じゃん 僕はストーリーテラーの服部祥子のクラスの担任
糸井故郷(いといふるさと)27歳独身、国語教師で3−Dをうけもっている
はっきし言ってしまうと・・去年、つまり2年のときも服部の担任
だったんだだが・・・もう正直うんざりしている
「壷に関係ある仕事」とか「私は壷の精霊」だとか・・・
僕としては・・つい先日「アフリカ最南端からノルウェー横断」に
成功した「朋友」のような立派な人物になってほしいのだが・・・
でも、これも何かの縁と思いいろいろ面倒を見るつもりですがね
さてと、お喋りはここまでにして
僕が、服部のためにパンフレットを貰いに「インチキ壷会社」に
出向いた事は、もう知ってると思うが・・・
それまでには色々と大変な事に巻き込まれたんだぞ・・って
え、知らない?・・そう言う人は「服部祥子(前編)」を読め(ください)


ザ・パンフレット(前編)

今日は、生徒達に将来の職業について聞いたのだが
その中に、前代未聞な返答をした者がいた・・・
そう、あの壷好きで有名な骨董品店の生徒・・服部祥子
彼女は将来、壷に関わる職業につきたいと言う・・・んな無茶な
僕はもちろん「自分の店を継いだら?」と疑問形で答えたが
返答は<NO>だった・・・古臭いのはどうも嫌らしい
まったく、壷そのものが古臭いだろうに
でも、生徒の将来は教師には決められん
その生徒が自分自信で切り開いていくものだ
そこで僕は、ちょっとしたお手伝いと言う事で
壷の職業を探して見る事にしたのだ
「さて、壷の職業と言っても・・・どこを当たればいいのか
 骨董品店はまず駄目だろ・・陶芸家はぁー、トレンディ−じゃ無いかも
 どうしようかな・・・タウンページで調べてみたりして・・・」
半分冗談のつもりで「壷」をタウンページで検索してみた
「はは、やっぱりあるわけ・・・あったぁーー!!」
半分冗談のつもりだったのに、本当に見つけてしまった
いやぁ、やってみるものだと心の中で叫んだ後
見つけた会社の住所をしぶしぶと見つめた

「壷売り(株) by インチキ壷売り会社
 #@$県 &**区 !^%市 △−○□−×※×」

僕はその時、物凄く驚いた・・・たぶん某漫画の青タヌキが鼠を見るなり
飛び上がった時の高さ以上に飛び上がっていただろう
「この住所・・・St.シンジン高校の真ん前じゃ無いか」
僕は、さっそく行ってみる事にした・・・

どひゃぁ、ここにデカイ会社が建っていた事は知ってたけど
ここまでデカイとは思っても見なかったぞ
ウィーーーン
うわぁ、外も凄いが中はもっと凄い!
「いらっしゃいませ」
うおぉ、綺麗なお姉さんだ・・・たぶん受付嬢だろう
「えーと、うちの高校の生徒が壷に関係のある職業を希望
 していまして、それで参考にとパンフレットを・・・」
「君、君ちょっと、壷の返品は駄目だっていったでしょーが」
「どわぁ、誰ですかあなたは」
「ん、壷を返品にきた客ではなかったのか?」
「あたりきちゃりきはんちゃりき(謎)
 うちの高校の生徒が壷の職に入りたいと言うので、その参考にと
 パンフレットを貰いに来ただけです!」
「い、今パンフレットと言ったか?」
「言いましたよ、パンフレットって」
「そうか・・パンフレットと言ったか・・・」
「????」
「お一人様ごあんなーい」
「ちょ、ちょっと・・引っ張らないでよ」
男に強引に連れてこられた部屋に『パンフレットの間』と書かれていた
「おいおい、何だよこれ」
そこに来るなり、強引な男が部屋のすみにある
マイクらしき物に向かって叫んだ
「ふふふふ、いでよ六法全書」
それは、『トラ』・・いや『ライオン』・・違うな・・・そーだ『猪木』だ
うん、猪木の様だった・・・
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッッッッッ・・・・
物凄い騒音の後、僕の前に4人の男達と1人の女性・・・
そして意味ありげに、おかまが1人現れた・・・
「ようこそ、パンフレットを求めさまよう旅人よ・・・」
黒ずくめのサングラス男が話し掛けて来た
「なんなんだよ、僕はただパンフレットを貰いに来ただけだぞ」
「だから、ここがそのパンフレットを授ける部屋なのよ」
おかまが言った
「へ?」
「驚くのも無理は無かろう・・・我が会社ではパンフレットはまさに
 聖書たるもの・・・それをただ貰うだけとは行かないのだよ」
「そうデス、その聖書を手にしたければ私達の
 3つの試練を受けて貰いまス」
なんだってー、いったい何が起こったんだ?
それに、3つの試練って何?


後編に続く・・・


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