オレが炎のセールスマンになった理由(前編)
俺は、まだ『インチキ壷会社』に入る前
自分で作ったわけの分からない物を売っていた・・・
「おい、これ買わないか?」
「結構です」
このとき、俺は相手に何かしらの技をかけた
たぶん、プロレスと柔道の寝技を足して2で割った技だったろう・・・
「なんだと、買えよホラッ!」
「うわわ、分ったからやめてくれ」
相手はしぶしぶ買っていった
「よし、今日はなかなかの売り上げだったな」
このとき、俺は後ろの電信柱から
異様な気配を感じトいた・・・が、無視した
「さて、家に帰るか・・・」
「ちょーーとまってくれ♪」
いきなり、俺の前に変な格好のおやじが出て来た
黒いマントに黒いシルクハット
真っ赤な蝶ネクタイにサングラス
なんかフラーンスって感じのヒゲと顎ヒゲ
しかも、その格好でサンバを踊っている
うーん、異様な気配はこいつであったか・・・
「なんだお前は」
「私はひと呼んでサンバー田中♪
インチキ壷会社の社長だ・・・♪」
「サンバー田中?」
「そーう♪・・君、セールスマンの素質がある
私の会ミの入らないかーい?」
「怪しいからいやです」
俺はこの時、マッハに近いスピードで逃げた・・・
「なんなんだ、あのサンバー田中ってのは・・・」
しかし、これがサンバー田中との戦いの幕開けだったのだ
次の日、又俺が商売を終えた所で来た
次の日も、次の日も、次の日も、次の日も・・・・
何度も声をかけられ、遂に俺は奴の話を詳しく聞く事にした
この時、話を聞かず国外へ逃亡しても良かったが
こう、念をおされると諦めがつく
この思い切った行動が今の俺でいられるのも過言ではない
「おい、サンバ−田中
俺は、ここまで念をおされると断われんタイプだ
詳しく話を聞かせてもらおう」
「おおっ、やっとその気になってくれたか
いやぁーよかったよかった・・・
よし、私についてきなさーい♪♪」
俺は、サンバー田中についていき
やがて、やけにどでかいビルに着いた
はっきし言って、ビルと言うよりタワーだった
「うおー、これがインチキ壷会社かぁ」
「ふふ、びっくりしたかーい♪
ようこそ、私の会社『インチキ壷会社』へ」
この会社の社長とは・・・・恐れ入った・・・
では、こっちにきなさい」
「は、はい」
こんなでかい会社の社長と分かり
俺はものすごく緊張した
そのうえ、いままで逃げ回っていた事の罪悪感と
入り交じあって、さらに緊張を生んだ・・・
「では、君はとても優秀なセールスマンと
認める前に、少しテストをする」
ポチッ・・・
「へっ?」
俺は、落とし穴にはまった
くそ、謀られたか・・・
俺はそのまま、奴のマントより黒い暗闇の中へと落ちていった・・・
その中、奴の声が聞こえた
「テストは5つある・・・生きて出られたら
君を炎のセールスマンと認めよう」
炎のセールスマン?
なんだかしらんが、覚えてろよサンバ−田中・・・
後編に続く・・・