FF7AC ワンシーンより改訂版


クラウドは、愛車フェンリルに乗って
デンゼルの他の子供達を迎えに北の大空洞まで走らせてきた。

(…………いた!!)

だが、近づくにつれて一人の見覚えのある少年の顔がクラウドの目に映った。
思わず止めようとしたが、タイヤがスリップし転倒してしまう。
「くっ…………!!!!」

子供達はバイクとクラウドから避け、それを見たカダージュ達は妙に嬉々とした顔つきでいた。

「やっぱり来たね!!」

「子供達を迎えにきた」

それでもなおも続く笑顔を消さずクラウドの周りを歩き回り、ふと歩みを止める。

「この人はねぇ、僕達の兄さんなんだ。でも、残念だけど………………裏切り者なんだよ!!」

二つに分かれた剣「双刃」を突きつけ、苦渋に満ちた表情を作る。
しかし、クラウドはあるまじき発言をする。

「エッまじで!??じゃあ俺の妹ってこと!??」

「ちょっ、ちょっと待った!!
 アンタ頭おかしいんじゃないの!?
 弟ではあるけども、妹だなんて、そんなアホなことがあってたまるかぁ!!」

カダージュよりも髪の長いヤズーが絶叫する。
しかしその間にもクラウドは勝手に話を進めていた。

「よーしそうと決まったら早速ミッドガルの市役所(?)に戸籍を…………」

「や、やめろーー!!!」

それからクラウドは思い出したように、

「あ、そうそう。お前達の名前は兄ちゃんが決めてやったからな」

とサラッと言い放った。
その言葉に対し三人は更なる絶叫を迸らせた。

「い、い、一体アンタは何考えてんだよ!??」

「(聞いてない)えーとお前はオーガスタね」

とカダージュを指差し、
今度はヤズーとロッズ(ちなみにマッチョ体質)を指差しながら

「んでそっちの髪長いお前はセレスティア。んで一番女らしいお前はリリアンな」

「―――――いっイヤだ心から迷惑だー!!!!!」

「お、俺いっちゃん男らしいのに…………何で逆に……(泣)」

そして終いには衣装まで用意したクラウド。
ビラビラしたお嬢服と普通のメンズの服をひけらかしている。

「セレスティアとオーガスタは和服とドレスそっちがいい?」

どこから持ち出したのか(女装イベント時?)着物と真っ赤なドレスを掲げ、
目を点にしたアホ面を晒している。

カダージュは真っ赤になって和服をひったくり、

「こっちのほうがまだマシだ…………」

とぼやいた。

「なんかいった?」

「ぃぃぇ…………(汗)」

「んじゃソレ着てみて」

「…………」

「早く」

思い切り苦渋の顔を作り、嫌々ながら着替えた。

「はい、リリアンにはコレね」

「やったーーーー!!!一番マトモな服だーーー!!!(泣)」

その服は、ごく普通のジーンズとヘヴィ(?)なTシャツのセットだった。
それを目にした二人が、和服とドレス姿で抗議する。

「なんだとロッズ!!お前兄貴達を裏切るのか!??(怒)」

「いいや、既に裏切ってる!!お前はそっちの非人間と同じ人種なんだ、裏切り者なんだよ!!」

みかけによらない弱虫な彼は「何で俺に!??」と抗議した。

「さ〜って、ミッドガルに戸籍登録しに行ってくるか」

「「「やめろーーーー!!!!!!」」」

「行かせるかっ!!」

「もう行って来たよ」

「そ、そんなぁーーーー!!!!!」

「ドミノ市長に出してきた」

「てゆーかドミノ市長生きてたんだ?」(汗



終わり