「VI+VIII式収穫祭 第四話 "隠し撮り放題"」


アンジェロという犬は、箱をリノアに渡した。
リノア「よしよし、いい子いい子。
    これは、アンジェロがたまたまアンジェロサーチを使ったときに出てきたの!
    ほら、見て!」

彼女が箱を開けたとたん、当たりはまばゆい光に包まれた。
その箱の中には、自分で発光している何かがあった。
よくみると、小さい石のようだ。
魔石にも似た形だ。

リノア「これはいったい何なのか分からないけど、きっと価値があるに違いないわ!
    これなら乗り気でしょ?」

ロック「なんかお宝って感じだな!俺やるぜ!なあみんな、やるよな!」
(付き合ってやるか・・・。)
(なんか面白そう・・・)
(あれ、新種のモンスターの卵か?)
(いや、未発見の魔石かもしれない)
(よしよし、やるべきやるべき??)
(いっちょかましたるでぇ!)


そうこうしているうちに、スコールが
さっき会ったキスティスという人とゼルらしき人を連れてきた。
スコール「こっちがキスティス。さっき会ったから分かるだろう?
     それから、こっちがゼルだ。覚えられなかったらチキンでいいByサイファーだそうだ」
ゼル「な、なんでだよ!」
スコール「サイファーに聞け」
ゼル「・・・」
キスティス「で?どうして私がやらなければならないの?」
スコール「暇そうだったからだよ。どうせ暇だろ?」
キスティス「まあ、ここのところ授業もないし・・・いいわ。」
リノア(授業がないって・・・どういう教官なわけ?)
スコール(言うなリノア。
     最近臭い息のせいで不信任案が出されているせいで
     授業数を減らされているんだが、本人には内緒なんだよ)
リノア(そ、そうなの・・・)

ちなみに、もう一度おさらい。

*この隠し芸大会は「コーンフェスティバル」のプログラムの一つである
*くじ引きで選ばれた二人一組、合計6組の隠し芸で争ってもらう
*賞品は謎の光る石である


というわけで始まったくじ引き。
たまたまトイレに行っていたモグは忘れ去られてしまい、
スコールとリノアと一緒に司会をやるらしい。
とりあえず、以下の3組が決定。

(ここら辺からセッツァーが忙しくなるので
 解説文章を私hirokoがやらせていただきます。口数少ないけどよろしく。)

キスティス+ストラゴス
セリス  +セッツァー
ゼル   +ティナ

キスティス「同じ青魔道士同士、仲良くやりましょう!」
ストラゴス「そうじゃのう。」

セリス「ええーーーっ!セッツァーとぉ〜〜?」
セッツァー「なんだよ・・・なんでそんな顔するんだよっ!(汗)」

ゼル「あ、よっ、よろしく。」
ティナ「よろしく(ニコ)」

柄になく照れるゼルだった。


ロック「次は俺・・・んっ?くじがない!」
リノア「そんなはずないけど。変だね。くじを用意したのはスコールでしょ?」
スコール「・・・??」

スコールが出ていってくじを入れてあった袋を調べる。確かにくじはもう一つも残っていない。

ロック「早くくじを入れてくれよ!」
カイエン「練習が出来ないでござるぞ。」
スコール「いや、ここまで来たんだ。面倒くさいから合理的に個人で別れてくれないか?」


マッシュ「んな事言われたってなあ・・・」
リルム「いいから早く決めちゃおうよ。じゃあね〜・・・誰とがいいかな〜?」
セリス「ねえ、そこの二人いいコンビ名があるわよ。だからくっついちゃえば?」
ロック「はぁ?コンビ名・・・??」
セリス「題して「マッシュリルーム」よ!」
リルム「セリスにしては寒いこと考えつくね。」
セリス「まあね!!」

セリスが自慢の金髪をかき上げる。
リノア(あまりほめられていないような・・・)

スコール「あと残りは適当に決めてくれ。」
セリス「と言ってもほとんどエドガーとロック、それからカイエンとガウで決まりみたいなものね。」
ティナ「定番過ぎるんじゃ・・・」
ストラゴス「いやいや、なおのこと異色性を追求した方がいいゾイ。」
ゼル「よくわっかんないけどよ、それならこれがいいぜ!適当に並べ替えてみたんだ!!」

ガウ+カイエン
ロック+エドガー

スコール「・・・順番を逆にしただけで何が異色性だ、ゼル?」
ゼル「あ、・・・ああっ!!!並べ替えすぎた!!!」
リルム(・・・バカ・・・)
ロック「いいよもう、これで決めようぜ・・・」
ゼル「でっでも、俺の意見は生きるよな!!」
キスティス「どう考えても全然生きないと思うけど・・・」
スコール「まあ、決まった順に隠し芸を披露してもらうという形にすれば
     ほんの少しだけ生きるんじゃないか?」
ゼル「やったぜ!」
全員(それでいいのかーーー!?単純すぎーーーー!!)


スコール「では、今から鍵を渡す。各組の控え室の鍵だ。」
そう言ってスコールから各自に手渡されたのはカードキー。

カイエン「???妙に薄い鍵でござるな。このような物で鍵が開くのでござろうか??」
リルム「カイエンのおじさん、知らないの?これをぐいぐいっとこう、きゅっと丸めて、」
スコール「違う・・・部屋の前のドアに差し込んで鍵を開ける仕組みだ・・・」


そして全員が各部屋に行った。

リノア「さてと、私達はどうするの?」
モグ「そうクポ。あ、ちなみに僕はどこかで書いてあったとおり一緒に司会をするクポ。」
スコール「ああ・・・実はあの6つの組の部屋、全てに隠しカメラが仕掛けてあるんだ。」
リノア「じゃあここで控え室の様子が分かるのね?」
モグ「スコールは頭がいいクポね。」
スコール「なかなか褒め上手だな・・・モグ・・・(照)」
リノア「あ〜、照れてる〜!」
スコール「なんだよリノア、見るなよ〜・・・」
モグ(やっぱり苦手クポ)


リノア「まずはセリス+セッツァー組から見てみましょう。」
スコール「では、控え室Bを・・・」

セリス『ええーーっ!?』
セッツァー『いいだろ?それなりに着替えればまあまあ見えると思うんだ。』
セリス『でもあなたは所詮負けね・・・』
セッツァー『それは言うな!』

モグ「ちょっと遅かったクポ。肝心なところが聞こえなかったクポね。」
リノア「うーん、残念・・・あ、そうだ、さっきの「マッシュリルーム」が気になるんだけど。」
スコール「じゃあ、控え室Dを・・・」


マッシュ『・・・と意気込んだはいいけど、俺達ってあまり接点がないよな・・・』
リルム『うーん・・・そうだ、絵を描かないっ?』
マッシュ『俺は絵なんて描けないよ・・・』
リルム『絵って言ってもただの絵じゃないんだってば!そこらへんが隠し芸なのよ!』

モグ「なるほど〜、絵クポね。」
スコール「しかし、それはリルムの個人的な物にならないか?」
リノア「マッシュの登場のさせ方が問題かもね。じゃあ次はどこにしようか?」
スコール「ゼル達のところが気になるな・・・控え室Cを見てみよう。」


ゼル『へえ、じゃああれも可能かも知れないな。』
ティナ『でも、もうできるかどうか・・・』
ゼル『大丈夫。実はこの世界には・・・』
ティナ『ならば見た目だけ合わせれば!!!』

リノア「この世界?見た目??」
スコール「何気なく謎に満ちた会話だな・・・」
モグ「何が可能クポ・・・」
スコール「今度はガウ+カイエン組でも見てみるか。」
リノア「控え室Eね!」
スコール「分かってるじゃないか!」


カイエン『では、練習でござるぞ。』
スコール(リノア、いきなり練習だ!!)
リノア(何をするんだろう?)
モグ(手元にはハンカチ・・・ま・・・まさか手品クポっ!?)

この先はネタバレのためにお伝えできません。
ガウ『大成功ガウ!!』

リノア「ちょっと聞こえちゃったね・・・」
スコール「それに・・・見えたな・・・」
リノア「さ、さてっと、次はどこかな。キスティス達の所を見ようか。」
スコール「それだと控え室Aか。」


ストラゴス『・・・あとは何かできるものは・・・』
キスティス『そうだわ、これなんかどうかしら?』
ストラゴス『それではそのGFとやらの力を借りねばならんゾイ。』
キスティス『私が持っているわ。それで出来るはずよ。』

モグ「ちなみにGFって何クポ?」
リノア「あなた達の世界で言う幻獣のような物よ。」
モグ「そうクポ!!でも一体何をするクポ?気になるクポ〜」
スコール「次はエドガー+ロック組を見てみるか。」
リノア「ゼルがいたら「ロックが先だ!」って怒るだろうね〜。」
スコール「もう覚えていないだろ・・・では控え室F・・・」



リノア「あれっ?ロックがいない????」
スコール「逃げたか?」
モグ「しかもエドガーが隠しカメラに気付いて手を振ってるクポ・・・」

ロック「よう。ちょっと頼み事があるんだが・・・」
スコール「っ!!!!・・・なっ、なんだ?(汗)」
ロック「実は、研究のためにFF7の設定資料集を借りたいんだ。持ってるんだろ?」
スコール「あ、ああ・・・確かにFF6の時のようにもらってはいるが。ほら、これだ。」

スコールから設定資料集を受け取り、パラパラとめくると、ロックは頷いた。

ロック「よし!これでいい!ちょっと借りとくよ。」
スコール「ちゃんと返せよ!」
ロック「分かってるって。」

そしてロックは控え室に戻っていった。


モグ「その後の動向が気になるクポ。」
スコール「もう少し控え室Fを見てみるか。」

ロック『借りてきたぞ!!』
エドガー『そうか、で、見つかったのか?』
ロック『ばっちりだ!さ、買い出しに行くぞ!』

そして二人は控え室を出ていった。


リノア「ええっ!?」

すぐ横を二人が通っていく。

リノア「ねえそこの二人!何しに行くの?」
ロック「衣装や小道具を買いにバラムの街まで行って来るだけだよ。」
スコール「小道具か・・・3時間以内に戻ってこないと収穫祭が始まるぞ!」
エドガー「往復でどのぐらいかかるのだ?」
スコール「そうだな・・・歩いて往復40分程か・・・」
エドガー「充分だ。ロック、行くぞ。」
ロック「よしっ!」


と、そこへセリスとセッツァーがやってくる。

セリス「・・・あの二人は一体何しに行ったの?」
リノア「衣装や小道具を買いに行くんだって。」
セリス「ふーん。ならば行く先は一緒ね。
    この先バラムの市街までどれぐらいかかるかしら?
    あとどうやって行けばいいのか分かる?」
リノア「大体歩いて往復40分、道路があるから道なりに行くといいよ。」
セリス「ありがとう。ほら、セッツァー、モタモタしてないで行くわよ!!」
セッツァー「待ってくれーーーっ!!」

と言うわけで、この二人もバラムへ向かうのだった。


リノア「みんな、何を買いに行くんだろう?」
スコール「そんな事もあろうかと、実はビデオカメラ片手に
     ラグナがバラムの街に行っていたところだ。
     ラグナ、聞こえるか?出番だぞ?」

ラグナ『スコールか?ん?俺を呼んだって言うことはもうそろそろ俺の出番ってわけだな!!』
スコール「あと20分ぐらいで四人来るぞ。」
ラグナ『おっし!じゃあ陰に隠れて待ち伏せしてるぜ!取材魂が燃える!!』
スコール「頼んだぞ。と言うか絶対見つかってばれたとか言ってとちるなよ!」


20分後・・・

ラグナ『来ました来ました!!!四人がなんとなく喋りながらやって参ります!』


セリス「先に衣装を見に行きましょうか。」
ロック「セリス達は何をするんだ?」
セリス「まあまあ・・・見てからのお楽しみよ。」

ラグナ「どうやらブティック「COTTON」に入ったみたいだ!」
スコール『あとを追ってくれ』
ラグナ「よし!」


エドガー「なかなか見つからないものだな・・・」
ロック「長期戦覚悟だな。」

セリス「あ、セッツァー!ちょうど良さそうなのがあったわよ!」
セッツァー「本当か!?どう考えても見つからないと思っていたのに・・・」
セリス「これと、あとは私の服ね。私は探しているから近所の美容院を予約してきて。
    あと帽子も頼むわよ!」
セッツァー「分かった!」

ラグナ「スコール隊長!報告!セリス+セッツァー組は美容院を使う模様!」
スコール『美容院か・・・とりあえず今はここで待機だ。
     見つからないようにな。暇を見て隠しマイクを設置して来るんだ。』
ラグナ「了解!」


ロック「おっ、あったあった。これでいいんじゃないか?ほら、これでサイズもちょうど良いだろ。」
エドガー「となるとあとはこの頭が問題か・・・」
ロック「そこらのコンビニかなんかで二三本買っていけば固まりそうだな!」
エドガー「うう・・・髪が傷む・・・」
ロック「俺はかつらも必要そうだし・・・エドガーは武器屋で仕入れてきてくれないか?」

ラグナ「も一つ報告だ!ロック+エドガー組はコンビニと武器屋に入る模様!
    あとはかつらも購入しそうだ!」
スコール『かつら?一体何をするつもりなんだ・・・』
リノア『とりあえず美容院ね。ラグナさん、美容院重視でお願い!』
ラグナ「じゃあ、美容院に行って先にマイクを仕掛けてくっか!」


ラグナ「こちら美容院「ROSE」前!マイクは仕掛けたからそっちで確認してくれよな。
    それではコンビニに行って・・・」
リノア『ラグナさん!目の前に武器屋!最初にそっちを見てみてくれない?』
ラグナ「あ、エドガーだっけ?が何か買ってるな。
    えっと・・・よく聞こえないけど、ガーデンまで発送を頼んだみたいだ。」


スコール「セリスが美容院に来たぞ。」
リノア「じゃ、マイクを・・・」

店員『いらっしゃいませ。』
セリス『とにかくツンツンにしちゃって。』
店員『と、言いますと?』
セリス『そうねえ・・・チョコボ頭、かしら?』

モグ「チョコボ頭ならば知ってるクポ!FF7のクラウドクポよ!」
スコール「ん?と言うことは・・・?」

ラグナ『スコール!スコール!!』
スコール「ん?ラグナか?」


ラグナ「コンビニの「24MART」に到着したぜ。」
スコール『ロックはいるのか?』
ラグナ「いるんだけど・・・ヘアムース「スーパーハード」を3本買ってるぞ・・・」
リノア『なっ、何考えてるのっ!?』

モグ「美容院は時間内に終わるクポ・・・?」
リノア「うーん・・・??とりあえずガーデンの方の様子を見ようよ。」
スコール「ところで飾り付けはどうなった?」
リノア「私見てくるね!」


リノアが会場に行くと、ステージの用意も万端に整っていた。
会場はとうもろこし一色である。
セルフィ「あ、リノア〜!みんなはどうだった?」
リノア「全然なにしでかすのかさえわかんな〜い!」
アーヴァイン「そんなもんだよ!文化の違いってやつ?」
リノア「・・・全然そうじゃないと思うけどね」
アーヴァイン「まあまあ。でもこっちは準備オッケーだよ。いつでも!」
リノア「ありがとーっ!」


スコール「それから、食事は?」
モグ「僕が行ってくるクポ。」


モグが食堂に行くと、とうもろこしのにおいが辺り一面に漂っていた。
モグ「いいにおいクポ・・・」
キロス「ん?なんだね君は?」
モグ「あ、食事のレポートするようにスコールさんから頼まれたクポ。」
キロス「・・・そうか。なら手伝ってくれ。とても私一人では終わりそうにない。」
モグ「え!?で、でも料理なんてしたことない・・・」
キロス「ごちゃごちゃいわんとはようしときぃ!」
モグ「(ほ、方言!どこの!?
    とにかく怒らせると怖いクポ・・・)は!わかりましたぁ!」


リノア「ただいま!結構ステージいい感じだったよ!」
スコール「そうか・・・。しかしモグが遅いな・・・」
リノア「ではでは、私が行ってまいりま〜っす!」


リノア「モグ!」
モグ「ひえええっ・・・・や、やりますやります!」
リノア「?????」
モグ「あ、リノアさんクポ・・・」
リノア「その格好・・・」

モグはエプロン姿で働いていた。

キロス「おりゃぁ!さっさとはたらかんかぁ!」
モグ「ひぇぇ!そう言うことなので今はちょっと無理クポ。ごめんクポ。」
リノア「そ、そうなの(汗)じゃあスコールにそう言っておくね。」


そして。

リノア「モグはキロスさんの手伝いをやらされてるみたい。」
スコール「そうか・・・ならば本番までの中継は俺達二人でやろう。
     ところで、ガーデンにいる残りの4組は・・・?」



以下、次回へ続きます! (絵・ババロア2世)