かりません...」
「セシル君。暗闇の中、だいぶ目が慣れてきたようだけど
ここらで電気、つけてきてくれませんかね?」
「は、はいっ」
...カチッ
ガストラによって暗闇の世界に閉ざされていた体育館は
元の明るさに戻っていく...
そこでセシル達は驚くべき(?)物を見た。
「ワイヤーだっ!!!」
セシル達の見た天井には太いワイヤーがつり下げられていたのだ。
ワイヤーは、まっすぐ下に垂れ下がっているが、そのすぐ途中で切れている...
そして真下にはガストラ教頭...
「ワイヤー...暗闇...そうか、分かったぞ!」
「ワイヤー...暗闇...俺にはまだ分からん」
「つまり、教頭先生はこのワイヤーでつり下げられていたんですよ。
エクスデスも前に、同じ事をしていました。
登場する際に明かりを消したのは、
きっとワイヤーをカムフラージュさせるためだったんです」
「な、なるほど...校長はそれを切ったんだな」
「そう言うことになります。
空中にいる方が戦いに有利ですし相手を威嚇する事だって出来る。
だが、犯人にとって校長先生が現れた事は、かなり致命傷でしたね」
「フフフ、名推理だよ金田一君」
「おぉぉ!しゃべった。あんな高い場所から落ちて無事だなんて」
「金田一って誰?」
「ヌヌヌ...ノリの悪い奴らめ...」
「校長先生...教頭先生を元に戻す方法、ないんですか!?」
「これまた答えは簡単クポ!操りマシンを外せばいいクポ☆」
操りマシン...その名の通り、人、または動物を操る道具。悪役軍団の非出図品。
その形はたいがい<ワッカ>として登場する事が多い。
「...と言うわけで、ガストラ君が身につけている<ワッカ>を外すクポ!!」
「コラお前らぁ!コソコソ話はやめるんじゃ!!」
ガストラが身につけている<ワッカ>系装備はご覧の二つだ。
腕・ミサンガ
頭・操りの金の輪
「クポクポ〜。どちらか一つが当たりというクポねぇ〜」
校長は、こういう事には気がつかない...
「うにょ〜ん」
「げげっ!またその攻撃かぁ」
「その腕にしている物を取るクポ」
しかもカンも悪い...
「同じ手二度も喰うワシじゃないわい、バカにすんな!」
怒ったガストラは伸びてきた腕をつかみ、
「ガブッ」
と噛みついた!
「痛いクポぉーーーーーーー!!!」
「うぅ...なぜかこの腕ヨーグルトの味がする...」
「痛いよぉ痛いよぉ!セ、セシル君と言ったっけ、あとは任せるクポぉ!!!」
「強いのか弱いのか分からないなぁ...」
校長は泣き叫びながら逃げ出した。
ササササササ....(逃げる音)
「ど、どうするよぉ。校長が逃げ出した今、
俺達二人でどうやってあいつに立ち向かうんだ?」
「校長先生が言うには、<ワッカ>を外すことによって
エクスデスの操りの効果が切れるみたいです」
「コラコラお前らぁ!コソコソ話はやめるんじゃ!!」
「ちょっと待って、すぐ終わるから...」
「分かった」
「<ワッカ>っつーと...あぁ、腕にしているアレだな!さっそく俺が外してや...」
「あれはただのミサンガですよ!
教頭先生の頭を見て下さい...」
ガストラの頭には、まるで西遊記の金の輪の様な<ワッカ>が...
怪しさ120%だ...
「ウーマロ先生は左からせめて下さい。僕は右から行きます」
「おっ、二人がけであの金の輪を外すわけだな。OK」
「も〜いいかい?」
「も〜いいよっ!...それじゃ先生、いちにのさんで飛びかかりましょう」
いち...
にの...
さん!!
「そりゃぁ!」
セシルとウーマロは、合図と共に頭の<ワッカ>へ飛びかかった。
が、しかしだ。
ガストラは一瞬ひるんだものの、
すぐに冷静を取り戻し自分の両脇に垂らしている左右の白髪を手に取った。
そして、ロデオの縄のごとく髪を振り回し
「これでも喰らうがよい!」
...と二人に投げ付けた!
シュルルルル!!髪は首にからみつく。
「うぐっ、しまった!」
セシル達はもがきながら
「く、苦しい...」
「うぉー!俺の青春もここまでかぁーーー!!!」
なんともお馬鹿な攻撃方法ではあったが、効果は絶大なものであった。
「わしゃしゃしゃしゃ。死にたくなければセシル、この学園から出ていくがよい!」
「ど、どうして...そんな?!」
「フフフフフ...エクスデス様のご命令なり。
死ぬか出ていくかどちらか一つ。
早く決めないと、隣のウーマロはそろそろ危ないぞぉ...ヒッヒッヒ」
アワを吹き出しているウーマロ。
青白い顔がますます青く染まっていく...
「せ、先生!...く、くそぉーーーーーー!」
ガストラはセシルの苦しんでいる顔を見て、
またニヒニヒと笑い出した。
この男、フルネームを<ガストラ・ハイデッカー>といい
昔からこの様な笑い上戸だったらしい。
「ガハハハハ!最後の審判じゃ。君の決断を聞かせてもらおうか?」
「うぅ...」
「Wファイア!!!」
「!?」
2つの火柱はセシルとウーマロの頬をかすめガストラの白髪に引火した!
「あっちぃちぃ!!ちぃ!」
首を締めていた髪はアッと言う間に燃えて灰になり、セシル達は無事一命を取り戻せた。
...突然の出来事に
さすがのガストラも今度ばかりは冷静にいられない。
「あぅわぁ...ワシの、ワシの自慢の髪の毛がぁ...チャームポイントがぁ...」
「俺達助かったみたいだナ」
喜ぶウーマロ先生。
「こ、校長先生だ!きっと校長先生がまた助けに来てくれたんだ!!」
喜ぶセシル。しかし、そこに現れたのは校長ではなく...
「わ〜るかったわねぇ、校長じゃなくって」
「き、きみは誰?」
そこには、ベレー帽をかぶった一人の女生徒が立っていた。
「さっきは名前なんか聞いてない!って突っ込んでたくせに...はぁ〜まったく。
オイラはリルム。校長先生を呼びに行った優秀な生徒だぜ!」
「あぁーあの時の!まだいたんだ...」
「コラコラコラお前らぁ!コソコソ話はやめるんじゃ!!」
「うるさいおっちゃんだねぇ。ファイアーーー!!!」
そう叫ぶと,なななんと彼女の指先から火柱がっ!
格好いいー!!
先ほどの校長と同じシュチュエーションながら、えらい違いだ。
火柱はガストラの頭の<ワッカ>に命中!
<ワッカ>はどんどん加熱していき...
「あっちぃーー!こんな物もう被っておられんわぁ」
熱さに絶えきれず、その真っ赤になった金の輪を自ら外したのである。
「フッ、頭脳の勝利だわね...」
「やったぁ!!これで操りは解けたはず」
セシル達は戦闘に勝った!
経験値442
ギル0手に入れた!
リルムはレベルが上がった!
セシルは何もしていないのに何故かレベルが上がった!
ウーマロは青春の1ページがまた増えた!
「はっ。ワシは今まで何をしていたのじゃ」
ガストラはお馴染みのセリフとともに混乱が解けた!
「オイラのおかげで君達助かったんだよ。
本来ならあたし、見ず知らずの人間はほっとく主義なんだけどね。
人見知りだから。
おっとウーマロ先生、助けてあげたお礼に体育の成績あげてよ」
「が〜!頭がガンガンするワイ!!」
とにかく喋る喋る...
戦闘に疲労したセシル達にとってさらなる攻撃となった。
「リルム...って言ったけ。さっきの火柱はどうやって出したの?」
「あぁアレね。このクリスタルを持っていればあの程度の魔法ならだれだって出来...」
「ク、クリスタル?!魔法?!と言うことは君が暁の四生徒!!!!」
リルムはポケットからクリスタルと言われる水晶を取り出した。
その輝きは、まるで真っ赤に燃えさかる太陽の様。
今まで見たことのない不思議な...マーヴェラスな石。
「あたしが暁の四生徒?プププ..残念でした。
これ、借りてるの。オイラのクラブの先生に」
「ひょっとして、その先生が...」
「そう!かの有名な暁の四生徒の一人!!」
(先生なのに暁の四生徒と呼ばれる理由はまた後ほど)
「その先生に会わして!」
「...どうしよっかなぁ〜」
キーンコーンカーンコーン
4時をしらせるチャイム...
「あっ!いっけない、もうこんな時間だ!!」
「今からそのクラブに行くんだろ?僕もついでに連れて行ってよ」
「別にいいけど...どうして?」
あっそうか。みんなは、まだ彼の目的を知らなかったんだ。
「あんた誰?ここは何処?」
状況を把握していないガストラなら尚更のこと。
取り敢えずセシルは、
恋人ローザがエクスデスにさらわれた事、
暁の四生徒に助けを求めに旅(?)に出た事、
自分の誕生日・血液型・趣味
家族構成の事、
初めてのお留守番をした日の事等、すべてを話した。
「ばかっ!恋人をさらわれたってぇ!?
それを早く言えって。あたしの肩につかまって!」
「???」
「先生に会いたいんだろ?クラブの教室までワープ魔法を使うんだよ!」
「あ、ありがと!」
運がつきだした。
体育館に来たのは成功だったわけだ。やはりセシルの考えは正しかった!
...が、実のところは
「自分がもし人捜しをするなら、やっぱ一番生徒が集まる場所に行くッスね」という
友人ウェッジのアドバイスがあったからこその思いつきだったりする。
「待ってくれぇ!!」
「ワシらも連れていってほしい」
そう言い出たのはウーマロ&ガストラであった。
「俺を利用したエクスデスがゆるせん!セシル、俺もローザ救出に協力するぞ!!」
「セシル君達、操られていたとはいえワシは申し訳ない事をした。
お詫びといっては何だが...どうじゃろか?」
「もちろんいいですよ!」
「...このワープ魔法、定員3人までなんだけど...」
「ガハハハハ!定員なんて怖くないわっ!!」
「いや、そういう話しじゃなくって...」
熱血体育教師:ウーマロが仲間になった!
教頭:ガストラが仲間になった!
「それじゃあ行くわよ、みんなあたしの肩離さないでねっ!」
「OK!」
「テレポーーーーー!!!」
ピロディロディロディロ〜♪(ワープする音)
...やってきましたのは美術室前。
ついに暁の生徒の一人に会える訳だ...
「着いたよ。オイラ、美術部に所属してるんだ。
絵のセンスがすごく良いっていつも誉められてんの。」
「それよりもさぁ...」
「何?」
「教頭先生達、見あたらないけど...」
「あらら?定員オーバー無視してワープしたから
違う次元にでも飛ばされたのかも」
「えーーーーっ!?だ、大丈夫かナァ...」
熱血体育教師:ウーマロは仲間から外れた!
教頭:ガストラは仲間から外れた!
「さっ、中に入りましょ」
ガラララララ
そのころ...
「教頭、無事ですか!」
「...」
「教頭!!!」
「大声を出すなっ!まだ頭がガンガンするワイ」
見知らぬジャングルに飛ばされていた...
MIDI詳細
1章....「ファイナルファンタジーVIIメインテーマ」 by.DR(零式)さん
2章....
3章....
4章....「バトル」
by.H-Hosoiさん
(HPへ)
5章....
6章....「ん?2」
by.吉田恵介さん
(HPへ)